題名のない音楽会 振ってみまSHOW!③後 6/1

TV朝日 日曜午前9:00~9:30
「題名のない音楽会」

以前にもやった、
<振ってみまSHOW!あなたの夢かなえます>
第3弾(後編)。

高校の吹奏楽部で学生指揮者をやっているという彼登場。
ブラ4の4楽章を振る。ちょっと硬いがなかなか安定していてよい。
ちゃんとブラ4の音楽になっていた。
佐渡氏も「ほ~っ」という表情で見入っていましたね。
学指揮やってればこのくらいは振れるようになりますね。
こういう人って一杯いるんでしょうね。

大柴亨様という男性登場。どっからどう見てもルー大柴だが、
「ルーさんでしょ?」(佐渡氏)
「・・・いえ・・・大柴亨です」
本名で出るあたりがいい。新世界の4楽章冒頭を振る。
しかも掛け声入りだ(笑)。
でも小学校の頃から音楽鑑賞の授業が大好きだったそうだ。
音楽好きな人って多いんですね。

同じ高校生で、女の子が登場。ベト7の1楽章。
踊るような指揮だが、なんと明るい表情で楽しそうに振るのだろう。
心洗われるようだった。

75歳の男性登場。大学オケをやっていた、と古い写真が出る。
同志社大学交響楽団と看板に書いてある。名門ですね。。
こういう世代で学生時代からオケをやっていたなんてハイカラです。
田園の5楽章を振る。最初緊張からか手が少し震えていたが、曲が始まると、これまたとてもいい表情でとても楽しそう。なかなか堂々としている。
しわしわ(失礼)のお顔だが実に味があって楽しそうな表情。
きっとこれまでの長い人生、楽しいことやそうでないことも沢山通り越しての境地なんだろうな、と思わせられる。

最後、46歳、航空宇宙開発機構(?)の人。チャイ4の1楽章。
この人もアマチュアオケでずっとやっているとのこと。奥さん・娘さんと3人でバイオリンを弾いているビデオが出る。よっぽど好きなんでしょうね。
この人もなかなか安定した指揮。

審査の途中、ということで秋川様が歌う。歌は「旅立ちの日に」。
千の風の2匹目か?

グランプリは、75歳のおじいちゃん。
宮本文昭をもってして、「こういう風に歳を取りたい」と言わしめた。

そして受賞の挨拶をした時に、
「音楽とは音を楽しむことです。皆さん、ぜひ音を楽しんで下さい!」
とメッセージまで送っていた。

最後は全員でカルメン前奏曲を指揮する。凄いことになっている。

自分はここのところこれといった活動はせず、こうやってイチャモンばかり付けているが、こういう人達は上手いとか上手くないとかはともかく、何しろ、こうやって出てくるだけでもすごい行動力だと思う。尊敬します。

 
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題名のない音楽会 振ってみまSHOW!③前 5/25

 ここのところ仕事が忙しくなってしまい全然更新できませんでした。
あまり仕事が忙しいのも考え物ですよね。。。
しかも病人を抱えていると本当に、真剣にそう考えます。
新聞に「息子介護」の問題が出ていた。自分は息子介護では
なかったが、こういうのを見ると、本当に人事とは思えない。
こういうテーマも少し書いてみたい気もする。今度書いてみますか。

TV朝日 日曜午前9:00~9:30
「題名のない音楽会」

以前にもやった、
<振ってみまSHOW!あなたの夢かなえます>

アマチュアが指揮をする企画だ。

(以前の)

2007年7月15日<振ってみまSHOW!②後>

2007年7月8日<振ってみまSHOW!②前>

録画しておいたのを見る。

審査員は、3月にオーボエを「置いた」宮本文昭氏、「音楽プロデューサー」という肩書きで紹介される。指揮者の岩村力氏。作曲家?この人はなんというの?青島広志。ジャーナリストの鳥越俊太郎と、秋川雅史様(本当によくテレビに出ますね、この人は)。

アマチュアの出演者の皆さんは、熱~い指揮だ。
皆、相変わらず独特のスタイルだ。
応募ビデオ(一人練習風景?)は危ないものがある。。
自分もそうやって練習してたっけ。。。

大体の人は、あまり思い入れが強すぎて、指揮としては主張が強すぎる面もあるが、ご本人はいたって楽しそう。アマチュアですからね。

小澤征爾の第九の指揮を見て指揮にあこがれ、大学オケでも学生指揮者をやったという24歳の彼(若いな~。羨ましい)。

自分のスタイルがほぼ出来上がっている。ちょっと飾りが多いが安定した指揮。第九の1楽章冒頭をやる。なぜこの地味な部分を??
この企画にしては珍しく真面目なタイプの出演者だ。

佐渡裕の指揮を見てハマッて指揮に目覚めた、という中3の彼の、踊るような指揮も、良し悪しは別として、非常~にインパクトがあった。

もう一人、10歳の小学生の男の子が印象に残った。
「展覧会の絵」のバーバヤーガをやった。棒の振り方はまだまだだが、立ち姿が、審査員にも褒められていたが、安定感があり堂々としていて、印象に残った。

こういうのを見ると、指揮というのが簡単そうに見えていかに難しいかが分かる。あまりインパクトが弱すぎてもいけないし、主張が強すぎてもいけない。音楽の表情を手・身振り・表情などで表現するにも、オーバーすぎず、必要最小限の動きでしなければならない、と思う。

プロの指揮者にも色々あってそれぞれだが、なんせ指揮者だけが、重要な役であるにも関わらず、演奏会で唯一音を出さない「音楽家」であるという不思議な事実がある。それでも心の中で音楽を歌いながら指揮をして、我慢しきれずに声が出てしまうこともあるらしい。

コバケン(小林研一郎)がうめきで有名らしいが、小澤征爾やカラヤン、バーンスタインらの録音を聞いていても、これ明らかにそうだよ、と思われる声が聞こえるものがある。「んん~。。。ウン・ウ・ウ~」てな感じ。。

自分が好きというか、理想と考えていたのは、飛び跳ねたりする指揮とは対極で、指揮しているかしてないか分からないかくらいのほんの少しの動きで、演奏はもの凄い音を出している、というのがかっこいいな~と思っていた。(これをやるのはなかなか難しい)

来週もパート2をやるらしい。次はどんな人が出る?

 
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題名のない音楽会リニューアル

TV朝日 日曜朝9時「題名のない音楽会」

前司会の羽田健太郎氏死去後、空席となっていた司会者に、指揮者の佐渡裕氏が決定とのこと。

先々週に初回があった。この時は見損ねたが、どこだったかのアマチュア団体が出たように新聞に書いてあった?

13日の2回目のは録画してちょっと見た。

演奏には佐渡氏の手兵ともいうべき(こういう言い方は少し語弊があるか?)シエナ・ウィンド・オーケストラが出ている。

しょっぱなは「キャンディード」序曲だ。
かなり佐渡氏の個人的感情というか趣味に走った企画にも思える。まあそれはいい。

佐渡氏はアマチュアにどんどん音楽の楽しさを分かってほしい、と言う願いが強くあるように思う。よくアマチュア団体を登場させることからもそれが伺え、そういう要素がこれからは強くなっていくのではないか。

そういうカラーは、山本直純氏亡き後、小澤征爾は大御所になってしまい、キャラクター的には適任でしょうね。佐渡氏は。

演奏は、う~ん。オケの原曲に近い鮮やかな響きではある。

でも、どうも、、、木管の音が少し弱い気がしてしまう。
金管はそれなりに音が出ているのだが、木管がセンが細い感じがどうしてもしてしまいます。。もっと鳴らしてもいいと思う。

これ、私の単なる個人的趣味だろうか。

それでもシエナは、今日本で一番人気と実力を兼ね備えているバンドと称されているのではないだろうか。

あと有名どころは、佼成は佼成として、大阪市音楽団がある。
好みの問題はあるが、大阪市音楽団なんかの方が演奏はプロっぽい感じがする。一見地味で好きでない人もいるかもしれないが、演奏はこっちの方がプロっぽいと思う。

シエナも、あまり知られていないが、90年結成初期の録音は、色々吹奏楽オリジナルをやっているが、ほとんど注目されていないようだ。注目され始めたのは、後半、佐渡氏と組むようになってからだと思う。ブレークするまでには少し潜伏期間があったということなのだ。

 
 
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N響ほっとコンサート2007 BS2放送!

やるやる、N響ほっとコンサート2007。

3月21日(金)10:00~ BS2

ようやくやるらしい。番組表で発見しました。

昨年やったヤツである。ちょっと遅くないかい?

昨年のN響アワー枠ではやらなかった曲もあるので
見逃さないでよかった。早速録画予約セットする。

3月20日(木)にはこんな番組も。

13:00~20:00 BS-hi

ベルリン・フィル大特集みたいなのをやるらしい。
7時間・・・・って。そりゃあやるのは嬉しいけど、、、
見るヒマないがな。。

録画したって7時間分も後で見るのが大変ですがな。。

まだ昨年末の紅白とベルリン・フィル・ジルベスターと
新年のウィーン・フィル・ニューイヤーの録画もじっくり見てないのに(笑)。

いくらなんでも節操のないプログラムではないか?

 
 
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NHK 冬、夢の景色 2/11

2月11日(月)NHK総合 19:30~20:45

1チャンネルの特番「冬、夢の景色」
副題は、「冬から春の名曲とお笑い。美しい映像のステージ」。

自分は別にNHKの支持者でも信奉者でもないのだが、ついつい見てしまった。それなりに違和感なく見られてしまうところが怖いのだが、毎度ながらこの手の番組、結構突っ込みどころのある内容でもあった。

冒頭、司会というか語りというか、、、「案内役」とかいうのか。
萬田久子が綺麗なインテリアの洋館っぽいセットで語りかけるところから始まる。最初、夕食の支度をしながら遠目で見ていたら、安めぐみかと思った。PJの演出とかぶってます。。本当にそっくりだった。
こんなんでいいのかNHK!

歌が主役というよりは、冬とか景色、とかをキーワードにしており、地方の雪景色などが多く映る。

なぜか天童よしみが「いい日旅立ち」でトップバッター。

この人は言っては何だが、体のパーツのバランスが普通の人と違っていて、長身・細身・小顔の氷川きよしなんかと並んで立った日にゃあ、見ているこちらの遠近感がめちゃくちゃになってしまう妙さだ(氷川くんは今回は出ていません。誤解のないように)。身体的特徴についてこれ以上いうと問題になるのでこれくらいにしておくが、紅白とかで小柄なこの人が派手なドレス着てたりするのも、見る度に、ディズニーランドの「イッツ・ア・スモール・ワールド」のアトラクションに出てくる人形を連想する。

森昌子「越冬つばめ」。病気していたそうであるが、最近またよくテレビに出るようになった。長いブランクと、寄る年波には勝てないか、上手いには上手いのだが、全盛期ほどのインパクトはなく、時々声がひっくり返りそうな不安定さがあり、見ているこっちの方が心配になる。この人は、あれだけの歌唱力も実績もあった人なのだから、多少ブランクがあろうが何だろうが、びくびくせずにもっと思い切って歌いたいように歌ったらいいと思う。

途中で「コメディー」と称してコントが入る。要は寸劇。
この手の微妙なコントはNHKのバラエティーならではのお得意物だ。
中川家が登場する。野口五郎も出てくる。相変わらずこの人はコントが上手い。「私鉄沿線」では相変わらずのハイトーンを披露する。

柏原芳恵がちょっとだけ出てきて「ハロー・グッバイ」のさわりだけ歌う。
後から「春なのに」をちゃんと全曲歌ったので納得。この人は皇太子が一時ファンだったという人ですよね、コンサートに行って花渡したとかいうこともあったらしいです。。(言っていいのだろうか、こんなこと)

コントまで見て、この企画、昨年か一昨年も似たようなのがあったような気がする、と思い出す。その時も中川家が寸劇で出ていた。この時は、中村玉緒とCDを出したという理由もあったが、今回は何で出たのだろう。その時の実績を買われた?

八代亜紀は「愛の終着駅」と「舟唄」の2曲歌う。
いずれも「『演歌の女王』の名を欲しいままにした」(というキャッチフレーズで語られていた)頃のヒット曲である。この人も息の長い、独特の個性を持った人である。最近はあまり売ろう、という欲がなさそうに自然体に歌っている感じがよいのではないだろうか。

杉田二郎が「風」を歌う。この人、前はもっと普通に歌っていてよかったと思うのだが、ここ数年は、桑田佳祐のような歌い方をする中村雅俊に似た歌い方をするのがどうも気になる(こういう表現で分かってもらえるでしょうか、だって本当にそうなんですもの)。

千昌夫「北国の春」。この人も相変わらず。
やっぱり千昌夫は千昌夫、という感じだ。

ここまでつらつらと来ましたが、、、

オチがなくってすみません(笑)。

 
 
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飯島 諒君

大分以前、難波薫さん(fl)のことを載せたが、最近なぜかその記事のアクセスが多いと思ったら、飯島諒君の検索キーワードでひっかかっているようです。

飯島諒君というのは、1997年にNHK教育テレビの「趣味悠々」という番組で「フルート入門」というのをやっていたことがあり(講師は工藤重典氏)、そこの初級編コーナーに、番組と一緒にフルートを始めたという、当時小学生の諒君が毎週登場していたのです。この記事に諒君のことも書いているからです。

 → 難波薫 フルート・レボリューション(2007.4/20) 参照

諒君は、一昨年、仙台だかのフルートコンクールで高校生部門1位という輝かしい成績を残したというのをどこかで見つけました。まだ、というか、もう高校生か、という感じです。ご両親はともにフルート奏者であるということも判明しました。やはり出るべくして出ていたのだ、という感じですね。。。

このまま行けばもっとメジャーになって全国区で見られる日も遠くないんではないでしょうか。
 
 
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ウィーン・リング・アンサンブル ニューイヤー・コンサート 2

ウィーン・リング・アンサンブルのニューイヤー・コンサート
2008年1月5日(土)14:00 埼玉会館(浦和)

ウィーン・リング・アンサンブルとは、あのウィーン・フィルの首席メンバーからなる楽団で、小編成ながらそうそうたるメンツのアンサンブルである。

昨年、タウン誌に広告が出ていて、シュルツ氏がメンバーに入っているらしいことから、行きたいと思っていた。

ダメ元で当日券がないか会場に電話してみる。
お姉さんぽい声で「結構ありますよ~」。
なんじゃそりゃ。早速出掛ける。

S席:¥5,000、A席:¥4,000、B席:¥3,000。

空いている席を座席表で教えてくれる。なんでこんなに余ってるの?
演奏会では、全体の音がよくミックスされて聞こえる後ろの方の席と、
奏者の表情や息遣いもよく分かる前の方とどちらにするかいつも悩む。
今回は小編成なのと、シュルツ様を間近で見る目的で前の方にする。
A席4,000也で何と前から3列目(少し端の方だったが)。

メンバーは以下。みんな各セクションの首席だ。

◆ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)
◆エクハルト・ザイフェルト(ヴァイオリン)
◆ハインリヒ・コル(ヴィオラ)
◆ゲアハルト・イーベラー(チェロ)
◆アロイス・ポッシュ(コントラバス)
◆ウォルフガング・シュルツ(フルート)
◆ペーター・シュミードル(クラリネット)
◆ヨハン・ヒントラー(クラリネット)
◆ギュンター・ヘーグナー(ホルン)

今年のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートには出てないくさかった人もいるが、過去には、ニューイヤー・コンサートに出てすぐ来日して、ということもあったらしい。

【演目】
1.ニコライ 歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
2.ヨーゼフ・シュトラウス 天体の音楽
3.ヨーゼフ・ヘルメスベルガーⅡ 妖精の踊り
4.J.シュトラウスⅡ ポルカ・シュネル「浮気心」
5.J.シュトラウスⅡ ポルカ・シュネル「狩」
(休憩20分)
6.J.シュトラウスⅡ オペレッタ「くるまば草」序曲
7.C.M.ツィーラー ポルカ・シュネル「人生は喜び」
8.ヨーゼフ・シュトラウス ワルツ「うわごと」
9.J.シュトラウスⅠ ジプシーのガロップ
10.J.ランナー マリアのワルツ
11.F.レハール 「メリー・ウィドー」メドレー
12.J.シュトラウスⅠ 狂乱ガロップ

アンコール
1)ツィーラー ヴィネア・ガロップ
2)J.シュトラウスⅡ ワルツ「美しく青きドナウ」
3)J.シュトラウスⅠ ラデツキー行進曲

****************

いや~、凄い。最初からトップスピードに近いノリ。
完全に楽しんで音楽をやっている。緊張するとか、間違うとか間違わないとかいうレベルではないんですね、彼らは。

ワルツ・ポルカ類は本家ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでも毎年同じようでいて実は違う曲をいつもやるくらい数があって、知らない曲も多いが、それでも演奏がしっかりしていて全然気にならない。音楽で言いたいことをはっきりと表現していて意図が手に取るように分かる感じだ。

ワルツなんか、びみょ~にテンポを揺らすのだが、指揮者もなしで、わずかな体の動きによる合図でビタっと合ってしまうのだから大したものだ。
我々日本人が必死こいて「1・2・3」とかやるのとは違って、彼らには理屈じゃないんでしょうね、こういうのは。

16時終演予定とあったが、全曲終わってまだ20分近くある。アンコールを期待して皆拍手すると3曲もやってくれた。最後の2曲はお約束ではあったが、ドナウなんかは本当に素晴らしかった。冒頭の弦のきざみが小さく始まり、やがてクレッシェンドするところなんか、こんな単純な音形なのに感動してしまった。

今回のような名曲シリーズのような曲でも、決して手を抜かず、一期一会の最高の演奏をしようという真摯な姿勢がひしひしと伝わって来た。

これが本場の底力なんでしょうか、編成や音量が小さいだけで、音楽の作りはウィーン・フィルそのものだ。聞いているこちらも演奏に引き込まれて行くうちに、これ、ウィーン・フィルを聞いているのと同じだよ、と思った。

この凄さ・醍醐味は、例えるならば、南米とかヨーロッパの名門サッカーチームのメンバーが来てフットサルをやるのを目の前で見る、とでもいった感じだろうか。いかに凄いか、という点で。

シュルツ様は、最初の方は編曲のせいかあまり目立たなかったが、休憩後の「くるまば草」あたりから吹きまくり・目立ちまくり。
24金フルートは濃厚で滑らかでかつ高密度な響きです。後ろの方で聞いてもものすごくよく音が響いていたと思います。来た甲斐あり!!

クラリネットのシュミードル氏。高校時代、ブラバンのクラリネットの同級生が盛んに、シュミードルとかプリンツとか騒いでいた、その人である。
クラリネットは2本も入っているが、基本的に編曲が内声の役割中心であまり目立つところは多くない。なんてもったいない、と思うが、ご本人は気にする風もなく楽しそうにやっている。

ホルンのギュンター・ヘーグナー氏、この人も名物奏者の代表格だ。
随分と歳とった感じになったが一流プロのホルンはやはり安定度抜群。
ドナウの冒頭なんか結構高めの音で難しいと思うがそこはばっちり。

あと、印象に残ったのがコンマスのライナー・キュッヒル氏。
「キュッヒルさん」と親しみをこめて呼びたくなるような、紳士的な印象の人である。

初めて生でまともに聴いたが、この人の演奏には実に深い感銘を受けた。
キュッヒルさんには「職人」とか「求道者」という表現がぴったりだ。音楽家というのは本来はこういうもんなんだろうな、と感じさせる。
音もすごく綺麗でよく通る。ソロを聞いているのと大して変わらない。
家内(バイオリン歴少し)も唖然とした感じで見入っていた。

さすがウィーン・フィルのコンマスだけある、と思った(当たり前か)。
先週のN響アワーにも登場しましたね(まだよく見てないよ~ 泣)。

日本で最近目に付くのは、音楽家というと、特にオケのコンマスとかで、妙にエッチくさい感じの人が多い。どこの誰とは言わないが、、、

芸術家→アーティスト→色気、というイメージを持っているのだろうか。
でも、それって何か違う感じがする。

****************

問題なのは、こんな凄い企画なのに、当日券が結構あったということ。

昨年9月くらいから販売開始していたらしいのに。
即日完売でもおかしくありませんよ。
ウィーン・フィルそのものなんか来日したってそう簡単に手に入らないだろうし、ものすごくお買い得だと思うが。。

ウィーン・フィル、ニューイヤー・コンサートという文言は、クラシックになじみの薄い人でもポイントが高いキーワードだと思うのだが。。。

ワルツなんかをやる、ニューイヤー・コンサート系の企画は一頃注目されたが、かえってありがたみが薄れて来客率が落ちるのだろうか。

いかんよ、興行主の宣伝方法の問題じゃないでしょうか。

聴衆側も、こういうのを見落とさずに聴きにいかなきゃ。

長くなりました。

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ニューイヤー・コンサート

おひさ。。。

朝ドラ評をやめてから、なかなかモチベーションが上がらず、しばらく投稿しないうちに、年が明けてしまいました。

朝ドラといえば、今回の「ちりとてちん」もなかなか面白いですね。
今度少しコメントしてみようかとも思う。

久々の投稿に相応しい話題を。
もう大分経ってしまったが、

ウィーン・リング・アンサンブルのニューイヤー・コンサート
2008年1月5日(土)埼玉会館(浦和)

ウィーン・リング・アンサンブルとは、あのウィーン・フィルの首席メンバーからなる楽団で、小編成ながらそうそうたるメンツのアンサンブルである。
暮れからタウン誌の広告などで見つけて、行きたいと思っていた。

しかし、病人を抱え、子供は平日は近所のじじばばに預かってもらっているという状態で、そんなのに行ってる状況じゃないだろう、とあきらめていたが、この日は子供がじじばばの所がいい、と言い出したため、がぜん行きたくなってきた。

会場に電話し、当日券が残っているかダメもとで聞いてみたところ、結構空きがあるらしい。これは行くしかない!と家内と二人で行くことにする。

私のお目当てはもちろん、シュルツ様(ウォルフガング・シュルツ、fl)。
ムラマツの24金フルートを吹きまくる御仁である。

う~ん、なかなか素晴らしい!

詳細は、、、つづく。(笑)

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N響ほっとコンサート?

久々の投稿。

今年のN響ほっとコンサート。

この間N響アワーでやった。
昨年は、その後、コンサートの全曲をBS2で後日やった。
N響アワーで、その日程の案内もあった。

今年もそれを踏襲してやるかと思ったが、未だにやっていなそう?
BS-hiでは9月26日にやったようだが見損ねた、、、

N響のホームページに放送予定があるのだが、そこでも12月までは予定がなさそう。なんでやんないの?見落とした?8月分からチェックしていたんですが。。。

早くBS2でやってくれぇぇぇ!
きっと忘れた頃にやるんだろうな。

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見たぞ N響アワー・ほっとコンサート

見ました。8月5日に行われた、今年の「N響ほっとコンサート」の模様、
昨日・9月2日のN響アワーでやったのを見る。

放送したのは以下。

-------------------------------------------
2007年8月5日 NHKホール 指揮 山下一史

「キャンディード」序曲(バーンスタイン)
ビオラ協奏曲 第3楽章(ホフマイスター) Vla:佐々木亮
愛のあいさつ(エルガー) Vc:木越洋
コミック・ポルカ「小言の多いおじさん」(フチーク) Fg:水谷上総
チャルダッシュ(モンティ) Vn:篠崎史紀
サンチェスの子供達(マンジョーネ) Flg hrn:津堅直弘
パントマイム(スパーク) Euph:外囿祥一郎
キャリオカ(ユーマンズ) Tub:池田幸広
吹奏楽のための組曲第一番(ホルスト)
-------------------------------------------

キャンディードはまあまあ。
ビオラ協奏曲。あまり馴染みがないが、なかなか上手い。
木越さんは、チェロには珍しく、立ってソロ演奏。

ポルカは初めて聞く。フチークといえばフローレンス行進曲くらいしか知らなかった。水谷氏はおじさんの扮装で演技しながら、演奏までわざとヘタウマに吹く凝りようである。譜面はどうなっているのだろう。。

これを見て、やっぱりファゴット吹きだなあ、、、と妙に感心する。大学オケの時も、ファゴットといえば、毎年「ヘンなパート」上位に選ばれる、と自称(自慢)しているようなパートで、変り者が多いパートとされていた。(ちなみにもう一つの「ヘンなパート」上位はチェロだ。ここも変り者が多い・・・)
ちょっと真面目な人なら、頼まれてもここまではなかなかできない(笑)。
本人もある程度やる気がないとここまではできないでしょう。。。

篠崎コンマスは、子供用のちっこいバイオリンでチャルダッシュを弾く。
音程の間隔が通常サイズの楽器とは全然違うだろうに、こういうことは誰にでもできることではないですよね。凄いことをするもんだ。

「サンチェスの子供達」以降は吹奏楽編成での演奏。

サンチェスは、、、何だろう。。。
伴奏ブラスは音はよく出ているが、フツーのブラバンみたいな演奏になっていた。テンポ設定とかリズムの取り方の問題?低音の「ボボボボボ・・・」のリズムはばっちり決まっていた。こういうジャズっぽい曲は、ついアップテンポでやりたくなるが、ちょっと遅めでスイングして、ちょっとひきずるような感じでやるのが本当はシブイのだ(それで「聞かせる」のは結構難しいが)。バリバリのクラシック奏者にジャズを吹かせるのはやはり無理があるのだとも言える。

津堅さんのフリューゲルホルンのソロは、ちょっと堅い感じ?こういう曲は、フリューゲルという楽器の持ち味もそうだが、もっとこう、ゆったりと、漂うようなふわーっとした感じがあった方がよいのだ。こう言っては何だが、津堅さんは上がり症なのか、アップだと表情も明らかに堅く、見ている方がハラハラしてしまった。。。

昔聞いたニュー・サウンズのと少し編曲が違う感じ?がする。中間部のゆっくりするところもカットされていた?この中間部は、ホルンのソロがあって、最後にハイEだかの音で終わるのが難度が高く、ホルン吹きにはあこがれであり、鬼門でもありますよね。こういうのこそ、N響さんでビシッと決めるのを聞いてみたかったものである。

サンチェスと言えば、高校生の頃、ニュー・サウンズ・イン・ブラスで一時流行った曲だ。85~86年頃だったと思う。同じ学区のあちこちの学校でやっていた。トランペットと言えば、大体どこの学校にも、ちょっと目立ちたがり屋タイプの、ちょっと上手くて、ちょっとカッコマンタイプで他校にも名前が知れているような人が一人はいて、そういう人がソロを取りたくてこの曲をやっていたと言っても過言ではないと思う(多分?)。

この曲をやるために、わざわざフリューゲルを買った、とか、誰それに借りた、とかいう話があちこちであった。あと、「フィール・ソー・グッド」みたいな曲も同様で、地区で合同演奏みたいなイベントがあると、ソロの奪い合いになっていたりしたものである(笑)。

スパークの外囿さん。この人はやっぱり凄いですね。かなり超絶技巧なこの曲も安心して聞いていられる。完全に楽器をコントロールしている感じ。この人が普通の音大→プロでなく自衛隊音楽隊の道を選んだ経緯をどっかで見たか聞いたかしたが、唸った記憶がある。普通のプロでなくてもこういうことができるのだ。あの気迫あふれる演奏の様子からは、決して天才とかではなくて、相当の「練習の鬼」タイプの人だという感じがする。真摯な姿勢が伝わってきます。

チューバ・池田さんのソロも珍しい。なかなかである。この楽器はF管?
バルブが6つもある。同業者には見ればすぐ分かる?普通のB管とかとは大分音色が違う感じ。高音から低音まで綺麗に音が出ている。さすが。

一番の期待のホルスト。

冒頭低音の主題。よく音が出ている。
お、昨年はオール・トランペットだったり、C管使ってたりしたことに不評の声も出ていたが、今年はコルネットもちゃんと使っている。コルネットの1番は栃本さん。

次のクラリネットも、長いフレーズ感で音がよく出ていてよい。

全体的にかなり音がよく出ていてよい。低音が充実している。
所々、縦の線が少し乱れる感じはあるが、重厚な演奏である。

でも・・・何だろう。。。

曲の仕上げ方の問題だろうか。もう少し練り上げ方が足りない感じがした。演奏の完成度としても同様で、楽器間の音量バランスも少しよくないところがあった。きっと合わせ練習がせいぜい2~3回とかいう感じでやっているのだと思う。昨年の時も、完成度が低いという声もあったが、ホルストの方が、言ってみれば古典のような曲で、「ごまかしが利かない」タイプの曲であるせいもあるかもしれない。

昨年のアルメニアンの時は、N響吹奏楽が初めてということもあり、半信半疑で聞いたので「その割に」好印象を持ったのだと思う。今回はその印象から、かなり期待を大きくして聞いてしまったので、こういう感想になったのかもしれない。

この曲は個人的に、随分聞き込んでいたのと、思い入れが強いこともあって、かなりイメージが固まってしまっているのもあって、それを基準にしてしまうと、少し期待にかなわない部分があったのが正直な所である。

でも、この曲を初めて聴く人とか、会場で生で聞いた中高生とかにインパクトを与えるには十分な演奏ではあったと思います。

放送の録音では、フォルテになった時に、音がミキシング?のキャパシティをこえてつぶれてしまっている感じがした。生演奏ではすごい迫力だったのではないだろうか。

個々の楽器の音はすばらしく、昨年同様、吹奏楽の演奏体としてのポテンシャルの高さは十分に示されていたと思う。(ホルストの感想は別途もう少し詳しく述べたい。。。)

しかし、何ですね、池辺晋一郎大先生のオヤジギャグは、最近鳴りを潜めていたと思ったら、炸裂しまくりでした。紹介するのもためらわれるので省略します。やっぱり大先生なので、NHKの制作サイドは何も言えないのだろうか。。。

昨年の「ほっとコンサート」は、N響アワーで紹介した際、後日BSで全曲やります、と案内があったが、今回はなかった。今年はやらないのだろうか(9/25現在)。昨年ほど出来がよくなかったのだろうか・・・? 

昨日(9月26日)朝のBS-hiの「N響ハイビジョン演奏会」でやったらしいことに先程気付く。ショック。見逃していた。。。最近の傾向だと、ハイビジョンで一番にやって、その後BS2とか、で地上波、というパターンが多い。ハイビジョンが見れるように早く地デジにしなさい、という姑息な宣伝手法だ。BS2でそのうちやりそうだが、まだ放送予定では確認できていない。まさかもうやっちゃった、ということはないと思うが、、、いまいましい!

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N響ほっとコンサート やるぞ

8月5日に行われた、今年の「N響ほっとコンサート」の模様、
今週末のN響アワーでやるようです。

要チェックです。

でも1時間枠では全部はやらないんですよね。

昨年のを踏襲するとすると、N響アワーでは抜粋で、別の日にBSで全部のコンサートを放送するものと思われる。。。

こっちも要チェックです。

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吹奏楽演奏について・・・再び 

昨年のN響吹奏楽のように、こういった吹奏楽演奏をテレビでやること自体がものすごく希少な機会である。

ホルストの一番は、「題名のない音楽会」で佐渡裕による熱血吹奏楽指導、と称して某高校吹奏楽部とシエナで少し前にやったが、それ以前はテレビで見たこともなかった。

この学校は全国コンクール金賞とか紹介されていて、高校生としては上手いのだが、まあ所詮高校生であるから、高校生なりのレベルであることは否定できない訳で、プロ単独の演奏がテレビで放送されるのは皆無だったと思う。

でも、聞くところによると、過去にイーストマンだかギャルドの来日演奏会を放送したが視聴率的には芳しくなかったという話があるらしく、それでNHKなんかもあまり積極的に取り上げないのではないか。クラシックファンは数多くいるが、吹奏楽の認知度はまだそう高くないということなのだろうか。これだけ吹奏楽人口がいるのに不思議な話ではある。

BSで月イチくらいでやっている「響け!みんなの吹奏楽」という番組もそれなりに興味深いが、これもアマチュアバンドの紹介だし。。。

国内の吹奏楽の音源も、ほとんどが佼成とシエナくらいしかない、というお寒い事情である。何とかしてほしいものだ。

コンクール入賞団体の演奏は毎年山のようにCDが出ているが、これとて所詮はアマチュアの演奏である。こういうのを一生懸命集めて聴くのもある意味危険なことであると思う。大体、コンクールの選曲なんて、明らかに演奏効果を狙った曲ばかりだったりして、吹奏楽系の雑誌には毎年、曲毎の演奏頻度ランキングなんてのが出たりしている始末。スポーツでライバルチームの戦力分析をするのとは訳が違うと思うのだが。。。

コンクールにおいては、

音楽を楽しむ→いい演奏→人に感動してもらえる演奏→金賞→金賞以外は無価値

というように目的がいつのまにかすり替わってしまって、本当の意味で音楽を楽しんでいるのか甚だ疑問、という状態になっている気がしてならない。難しい現代曲みたいなのを、中学生や高校生が本当に楽しんで演奏しているのかあ?とどうしても思ってしまう。

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N響 ほっとコンサート2007もうすぐ

今年のN響 ほっとコンサート。
昨日(8月4日)と勘違いしていたが、今日(8月5日)だ。

話題の「N響吹奏楽」は、あのホルストの組曲第一番他。

この曲は昔、随分ハマッた。すごい演奏会の思い出もある。
(これは後日)。

あ~、生で聞きに行きたい!

いずれテレビでやるとは思うが、実際に聞きに行く人は明日その現場に遭遇できるわけだ。羨ましい。一両日中にはその様子を載せてくれるブログがあることを期待して、、、感想を早く見てみたいです。。。

V.ウィリアムズの「イギリス民謡組曲」(通称、イギ民)や、ウェストサイド・ストーリーもやるらしい。要チェックでしょう。

ホルストは、以前も書いたが、フレデリック・フェネル指揮のクリーブランド管弦楽団管楽セクションの録音が素晴らしい。

それよりも前に先にはまったイギ民は、それと中学校の時に吹奏楽部で入手した、確かロイヤル・マリンズ・バンドのが初めての音源で、それと、フェネル指揮の初期のイーストマン・ウィンド・アンサンブルのをしばらく聴いていた。その後に入手した、同じクリーブランドの演奏がやはり素晴らしい。この曲は、冒頭のズッパッパー、ズッパッパー(ファ・ド・ドー、ファ・ド・ドー)が、その音の立ち上がりの良し悪しですべてが決まってしまうといっても過言ではないくらいの重要性を持っているように思う。

フェネルのものは全体的に打楽器が普通より目立ちめな感じがする。打楽器出身のフェネルならではとも言えるが、評価が分かれるかもしれない。バスドラやシンバルが一緒になって「ドカ~ン!」「バシ~ン!」という瞬発力のある一発を繰り出すのは個人的には決して嫌いではありませんが、バランス的には確かにちょっと目立ち過ぎではあるかもしれない。

見ました、見ました。
いくつかのブログで、当日行かれた方の。

ホルストはなかなかよかったらしいですね。
他、各管楽器のソロをフィーチャーした曲などもやったらしい。

一頃ニューサウンズインブラスで流行った「サンチェスの子供たち」までやったらしい。

でも、、、あれ?

イギ民(イギリス民謡組曲)はやらなかったんですか?
色々な掲示板に、N響ガイドによる演奏会宣伝が書き込んであってそこには<ホルスト第1組曲、V.ウイリアムズのイギリス民謡組曲をシンフォニックに奏でます>なんて書いてあったから期待してたのに、、、取りやめになったということ?N響のHPにはイギ民については一言も触れられていませんでしたが、、、???

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題名のない音楽会 7/29

TV朝日 7/29(日)の「題名のない音楽会」。

テーマは「千の風は国境を越えて」。

出演はキャサリン・ジェンキンス(メゾ・ソプラノ)、東儀秀樹(篳篥・笙)、
華道家の假屋崎省吾、
演奏は曽我大介指揮・神奈川フィルハーモニー管弦楽団。

この神奈川フィルのクラリネットの人、昨年のN響吹奏楽にトラで出ていた。どこの人かようやく判明しました。

演目は、以下の通り。

①プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」より 誰も寝てはならぬ 
②E.モリコーネ ネッラ・ファンタジア
③SWEET MEMORIES(松田聖子)
④千の風になって(UKオリジナル・ヴァージョン)
⑤Out Of Border (作曲:東儀秀樹) 

①⑤が東儀秀樹、②④がジェンキンス、③が二人のコラボということ。

東儀秀樹も相変わらず不思議な人だ。雅楽器で西洋音楽をやることは、楽器的に少し無理があるのと、雅楽器でやる必然性が今イチ理解しにくいが、音色面や、西洋音階にはない微妙な音程があってそれなりに面白い。

キャサリン・ジェンキンスは、イギリス国内CD売上げ(クラシックの?)トップの「歌姫」とか言われている。それだけ売れるのは、大きな目や濃い~顔、という彼女のルックスによるところが大きいと思う。人気が出そうな顔ですからね。。。

歌は普通に上手いが、もしルックスが普通だったら、メゾソプラノという地味な職種でこれだけ売れるのは難しいと思う。メディアの力は凄い。それと大衆の趣向というものも(笑)。

昨年末だったかの同番組のガラ・コンサートにもこの人は出演していた。

リハーサルでカルメンのジプシー・ダンスを歌っている時、指揮のユーリ・シモノフさんが指揮をしながらフラメンコ調でジェンキンズの周りを踊り出した場面が紹介されていた。さすがこの曲をよく分かっている巨匠シモノフ、と紹介されていたが、私には、ただ突っ立って歌っているジェンキンズに対して、「そうじゃないだろう」というメッセージをユーモアに包んで送っていたように思えたのだ。

③SWEET MEMORIES。

「過ぎ去った~」あたりからの3連符の二つ目の微妙な音の進行をきちんと際立たせるのがこの曲のポイントと思えるが、こういうところをさらっと流していたのが惜しい点だ。そういう風に聞くと、松田聖子はそのポイントをきちんと押さえていたのが分かる。

「千の風になって」UKオリジナル・ヴァージョンは、初めて聞いた。

日本で流行っている新井満作曲のそれと、雰囲気的には通じるものがある。こういう感覚というのは共通するものなのだろうか。これはこれでよいですね。。。

来週は宮本文昭が出演らしいですよ。
 

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N響アワー 7/22 フルート・神田寛明

7/22(日)教育 21:00-22:00 N響アワー。
「もっと知りたい フルート」
ゲストはN響首席フルート奏者、神田寛明氏。

1969年生まれ、93年芸大卒だそうだ。
N響への入団は94年だから、試用期間を考えると、卒業後すぐ入団したようなものだ。
入団後、ウィーン国立音楽大学へ留学しているそうだ。

フルートを始めたのは小学校3年、と早い方だ。横浜で青少年オケに小4の時から入っていたそうで、吹奏楽の経験がないと言う。これも珍しい。

番組開始早々、いきなり目の前で音を出してみせる。ドップラーのハンガリー田園幻想曲のさわりだ。恥ずかしながらこの人の演奏は生で聴いたことがなく、テレビで見るN響の中においては、すごく綺麗な音、という印象だが、意外と決然としたはっきりとした音。

楽器を構えてほとんどぱっと音を出せるのは達人だからこそである。
羨ましい。。。

楽器をずらりと並べて、銀製フルートと木製フルートを吹き比べてみる。
意外とあまり違いがわからない。高橋美鈴アナも池辺晋一郎もあまりわからなそう。。。「その木(気)になれば、、、」と池辺節一発目炸裂。

でも、昔、「トップランナー」に工藤重典氏が出た時、同じように吹き比べて、彼は、「音が違うでしょ」と言ったが、今日の神田氏は、「我々でも目をつぶってどちらか当てろ、と言われると自信がない」と言う。プロがそういうことを言うとは意外だ。。。

楽器の違いというのは、自分で吹くと、吹いている本人にはものすごい違いとして感じられるが、聞く立場だと意外とそんなものかもしれない。

ピッコロなんかは昔から木製管も一般的だが、聞いた感じ、「う~ん、木だなあ」とはあまり思わない。金属管より多少音が丸いかな~程度だし。

きっと科学的に分析すると、金属と木製では倍音構成などではすごく違いがありそうではあるが。。。

楽器のせいもあるのではないか。メーカーのカタログなどを見ると、木製管といっても、木材はかなり高密度の材質で、現代フルートと違和感のない吹奏感、パワー(音量)を意図しているようなことが書いてある。これでは本来の木管の特徴を生かせてないということでもあるのではないか。

ピッコロ、アルト、バスも吹いてみせてくれた。
アルトやバスも、生で聞くともっとホワーンとした響きがわかるのだろうけど、スタジオだと、すごく近くで音を拾っている感じがする。

---------演目----------
1.グリーグ 「ペール・ギュント」組曲第1番から「朝」
  サカリ・オラモ指揮 2000.7.28 東京文化

  この間、カレリアをやったのと同じ時のだろうか。。

2.ラヴェル「ダフニスとクロエ」組曲第2番
  アシュケナージ指揮 2006.10.6 NHKホール

  これも前に見たことがある。2006年11月5日のN響アワーでやった。
  アシュケナージはこの曲が好きそう。思い入れが感じられる。

  ダフクロといえば、例のあのソロ。いろいろ聞きました。
  神田氏はあのソロを涼しそうな顔で吹いているように見える。
  2番甲斐・3番菅原、アルト細川各氏という布陣である。
  細川さんのアルトは頭部管が木製だ。こだわりがありそう。

2.ベートーベン 交響曲第6番「田園」~2楽章後半
  アシュケナージ指揮 2007.6.29 NHKホール

  フルートはナイチンゲールという鳥を模していると紹介される。
  ナイチンゲールってどんな鳥かよく知らないんですけど、と神田氏。
  ドンジョンという作曲家のソロ曲にもナイチンゲールという曲がある。

3.ブラームス 交響曲第4番から第4楽章
  エマニュエル・クリヴィヌ指揮 2000.11.9 NHKホール

  この曲のフルートは1番・2番の掛け合いが絶妙に切ない感じがして
  なかなかよいですが、フルート吹きにとってブラ4、といえば4楽章、
  あのソロです。

  シュルツ(ウィーンフィル)のを聞きなれてしまっていると、意外と
  あっさりした感じに聞こえる。でも曲が終わって、神田氏は指揮者に
  即座にスタンドさせられていた。

  トロンボーンは神谷・池上・秋山の布陣。この曲の最後の方、
  割と高めの音が出るのを、大体は音を抜いて目立たない感じに吹く
  1番トロンボーンが多いが、神谷氏は初期のサイトウキネンでブラ4を
  やった時もそうだったが、スカーンと出すので気持ちがよい。

4.プーランク フルート・ソナタ から第3楽章
  P:辻本智美

  ゆったりした曲でなく、こういう曲を選ぶところが何となく神田氏らしく
  感じる。この曲は難しいですよねえ、、、3楽章なんか、特に、指は
  練習すれば何とでもなる、という感じがしますが、この速くて音域も
  広い楽章で、常にベストの音をキープして吹くのには相当の熟練が
  いるのだと思います。ほぼ完璧、涼しい顔をして吹いています。
  緊迫感がありながら、一方では安心して聞いていられるという
  「さすが」という演奏でしょう。
-----------------------

番組最後の演奏会案内。すごい情報を発見!

8月4日(土)15時、ミューザ川崎 山下一史、キャンディード他

はいいとして、

8月5日(日)16時 NHKホール 今年の「ほっとコンサート」。

ホルスト「吹奏楽のための組曲第1番」他とあるじゃあないですか。
昨年の吹奏楽の反響が大きかったためと思われますが、やってくれます。

 今年も N響吹奏楽 をやるのだ。

昨年のアルメニアン・ダンスに続き、一組(いちくみ)ですか、
いわば吹奏楽のスタンダードに真っ向から切り込みをかけている。
はっきり言って、現在の吹奏楽界に対する殴りこみと言っても過言ではないでしょう。

N響HPにはこうある。
 http://www.nhkso.or.jp/schedule/concert_186.shtml

『昨年の「ほっとコンサート」で初めて行われ、それまでの常識をひっくり返すスゴいサウンドが大反響を呼んだ“N響吹奏楽”。数多くのアンコールにこたえて、今年の「ほっとコンサート」で1年ぶりに復活!』

吹奏楽「だけ」しか聞かないような人の感覚からすると昨年のは不評だった向きもあるみたいですが、こういうのはどんどんやってほしい。これを続けることによって、いかに今の吹奏楽界の音造りがヘンか身をもって証明してほしいと思う。。。

生で聞きに行きたい!!!、が家庭の事情で今はできない・・・(悲)。

シンフォニア・ノビリッシマをやってくれないかな、、切なる希望です。

 

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N響アワー 7/15

アップが遅くなりました。

この回のゲストは写真家の堀田正矩(まさおみ)。
写真家一筋45年、今は舞台写真を中心に活躍しているとのこと。

クラシックのコンサートの写真なども撮っているらしい。

外国のマエストロの来日にも立ち会っている。

ベーム、バーンスタイン、カラヤン、マズア、ヴァント、等々。

番組では、堀田さんの好きな曲など中心に流れる。

クライツベルク指揮の「春の声」。この時の演奏会の曲は何度もやる。
よかったんですかねえ、、、

最後に、サバリッシュ指揮、2004年11月13日の演奏、
ベト7の4楽章をやった。
これも、当時、「年間ベストコンサート」1位?だったかに選ばれ、その後もやったことがある。よほどの名演という扱いなのでしょう。。

明日のN響アワーは、「もっと知りたい、フルート」で、
N響首席フルートの神田寛明氏がゲスト。要チェックです。

感想はこっち

 N響アワー 7/22 フルート・神田寛明

 

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NHK歌謡コンサート 7/17

7月17日(火) 総合 20:00~
NHK歌謡コンサート「情熱歌謡・恋ひとすじ」。

相変わらず、歌謡コンサートの出演者はすごいメンツである。

出演者・曲目。

①橋幸夫「恋をするなら~恋のメキシカンロック」

この人はほとんど昔と印象が変わらない。昭和30年代から歌ってるんですよね、すごいことです。生きた化石のよう??

②氷川きよし「星のフラメンコ」(西郷輝彦)

西郷輝彦本人が出て歌ってもいいと思うんですが、、、氷川君、なかなかの歌いこなしようではあります。

③キム・ヨンジャ「星影の小径」(小畑実)
④坂本冬美「火の国の女」

 ③④は省略。(ごめんなさい)

⑤門倉有希「ノラ」

現在の歌謡界にあっては「演歌系」に分類されてしまうのだろうが、この人の歌い方を聞いていると、この人はド演歌系ではない。この人の歌い方は「歌謡曲」だ。

昭和歌謡曲の流れを汲む数少ない歌手の一人ではないだろうか。

苦労人のような雰囲気、暗い歌詞から、もの凄い雰囲気が漂ってくる。これこそ「歌謡曲」。なかなかのものではないだろうか。

⑥すぎもとまさと「吾亦紅(われもこう)」

歌コン最前線コーナー。

すぎもと氏は、あの小柳ルミ子のヒット曲「おひさしぶりね」の作曲者。
自分の母親とのことを歌った歌だそうである。

お盆に墓参りにいけなくて、とか、僕はあなたの息子です、とか歌詞は決して洗練されていなく、むしろやぼったい印象さえあるが、独特の空気を醸し出している。

最近の曲で、これだけのインパクトを持つ曲はあまりないのではないか。
強烈な印象が残る。

⑦加山雄三「君といつまでも」

「時代の歌 こころの歌」コーナーでの1曲。

前の、すぎもとまさとの、しんみりした曲の後にこれかい?
ちょっとひどいんでない?
余韻も何もあったものではありません。

前の曲の印象はすっかり消えて、一瞬で加山雄三カラー一色に場が染まってしまいます。これこそ「若大将」の独壇場。

この歌の「幸せだなあ~、ぼかあ、君といる時が一番幸せだ云々・・・」
という語りを聞くと、一気に力が抜ける感じがする。。。

でも、この人と同世代の人達にとって、彼はあこがれであり、希望の星であるのだろうなあ、と言うのが折りにつけ感じられる。

この人と長嶋茂雄が世代的に言って、その「双璧」となっているのではないだろうか。

さすが「スター」ではある。

⑧氷川きよし「きよしのソーラン節」

2曲歌います。

う~ん。やっぱり、こういう曲を臆面もなく歌えてしまうのが凄い。
現代における、数少ない「スター」だ。

⑨市川由紀乃「能登絶唱」

どこかで聞いたことがある?と思ったが、「越後絶唱」と混同していただけだった。聞き始めの印象、ちょっと上手いぞ。最後のサビがもう少し盛り上がってもよいと思う。

石川さゆりの「津軽海峡冬景色」のヒット当時のあの鬼気迫る歌唱なんかに比べると最近の人達はインパクトが弱いと感じます。

⑩加山雄三「星の旅人」

もう一人の2曲歌わせてもらえた人。氷川君の勢いと、重鎮・加山氏ならではの扱いであろう。

「旅人よ」(昭和40年)とごっちゃにしていた。新曲か?
作詞は谷村新司、作曲は弾厚作だ。「旅人よ」とは随分雰囲気が違う。
また例によって明るい歌だ。

この作者ペア、24時間テレビの2匹目のどじょう狙いか?

今の若い人にとって加山雄三とはどういう人に写っているのだろうか。
弾厚作(だん・こうさく)が加山氏の作曲時のペンネームであることを知っているだろうか。
24時間テレビでは毎年、最後の十数分くらいだけ登場して、舞台の一番中心で大アップで「サライ」を歌う。それだけの出演で一番おいしいところを持っていってしまう、というのが加山雄三の凄さだ(笑)。

1番が終わって2番。ここで凄いことが起こった。

歌ってる歌詞と字幕がまるっきり違う!!!
歌詞間違えた?1番の歌詞をまた歌ってしまったのか?

加山氏は、舞台袖の方を少し気にする風はあったが、眉一つ動かさず歌い続ける。しまいには字幕が消える。紅白なんかでもよくあるパターンだ。

このまま歌い続けるしかない、と腹をくくったような見事な歌いっぷりではあった。生放送ならではで、こういうことがあるから歌謡コンサートは見るのを止められない。。。

歌い終わると、番組フィナーレ。何事もなかったかのように堂々としている加山雄三。

凄すぎる。。。

こんな凄いことをして何の臆面もなくケロっとしていられるところが加山雄三の加山雄三たる所以だ、と言ったら加山雄三の何たるかを分かってもらえるだろうか。

こんな時、前司会の宮本隆治なら、何も言わなければ間違えたとか分からないような時でも、気を遣ってフォローするように見せかけて、わざわざ間違ったことを指摘してるようなもんじゃないか、といった言動が必ずといっていいほど見られたものだが、小田切アナはそんないやらしいことはしなかった。。。えらい!(笑)

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題名のない音楽会 振ってみまSHOW!②

7/15(日)の「題名のない音楽会」(TV朝日)は、
素人による指揮者体験企画、題して「振ってみまSHOW!②」。
先週に続く、第2弾である。

審査員は先週と同じく指揮者の小松長生、作曲家の千住明、服部隆之。

今回もなかなか面白かった。
本職の指揮者の人はこれをどう見るのだろう。

自分も元アマチュア指揮者のはしくれだったので、まったく一般の人とは少し見方が違うかもしれない。のど自慢のように、素人が楽しんでやっているので、この人達の上手い下手をとやかく言うつもりはない。

審査員の先生達も、皆、褒めちぎりである。

今回の、最初の高校生の女の子、なかなか素直な指揮でよかった。

最後から2番目の大学生の青年、高校オーケストラで、陶酔型タイプが多いチェロと、学生指揮もやっていたというだけあって、やる気満々。ドボルザークの「謝肉祭」序曲を最初からトップスピードで振りまくり、という感じ。
若いな~、この怖いもの知らずが羨ましい(笑)。
この曲だとまあ合っているが、ゆったりした静かな曲ではこの指揮ではおかしいぞ。。

最後の12歳の少年のベト7の4楽章はなかなか堂々としていた。

最後、グランプリが選ばれる。最後の少年かその前の大学生かと思ったら、大学生の彼が選ばれていた。感激のあまり泣き出して言葉が出てこない。いいなあ、純粋で。。。。

そして相変わらず、本職の指揮がいかに難しいががかえって浮き彫りになる、という企画でもある。

本人は気持ちよく振っているが、リズムというか音楽が前にいかなかったり。。。

指揮姿として「カッコよさ」を追及したような、装飾が多い(腕や手先をこねくりまわすような)振り方もありがちだ。ついそうしたくなるものだが、あらためて見ると、指揮としてはうるさく、見にくかったりする。なるたけシンプルで見やすい指揮、というのもポイントの一つである。

そしてほとんどの人が気づいていなそうだったが重要なポイントであるのが、音楽が始まる「1拍目」ではなく、1拍目に入る前の予備動作だ。

3・4でも予備拍なしでもいいのだが、構えてから一瞬の静止の後、
奏者の気配を窺って呼吸を合わせるようにしてから予備動作を開始する。
相撲の立会いみたいなものだろうか?
上手く言えないが理屈ではない何ものかがそこにはある。

この予備動作によって演奏者は1拍目の開始タイミングを予測することになるので、これが上手くできていれば、1拍目からびったり音が合うし、上手くできていないと、1拍目が入りにくく、音楽は上手くスタートを切れない。これは、合奏練習などで、曲の途中、××小節目から、というような場合にも同様である。途中からだろうが何だろうが、その一瞬のスタートでその曲の空気をその瞬間から再現できなくては良い練習にならない。

あと、指揮の極意の一つに、いかに奏者達の「音楽したい」気持ちを止めずに気持ちよく演奏させるか、というのもある気がする。先の、音楽が前に行かない指揮、これは奏者側にはフラストレーションがたまるだろう。

指揮者は全てをコントロールしたくなりがちであるが、それでは指揮者の自己満足にしかならない。自分に酔いすぎてもいけないのだ。ある部分では覚醒した冷静さを残していなければならない。上手く奏者の「音楽したい」気持ちを引き出し、そこに乗って行ければ、それだけでも随分といい演奏が生まれる。

 

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N響アワー 6/23 ホルン特集

1週間遅れで、タイムリーではなくなってしまいましたが、、、

6月23日のN響アワー「もっと知りたい、ホルン」をようやく見る。
N響首席の松崎裕氏がゲスト。

この間のトランペットに続き管楽器。

松崎さんと言えば、と例の97年9月6日のスヴェトラーノフ指揮のチャイ5の2楽章ホルンソロのさわりが映る。この演奏、何度も取り上げられている。それほどに名演だったとの評価なのだろう。

----演奏情報----

ブルックナー 交響曲第4番~第3楽章
 2002.4.10 NHKホール スクロヴァチェフスキ指揮

ワーグナー ジークフリートから
 2003.4.6 新国立劇場公演より

シューマン コンチェルト・シュトック
 98.11.24 オーチャード・ホール
 ホルン:松崎裕 樋口哲生 大野良雄 一色隆雄
 サヴァリッシュ指揮

ラインベルガー ホルンソナタ~第3楽章
Pf:広海滋子 (スタジオ演奏)

---------------

松崎さんは芸大卒で、新日フィルに入った後、ドイツに留学している。
そして1976年にあのバイエルン国立歌劇場管弦楽団に入団している。
ベーム、マゼール、クライバー、クーベリック、シュタイン等の名だたる指揮者の下で演奏したという。筋金入りな訳だ。そしてもちろんバイエルンの音楽監督を務めていたサヴァリッシュとも。

ホルンができるまで、と称して「某大手楽器メーカーの金管楽器工場」というのが紹介される。大手で金管を作っている、と言ったらまあヤマハくらいのものなのだが、NHKなので明言はしない。

職人さんがハンドメイドモデルの加工をしている場面で、曲げた管に型木のようなものをあてて確認する作業、型木に「YHR601」と書いてある。
やっぱりヤマハだ(笑)。マイスターのエプロンにもヤマハと書いてあった。

スタジオで、ホルンの楽器紹介。ナチュラルホルン、ウィンナホルンに続いて、F管だが、通常のF管の半分の管長であるデスカント・ホルンという楽器が紹介される。これは珍しく、初めて見る。ピッコロトランペットと同じく、ハイトーン向けの楽器ということであるが、松崎さんは、高い音が出やすいというよりは、確率の問題です、、と言う。含蓄のある言葉だ。

確かに、金管楽器の音域の上限は理論上は限界がないことになっている。それでも人間が吹く以上、実質の限界線はあり、管長が短い楽器の方が確実に高い音は出る。でも短い楽器を使えば誰でも普通に高音が出るわけではない、という事実を上手く表した言い方だと思う。

フルートとピッコロも似たような関係だと思う。
(ピッコロで高音をきれいに出すにはそれなりの訓練がいる)

シューマンは、98年の演奏で、松崎さんがそのデスカント・ホルンを用いて1番を吹いている。

この曲は、2003年7月のN響アワー「名演奏プレーバック」で、
ペーター・ダム、バリー・タックウェルと一緒に紹介された巨匠、
ヘルマン・バウマンが吹いた82年6月23日という演奏で見たことがある。

バウマンが1番で、以下、田中正大、松崎裕、山本真というメンツである。
この時のバウマンは多分普通のB管(多分)で吹いていたように思う。
ナチュラルホルンの名手とも言われたバウマン、このハイトーン連続の1番パートを難なく、ほぼ完璧に吹いていた。驚愕である。

冒頭を見た瞬間、「ん?どこかで聞いたことがある」と思った。
大学オケのホルン軍団が練習の合間に集まって遊びで冒頭さわりの部分をよく吹いていた気がする。ホルン奏者にとっては外せない曲なのだろう。

今回の松崎さんもほぼ完璧な演奏だったと思う。
やはり筋金入りなのである。

スタジオ演奏は、やはりはっきりした音。ホルンの勉強をしたい人には絶好の映像であるが、金管楽器はもっと広いところで聴く楽器だと思う。

 

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題名のない音楽会 吹奏楽特集

TV朝日・日曜午前9:00「題名のない音楽会」

宮川彬良指揮、大阪市音楽団による吹奏楽特集をざっと見る。

宮川氏曰く、「大阪市音楽団」は、~団、という名前からして堅苦しく、
自分と組む時の愛称として「大阪市音楽ダーン!」と銘打っていると言う。
そういうイメージ戦略もありだと思う。

この企画は2回に分けて放送された。

----演奏情報----

① 6月24日(日) 午前9:00~

「アキラさんの大発見!シリーズ~(1)吹奏楽の魅力」

「ゲバゲバ90分!」 作曲:宮川泰  編曲:宮川彬良 
「Fun,Fun,Fantastico!」作編曲:宮川彬良 
「ズームイン!! 朝!」 作曲:宮川泰  編曲:宮川彬良 
「宇宙戦艦ヤマト」作曲:宮川泰  編曲:宮川彬良 
「マツケンサンバII」 作編曲:宮川彬良 
「Oh! Namihaya <国体マーチメドレー>より」 編曲:宮川彬良
「道頓堀行進曲」~「大阪で生れた女」~「王将」~
「大阪ラプソディー」~「雨の御堂筋」

**********************

② 7月1日(日) 午前9:00~

「アキラさんの大発見!シリーズ~(2)吹奏楽の可能性」

「私のお気に入り」 作曲:R.ロジャース  編曲:宮川彬良 
「ジュ・トゥ・ヴ」 作曲:E.サティ 編曲:宮川彬良 
「ブラック・ジャック」第1楽章  作曲:宮川彬良 
「YARAMAIKA行進曲」 編曲:宮川彬良

----------------

個々の曲の感想は省略します。。。

大阪市音楽団、不勉強ながらまともに聴いたのは初めて。

でも、なかなかいいんではないだろうか。
演奏がしっかりしている。

個人的な感想ではあるが、リズムが上滑りしたりせず、いい意味で安定して落ち着いた演奏だと思う。

日本一歴史の古いプロ吹奏楽団、というだけあって、どっしりとした印象。

宮川氏はこのバンドにベタボレしている様子。

両者とも「吹奏楽」の範疇において「上手い」ということではあるが、
東のシエナ?に対して西の大阪市音楽ダーン???と言えるだろう。

何て言ったって、マツケンサンバⅡの作曲者本人ですから。

マツケンサンバIIのフルートのアドリブ?ソロは
シエナの「ディスコ・キッド」のアドリブ・ソロよりもずっとよかった。

また、大阪市音楽団は、吹奏楽であるということを最大限に生かし、吹奏楽オリジナル中心に徹してやっている(ように見える)のがいいと思う。

吹奏楽でオケ曲の編曲ものをやるにはコンセプトがしっかりしていないと中途半端になりかねない。オケ物はやっぱりオリジナル版ありきであり、吹奏楽でそれに近づける演奏をするのは限界がある。

自分も吹奏楽にはまっていた頃、何でも吹奏楽版でやったらかっこいいだろうな、とか考えていた時期がある。

オケ物の曲がどうしてもやってみたいのだけど、オーケストラではできない、といったような事情がある場合等は編曲物は有効だと思う。そうやって名曲に触れることには立派な意味がある。

でも、オケ曲をつかまえて、「この曲は吹奏楽版の方が面白い」とか、
吹奏楽の曲を取り上げて、「この曲をオケ版で聴いたみたい」とかいう意見をたまに耳にするが、これは本末転倒だと思う。
それぞれに存在意義があり、価値があるのだから。

途中で発見したが、ここのチューバの人、昨年のN響吹奏楽で池田さんと一緒に吹いていた人ではないだろうか。

現N響チューバ奏者の池田さんの前職は大阪市音楽団である。
古巣の元同僚(だろうか?)との共演だったわけである。

 

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「きよしとこの夜」6/28を見る

6/28(木)22:00 総合
「きよしとこの夜」を見る。

ゲストは秋川雅史と斉藤由貴。

二人は昭和42年と41年生まれ。自分より少し上だが歳が近い。

斉藤由貴もだいぶ老けた。。。
でも童顔で目がくりっとしていて、相変わらずの天然ボケっぷりも
あって、あまりトシを感じさせない。

氷川きよしと「夢の中へ」を歌う。

この曲は井上陽水の原曲と随分雰囲気が違うが、斉藤由貴の世界にきちんとなっているところが凄い。

この歌詞は凄いですよ、
さがしものは何ですか、見つけにくいものですか、、、
・・・
まだまだ捜す気ですか、とここまで来て、いきなり、
それよりボクと踊りませんか?夢の中へ行って見たいと思いませんか?
と来るのだ。

この、狂気と紙一重の歌詞のインパクトは陽水のオリジナルで
聴いた方がよく感じられる。

どっからこういう歌詞が出てくるのだろうか、やっぱり井上陽水は
只者じゃない、との片鱗をうかがい知ることのできる曲である。

ズンドコタイムトラベルと称して、ある年の世相、映像などを紹介する
コーナー。BSの「日めくりタイムトラベル」と完全に雰囲気が同じ。
今回は斉藤由貴のデビューした、昭和59年。

新札切り替えの年だ。ベッキーが生まれた年でもあり、旧札なんて知らな~いと言っている。もうそういう世代の人達がテレビの中心なのだと考えると力が抜ける。。。

氷川は、この年のヒット曲「ラヴ・イズ・オーヴァー」を歌う。
よく声が出ている。

秋川雅史は不思議な人だ。

料理コーナーでのトークで、チーズが嫌いなんです、でもピザに乗ってるのはOK、とか、味噌が苦手なんです、でも味噌汁は大好きなんです、とか言っている。よく分からない。。。

お約束の「千の風になって」。安定した熱唱。
でも、紅白での歌唱が一番よかった気がする。

名曲で、人気が出たのも分かるが、あまりテレビに出すぎて少し使い古し感が出てきてしまっている。もうあまり出ない方がいいのではないか。

テレビというメディアの特徴としてよく言われるが、そこに出るもの
(人・才能・芸など)というものは、あまり「育てられる」ということがなく、
「消費される」一方なのだ。すなはち、その「消費」に耐えられるものしか
テレビでは生き残れない。これは酷いことである。

だからかつてのピンクレディーとかのアイドルは、人気が出るまではよかったが、忙しくって本人は当時何やっていたかほとんど覚えてない、なんてことになり、後で本人が悩んだりすることになるのである。この間の日めくりタイムトラベルで取り上げられていた「あみん」も似たようなものだったらしい。テレビって恐ろしい。。。

秋川雅史は、カラオケ?行きますよ、氷川さんの曲なんか歌うんですよ、と言って「きよしのズンドコ節」をクラシック調で披露する。
これは貴重な映像。

続いて、59年当時流行ったマイケル・ジャクソンにちなんで、出演者が
ムーンウォークをやることに。秋川雅史だけが、「世代ですから」と妙に自信満々だと思ったら、本当にそれっぽくやっている。
昔、相当練習したんでしょうね、これ(笑)。

最後は氷川の「きよしのソーラン節」。

前週までラストに歌っていた「あばよ」 もそうだが、こういう歌を臆面もなく歌えて、それもサマになってしまうのは、やはり凄い。

「あばよ」なんて「マドロスさん」のカッコで歌うんである。
小林旭とかが出ていた昔の映画の世界である。

こういう人を「スター」と言うのだろう。

もう、本当にこういう豪快さとかの面で「さすが『スター』だなあ~」と思えるのは、今となっては、小林旭、加山雄三、錦野旦(自称)くらいだと思っていた。。。氷川くん、頑張って下さい。

 

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「きよしとこの夜」秋川雅史登場

今夜22時からのNHK総合
「きよしとこの夜」のゲストは斉藤由貴と秋川雅史。

とうとうこの番組にも登場か。

秋川雅史は今年上半期シングル売上1位だそうです。大したもんだ。

しかしホントによく出る。

「千の風になって」は当然歌うだろう。しかし、こう同じ曲ばかりだと飽きさせないようにするのも大変だろう。

こういう時、やる側の気持ちはどんなだろう?

落語の噺家の世界の教えでは、古典落語のように誰もが知っている話をやる時も、お客さんは初めてこの話を聞くのだ、という気持ちで演じるのだそうだ。

お客さんは本当に初めて聞くかも知れないのだ。

そのことを前の(先代?)柳家小さんから聞いた山田洋次監督は、吹っ切れて、そういう気持ちで「寅さん」を作り続けるようになったのだそうだ。

この番組のこと、他にも何かきっと面白いことをやってくれることでしょう。

感想はこちらを参照下さい。

 「きよしとこの夜」6/28を見る

 

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ゲルギエフ指揮・マリインスキー劇場管弦楽団を見る

6月24日(日)
3チャン 15:20~17:00

「思い出の名演奏」
ゲルギエフ指揮・マリインスキー劇場管弦楽団
を見る。

1995年来日公演の模様である。

演目は、
ワーグナー 「パルシファル」 第一幕への前奏曲
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」 第二組曲
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」

(1995.11.29 サントリーホール)

時間がないのでざっと見る。

ワーグナーはまだちゃんと見ていません。

ダフクロ(ラヴェル)もざっと。
自分的に聞き所のポイントとなる、例のフルートソロ。
これはいわゆる「どソロ」の典型的な例である。

ややゆっくり目のテンポで、結構延々と聞かせる感じ。
なかなかのものである。こういうのを聞いてマネして、というのを
一時よくやった。マネくらいならいいが、こんなのを演奏会の本番で
やるとなると大変だろう。

チューバは、「ロシアン・ブラス」で吹いていた人だ。

最後の方は、予想通り怒涛のような演奏。

次、悲愴。

全体的に早めのテンポ。
早い段階から、オケはトップスピード、という感じ。

1楽章の、テンポが早くなった後のトランペットやトロンボーン・チューバの吠え具合。スカーンと吹き上がっていて気持ちがよい。

4楽章最後の方のトロンボーン・チューバのコラールは、結構大きな音で吹いている。

楽器を実際にやっている人は、こういうのを、オーケストラ・スタディ的に部分的にでもいいから実際にマネして吹いてみると、CDで聞くのとはまた全然違った、生の響きに感銘を受けると思うのでやってみるとよいと思う。

このコラールは、トロンボーンの、3本で合わせるアンサンブルとは何たるか、をものすごくよく実感できる部分だと思う。

トランペットの1番とバストロンボーンの人が、首を横に倒したような妙な格好で演奏しているのが少し気になる。

トロンボーンも3本みんな楽器の向きが違って揃っていないのも少し気になる。

首をかしげていたり姿勢がヘンだと、息の入りが悪いとか上手く響かない、とかマイナス面も考えられるが、こういうのは良し悪しで、口の形や向きで、プロでもわざと曲がった構え方をする人もいる。

大切なのは、実際に出てくる音がどうか、ということで、「正しい」構え、イコール「正しい音」とは限らない、というところにある。

初心者は、変なクセがつかないように、いわばセオリー通りの構え方がまず必要であるが、自分の奏法を研究し尽くしたプロの場合は、これでもありなのであろう。日本ではあまり見られないが。

ちょうど、大リーグの野球と似ている。
大リーグのピッチャーなんか見ていると、クセのある妙なフォームで投げている投手をよく見る。これも日本ではあまり見られないことだと思う。

コーチとかからすると、選手生命を考えると、なるたけ基本に忠実なフォームがよかったりするのだろうが、彼らは、多少クセがあっても自分の個性を最大限発揮できるやり方を優先しているように思う。「正しい」フォームによって自分の持ち味が失われてしまうのは本末転倒、と言う考えなのだと思う。

終始、熱い(暑い?)演奏である。解釈の問題とか好みの問題とかはあるだろうが、オケが一つにまとまって集中している様は見てとれる。ライブ演奏では一番大事な要素と思う。

チャイコフスキーの曲そのものの性格もそうだが、ゲルギエフの音楽は、例えるならば、脂っこい肉とか揚げ物がこれでもかと出てくる料理、と言える気がする。

おいしいけど、そう沢山しょっちゅう食べていると、胃もたれしてくるよね、という感じだと思う(笑)。

でもその求心力、怒涛の勢いは驚愕に値すると思う。

しかし、、、また下世話な見方になってしまうが、、、
あの、興奮するとボサボサになってくる髪の毛、無精ヒゲのような風貌。
どう見ても時代劇に出てくる落ち武者か流罪人に見えて仕方がない。
真面目なファンの方、ごめんなさい。でもそういう見方をしたっていいじゃありませんか。彼の音楽、集中力は凄いと思います。

 

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N響アワー・ホルン特集6/23 他

6月24日(日)
3チャン 15:20~17:00

「思い出の名演奏」
ゲルギエフ指揮・マリインスキー劇場管弦楽団
1995年来日公演。「悲愴」他、

というのをやるらしいです。

これの感想は、

 ゲルギエフ指揮・マリインスキー劇場管弦楽団を見る を参照。

ゲルギエフの「断末魔の叫び」とも評される演奏、どんなだろうか。
当時は見ていなかったと思うので一応要チェック。
悲愴なんか凄そうです。。。

それと、同じく24日夜9時
N響アワーは、「もっと知りたい、ホルン」で
松崎裕氏がゲストとのことです。

管楽器奏者の自分としては、ついこういう企画に惹かれます。
これも要チェックです。

N響アワーの感想はこちら

   N響アワー 6/23 ホルン特集

 

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シカゴ・ブラス・ソロイスツ 2

BS2 10:55~11:50の「クラシック倶楽部」、

5月30日(水) のは、
「アンサンブル・ゼフィロ」と
「シカゴ・ブラス・ソロイスツ」の演奏会の模様を放送していました。

ゼフィロは、イタリアの古楽器アンサンブル。ピリオド楽器で演奏する。なかなか面白いです。

シカゴのは4月に単独で放送されていました。
(ゼフィロもやっていましたが見ていませんでした)

  前回のは シカゴ・ブラス・ソロイスツ(4/19)

同じ演奏会の収録のようですが、この時はエヴァルドとアーノルドの金管五重奏曲などをやっていました。今回のもそれと同じ曲かと思っていたら違いました。

この枠は<アラカルト>と称して、1回に複数アーティスト・団体のを半分ずつやることがあるようです。それで、単独でやったのと同じ団体の場合も、曲目が違ったりしています。

元々55分の放送時間なので、1回で普通の演奏会まるまるは放送できないのですが、ちょっと違和感があります。編成方針がよくわかりません。よかった曲だけ抜粋しているのでしょうか。見る方としては全曲見たいですけどね。2回に分けたっていいと思います。・・・それで1.5回分になっているのか???

まだ全部ちゃんと見てませんが、前回のとまた違う曲で面白そうです。

-------
<演奏情報>
◆アンサンブル・ゼフィロ
  2005.1.28 王子ホール

・モーツァルト 12の管楽器とコントラバスのための
  歌劇「フィガロの結婚」から
・アンサンブル・ゼフィロのよる即興演奏

◆シカゴ・ブラス・ソロイスツ
  2005.6.15 浜離宮朝日ホール

Tp ジョージ・ヴォスバーグ
Tp ニール・バーントセン
Hr ガブリエル・ウェブスター
Trb マイケル・マルケイ
Tub ジーン・ポコーニー

・バッハ「フーガの技法」から
 「コントラプンクトゥス」1・8・6
・バッハ コラール「われらの悩みの極みによりて」
・バッハ「フーガの技法」から
 「コントラプンクトゥス」9
・シャイト「戦いのガイヤルド」
-------

バッハ、いいですねえ。

大きい音でバリバリ吹くのは、勢いでごまかせる部分もあるのでそんなに難しくない。こういう風に静かに、柔らかい音で吹くのが本当に難しいと思います。こういうのを吹けるのは一流のプロだからこそでしょう。

シャイトは、バッハと打って変わって、強い音。この曲はフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの演奏が有名(曲名は「ガイヤルド・バタグリア」となっている)。

こんな小規模アンサンブルであれだけのバリッとした音。シカゴの本領発揮といったところです。

チューバのポコーニーの音がすごくいい。

金管は「ハイ・サウンド」と言って、高い倍音を多く含む音色の方が、音の通りがよく、理想的な音だと聞いたことがあります。それは、トロンボーン、チューバなどの低音楽器でも同じ。音が低くても、音色が明るければ音の通りもよく、モソモソとした鈍い感じがなくなります。音程も、低めにぶら下がる感じがなくなります。

アマチュアの吹奏楽系のトロンボーンやチューバでありがちなのは、もっと暗い、もこもこした音色の場合が多いことです。この「音色」を意識して音を出すようにするとまた違った発見があると思います。

そして、この「ハイ・サウンド」が適しているのは、自分の体に発音体を持っている楽器、ということだそうです。すなわち、発音自体は唇で行う金管楽器と、声帯によって発声する声楽、ということになります。

そう思って聞いていると、確かに、いい金管は音がスカーンと明るい。ヨーロッパでもそうですが、アメリカのオケの金管は特にそういう傾向が強く感じます。ジャズ系のトランペットやトロンボーンなんかはもっと凄く明るい音です。

自分で発音体を持たない木管楽器、打楽器はちょっと違っていて、低い倍音が多めの方が落ち着いてしっとりした音でよい、とのことです。
これは「ロー・サウンド」。

しかし、トップクラスのオケなどを聞いていると、木管が必ずしもロー・サウンド、とは思えない気もします。金管・木管に関わらず、ある程度音色が明るくないと、音が通らないのです。木管の場合は多分、それで高めの倍音ばかりだと、キンキンとした安っぽい音になるのだと思います。

面白いのはピアノ。楽器の構造上、アップライトとグランドピアノでは音色が異なるとのことです。イメージ的には、アップライトは高めで「カンカン」、グランドピアノの方が低めで「コンコン」という音だそうです。

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秋川雅史またまた登場

昨晩、5月29日(火)のNHK歌謡コンサート。

テーマは美空ひばり特集。

演歌歌手に混じって秋川雅史が登場です。

ホントによく出る。

「千の風になって」はとうとうミリオンセールになったそうです。

美空ひばりということで、何を歌うのかと思ったら、

「愛、燦燦と」でした。

すごい熱い「愛、燦燦と」でした。

一番と二番の歌詞の「さんさんと」の字が違うようでした。

微妙に違う意味があるのだろうか。調べてみよう。

冒頭のイントロ、オーボエが少し調子っぱずれだなあ、と思っていたら、今度はホルンが音外しまくり。。。

いかんでしょう、これは。。。

この歌は、もう少しさらっと、さわやかに歌う感じがいいと思うのですが、まあこれはこれでいいでしょう・・・

本日23:00総合の「SONGS」にも出るらしいです。

秋川雅史と平原綾香、「千の風になって」特集みたいです。

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N響・小林研一郎 幻想交響曲

今週の金曜日。

6月1日(金)10:00~11:39 BS2

-------------------------------
N響 東京文化会館公演

・バルトーク「バイオリン協奏曲第1番」
 (Vn:竹澤恭子)
・ベルリオーズ「幻想交響曲」

指揮:小林研一郎
-------------------------------

というのをやるそうである。

小林研一郎とN響とは珍しい組み合わせではないだろうか。
幻想自体は好きな曲なので、一応要チェックです。
 
炎のコバケン、この人の指揮って一体なんだろう。

「得意」と言われているように、この人は幻想が好きなんですね。少し前に3チャンで始まった「オーケストラの森」の一発目も、コバケンの日フィルだったかで幻想をやっていて、しょっちゅう取り上げているようだ。

思うに、この人の指揮というか音楽の作りは、細かいところはいいから、とにかく盛り上がれ!と言わんばかりの勢いで突き進む芸風のように感じる。すべては最後の盛り上がりの為だけにある、という感じ。4楽章とか5楽章終盤の怒涛のイケイケ・ドンドンな部分ばかりが印象に残るのはそのせいだろうか。

巨人(マーラーの交響曲1番)も好きみたいだ。何年か前に生で見に行ったことがある。

この時も、細部をどうのこうのというよりも、ただひたすら、最後の盛り上がりに突き進んでいくという演奏だったように思う。

1楽章冒頭の弱音部分などは、オケの演奏のせいか危なっかしくて、アマチュアの演奏をハラハラして聞いているような感じだったが、曲が進むにつれ、そんな心配はどこかへ消え、最後は怒涛の盛り上がり。しかもアンコールをせがまれた時も、4楽章の最後の方をもう一度同じテンションでやったのである(笑)。

でも、これはこれで単純明快で、いいではないか、と思う。

あまり難しい解釈がどうの、楽譜の版がどうの、とかいうよりも、聞いて楽しいかどうかという点も「生きた」音楽としては重要だと思う。そういう味付けを彼はしているのではないか。

この人には「熱狂的」なファンが結構いるらしいのもうなずける。

N響との組み合わせ、どうなるのかちょっと楽しみです。

 

※録画しておいたのを見る。4月18日の演奏会らしい。

幻想のチューバが池田さんじゃない。

なんで??

日フィルの次田心平氏と、新日フィルのなんとかさんという人?

幻想はチューバ2本なので、池田さんと誰か?と期待していたのに。。

こんなのってあり?どういう事情なんでしょうか、不思議でたまりません。コバケン様のご指名?

正団員が出ないで2本ともトラ(エキストラ)なんて・・・

バルトークはまだよく聞いてません。すみません、よく勉強します。

幻想は、、、何だろう。

コバケン氏は、指揮台の上で飛び跳ねたり踊るように指揮する。中腰の姿勢が妙だが指揮姿を見ていると飽きない。曲中、なんかウンウンとヘンな声がする気がする。これ絶対コバケンの呻き声じゃないだろうか。

この曲は有名な曲で色んな演奏を聴くが、テンポとか音量バランスくらいの他は、そんなに演奏解釈に違いが出ようもない気がする。

で、なんか、ふ~んと思っているうちに最後までいってしまった。最後、盛り上がってはいるようなのだが、なんかすーっと終わってしまった感じ。どうも、精神性みたいなのがあまり感じられなかったせいな気がする。

指揮者一人が熱くなってて、N響はえらく冷静な演奏のようにもみえた。。。

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アシュケナージ/N響 アルプス交響曲 他

先日も紹介した、NHKの「デジタル教育3」チャンネル。

面白そうな放送予定を見つけました。
 

5月28日(月) (本日です)

①20:00~22:48

フランス・ブリュッヘン指揮 18世紀オーケストラ

ベートーベン
・交響曲第1番ハ長調
・交響曲第3番変ホ長調「英雄」
・交響曲第8番ヘ長調
・交響曲第5番ハ短調

古楽器オーケストラによるベートーベン?
恥ずかしながら、フランス・ブリュッヘンは名前は
よく聞くが、ちゃんと見たことはまだありません、、、
かなり興味がある。

②22:48~23:46

N響 第1523回定期公演
リヒャルト・シュトラウス「アルプス交響曲」
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
 (2004年10月15日 NHKホール)

このアルペンは、2005年5月放送の「にんげんドキュメント」で
N響チューバ奏者の交代劇を取り上げていた際、
N響音楽監督就任間もないアシュケナージの下、
この曲を練習している様子が出た。多分この時の本番演奏と思う。

チューバ2本のパートを多戸さん・池田さんが二人で吹いている
という、貴重な演奏です。

 

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N響 ブラームス・ピアノ四重奏曲他

5月25日(金)のBS2・10:00~11:40のN響演奏会。

録画しておいたのを少し見る。まだ全部見ていないが、割と面白そう。

---【演奏情報】-------------------------
第1593回定演・2007年4月13日 NHKホール
指揮:マティアス・バーメルト

曲目
・ブラームス 「悲劇的序曲」
・R.シュトラウス「四つの最後の歌」
 sop:アンナ・トモワ・シントウ
・ブラームス/シェーンベルク編
 ピアノ四重奏曲第1番
--------------------------------------

大体、見る時間がないから、という理由で録画しても、見る時間がないのだから結局見られない、ということなのだ(笑)。

生の演奏会になかなか行かれない状況なので、自分にとってはこれでも貴重な音源。

バーメルト(≒横山ノック)は最近よくN響を振っている。評価が高いのだろうか。

・悲劇的序曲

割といい。フルートは神田・細川の木管ペア。神田氏は決して派手でスター的な演奏スタイルではないが、真面目で誠実な芸風といったところだろうか。自分と歳が近いらしいが、N響の首席を務めるくらいだからそれだけのものを持っているわけで、音色なんかはすごくきれいなのだと思う。一度、生で聞いてみたい。

この曲はチューバがいい所でいい具合に目立つようにできている。冒頭少しのところでいきなり吠える。中間部のゆったりしたクラリネット?とのソリ。ここはフォルテではなく、そして少し高めの音で歌う旋律。以前この曲を一度生で聞いたことがあるが、こういう所は、生で聞くとすごく神々しい響きがして、チューバという楽器の印象がガラッと変わる。

そして最後の方、トロンボーンと一緒の下降音階でまた吠える。吹奏楽ではあまりないような使われ方だが、この楽器の持つ魅力がよく分かる曲であると思う。

バーメルトの指揮は、真面目な芸風という感じで、誠実な演奏である。

この曲は、昔買ったバーンスタイン指揮ウィーン・フィルのブラ4(ブラームスの交響曲第4番)とのカップリングCDで知った。

バーンスタイン/ウィーン・フィルの一連のブラームス集は80年代初頭の、しかもライブ録音。このブラ4は中学生当時、FMで聞いた。当時、指揮者といえばカラヤンかバーンスタイン、という程度の知識しかなく、ウィーン・フィルの何たるかもロクに知らない状態で、ブラ4の曲自体もほとんど知らなかったが、「何かすごいぞ」という印象だけは残っていて、大学に入ってからCDを買った。

このブラームス集はなかなか凄い。ブラ1(1番)なんかは、普通45分くらいの演奏時間なのに60分くらいある。重厚で壮大な演奏。

フルートはシュルツ様。4番の4楽章のどソロは圧巻。正座して聞くに相応しいくらい。上から下まで丸く、太い音。一頃シュルツの音を目標にしていた時期があった。24金になってからは、どっか遠いところへ行ってしまった感じで、とても目標にできなくなってしまった。

自分はバラで買っていたが、全集で買って絶対損はない演奏だと思う。ライブでありがちなミスもほとんど聞かれない。というか、ミスする、しないというレベルではないのだと思う。一発勝負の生演奏でこれだけの演奏をするウィーン・フィルはさすがだと思う。ハイバリ(ハイドンの主題による変奏曲)や、大祝(大学祝典序曲)も入っている。

・四つの最後の歌

この曲は、同じN響で、2005年10月のウィーン公演(指揮はアシュケナージ)のを以前テレビで見た。ソプラノはソイレ・イソコスキ。まだちゃんと聞いてないが、随分印象が違う。

シントウは、1970年代終盤の、カラヤン/ベルリン・フィルの第九の録音でも歌っている重鎮(この頃の来日公演もこの人)。さすがに風格がある。(第九についてはまた別の機会に述べたい)

・ピアノ四重奏曲第1番

あまり演奏される機会は多くない曲のように思う。貴重な演奏だ。これからゆっくり聞こうと思うが、ちょっと聞いた感じでは、なかなかしっかりした演奏、という印象。

この曲は大学生の時、自分は乗らなかったが、定演でやった。非常に難しい曲だったらしい。フルートも、4楽章など超絶的な部分もあり、かなり大変そうだった。

当時も、それほどメジャーな曲ではない印象だった。当時のオケの執行部とか上級生の中には、「大学オーケストラの存在意義とは何か」とか「アマチュアにしかできない曲をやるべきだ」とか、難しいことを言う人達が結構いた。「アマチュアにしかできない曲」というのはどういう意味なのか、当時はよくわからなかった。

そういう小難しいことを言う人達が決めたような曲だったりして、あまりいい印象がなかった。

録音は、ラトル指揮・バーミンガム市響(1984年6月録音)のCDくらいしかなかった。まだラトルが新進気鋭と言われ、有名になり出したころのものだ。

そういう訳で、この録音もロクに聞いていなくて、この曲は最近になって、ようやく冷静に客観的に聞けるようになってきた。

この後、ちゃんとした演奏のを見たのは、2004年5月にアテネのなんとか劇場(野外)で、ラトル指揮/ベルリン・フィルの演奏をテレビでやったというやつを見たくらいだ。アテネ五輪関連のイベントだったようだ。

ラトルはこの曲が好きなのだろうか。ベルリン・フィルは、屋外にも拘わらず、なかなかのパフォーマンスであった。この時は、フルートはパユ様で、難しいところも難なく吹きこなしている、という感じだった。
 

N響を見ていていつも不思議なのは、木管フルートは音量的にどうなのだろうかということ。N響みたいなハードなオケで音がどれだけ通るのだろうか。

アウロスのABS製トラベルソ(黒の方)というのを、以前衝動買いした。値段は4万円くらいで、本当の木製とかのとは価格が一桁違うが、それでも金属の現代フルートとは異なる、素朴な響きは十分に体験できる。

一度木管を吹いてみたいものだが、「ちょっと買う」には高すぎるので、同じように、ABS製で木管もどきをアウロスさんかヤマハあたりで作ってくれないものだろうか。クラリネットだって、入門者向けとは言え、プラ管がある(プラ管は木製管に比べ音色は劣ると思うが、見方を変えれば、マーチング等の屋外演奏における耐久性という面では木製管よりも優位性がある)。値段が一桁違いだとしたら、8~10万円くらい?そうしたらそれくらいの値段でも買うのに。。。トラベルソの音を考えると、それでも十分に擬似木管体験はできると思う。

一頃の金ブームの後、今度は木管フルートがプロ中心に流行っているように思う。ブームの火付け役は工藤重典氏のCD「アヴェ・マリア 19世紀フルートの秘密」だと思う。でも細川さんはもっとずっと前から木管を使っていた。木管5重奏なんかをやっていると、フルートだけどうしても音が溶け込まないのが気になった、というのが木管を吹き始めるきっかけだった、とどこかで読んだ。

考えてみれば、オーケストラで普段使われる木管楽器で、唯一フルートだけが、現代は金属管が主流だ。元来は木製の楽器だったことを考えると、すごく理解できる理由だと思う。逆の発想で、クラリネット・オーボエ・ファゴットが金属管のができてたりしたら、すごい音色の違いになるだろうと想像すると、フルートだけなぜ金属管が主流になっているのか不思議な気がしてくる。。。

 

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ベルリン&ウィーン・フィル ホルン

BS2「BSクラシック倶楽部」
(月~木 10:55~11:50)

5月23日は、「ベルリン・フィル&ウィーン・フィル 8人のホルン奏者達」です。

※国会中継の為、中止となってしまいました。日程は未定。。

2006年5月10日放送の再放送と思われます。

2005年7月1日・王子ホールでの演奏会の模様。

ベルリン・フィルのホルンと言うと、ザイフェルト、ハウプトマン、クレアー等の往年の名手が思い浮かぶ(92年東京文化の時のベルリン・フィル・ホルン四重奏団の時のメンツ)。メンバーはすっかり変わり、隔世の感があります。。。

興味のある方、前回見なかった方、ぜひオススメです。

ホルンだけのこんなアンサンブル、そうそうあるものではありません。

 

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ショルティ 展覧会の絵

この間のN響アワーでもやったし、何となく「展覧会の絵」が頭に残っている。。。

  N響アワー トランペット特集(4/29)

  N響アワー 吹奏楽特集を見る(4/15)

この曲は、ショルティ指揮シカゴ交響楽団の演奏が何となく私の「定盤」となっている(1980年の録音)。中3くらいの頃、たまたまエアチェックしたのだが、シカゴは金管が強い、というのを聞いてたこともあり、関心を持っていた。

冒頭の有名なトランペットソロは、太い音でビブラートをたくさんかけるような感じ。このトランペットの終始思い切りのよい音は、聞いていて本当にスカッとする。ハガネのような音。これを吹いていたのが長年首席を務めていたハーセスという「名物じいさん」だということは、大分後、大学オケに入ってから金管トレーナーの先生から教えられた。

トランペットだけでなく、トロンボーン・チューバも凄い。バーバーヤーガの途中のチューバがソロみたいな旋律があるところも、ものすごく重々しい独特の音がする。最後の方、キエフの大門などは、本当に寸分のブレもなく、パワー全開。まだクラシック聞き始めだったこともあり、初めて聞いた時、こんな音が出せるものなのかと、その衝撃に金縛り状態になった。

シカゴのフルートは、その頃のだと、録音のせいなのか分からないが音量・パワーはあるのだが、ちょっと音の輪郭がキツすぎる感じがしてあまり好きにはなれなかった。マテュー・デュフォーが入ってからの演奏は残念ながらまだ聞いたことがない。

管楽器だけでなく、弦もすごい。当時はまだオケの違いはあまり分からなかったが、今聞いても、アメリカオケの特徴にありがちな音の軽さみたいなものはあまり感じられず、重厚・流麗な感じの音である。

これはシカゴの音なのか、ショルティの音なのか、両方の合わさったものであるとは思うのだが、アバド/シカゴの組み合わせはあまりインパクトを感じることができなかったものが多い。ショルティは魔笛序曲など、何をやっても精力的なエネルギッシュな印象をもたらす。この人の力か。

97年にショルティ追悼企画で、1990年4月15日のサントリーホールでの公演をテレビでやったのを見た。バーバヤーガのトランペットが80年の録音とは大分吹き方が違う以外は、ほぼ同じ印象で、同じようなパワー全開の演奏だった。

この80年録音のをずっと聞いてきたため、展覧会はこれが定盤になったという訳である(後でCDを「大人買い」もした)。その後色々と聞いてみたが、どうもどれもしっくりこなかった。

アバド/ロンドン交響楽団のは、あっさりしすぎてイマイチ欲求不満になった気がする。アバドは、個人的な意見だが、どれを聞いてもさっぱりしすぎている感じがする。曲によってよかったりするのだろうか。

カラヤン/ベルリン・フィルのもシカゴのに比べてしまうと物足りない印象を受けた。「刷り込み」というのは恐ろしいものである。。。

※久しぶりにアバドのを聞いてみた。今聞くと、それなりにいい演奏じゃないか、と思う。でもやはりシカゴのインパクトが強すぎて、それを越えるものには思えなかった・・・。

昨年1月のN響アワーで、デュトワ/N響のロシア公演のをやったのを見た。(2003年4月23日・ロシア、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー)。旧レニングラード・フィルも演奏したホールで、臨場感溢れる映像で、不思議な感じがした。この演奏はなかなか気合が入っていてよかったと思う。チューバの多戸さんが坊主頭にしていて、やたらと後姿が映るのがインパクトがある(海坊主みたいだ)。

最近聞いたのでは、もう一つ、クリスチャン・ヤルビィ指揮の東フィルで、2006年6月29日・東京オペラシティでの演奏会のもの。FMで聞いた。きれいにまとまっているが、もっと思い切りやってもよいかな、という印象を持った。その中で、注目したのは、ブイドロ(牛車)のソロ。

ブイドロのソロは、確か楽譜の指定は「テナー・チューバ」である。テナー・チューバがどういう定義の楽器になるのかよく分からないが、大抵はユーフォニアムで吹くのが一般的だ。たまにチューバで吹く場合がある、と聞いたことはあった。

東フィルのはどうか?と思って聞いているとユーフォとは明らかに違う。この深みのある音はユーフォではなくチューバである。誰かのHPでこれとは数日違いの同じメンツの演奏会で、チューバ(F管?)で吹いていたという記述を見つけた。この時はチューバで吹いたのはいいが、チョンボしたらしかった。だが、この29日の録音のは、割とちゃんと吹いている。私にとっては珍しい録音となる。

(ショルティ/シカゴの)

ムソルグスキー(ラヴェル編);組曲「展覧会の絵」/ラヴェル;同「クープランの墓」他@ショルティ/CSO

ジャケット写真はこんなの。
ショルティがおしゃれな格好をしていてシブイ。

 Solti001

 

 

 

 

※すごいCDを見つけた。

ムソルグスキー:展覧会の絵 5態

この曲の様々な編曲スタイルが一同に介し楽しめるというものらしい。

ディスク:1 
1. 展覧会の絵(オリジナル・ピアノ版) 
2. 展覧会の絵(ラヴェル編曲:管弦楽版) 
ディスク:2 
1. 展覧会の絵(ストコフスキー編曲:管弦楽版) 
2. 展覧会の絵(エルガー・ハワース編曲:ブラス版) 
3. 展覧会の絵(神谷百子編曲:マリンバ版) 

ピアノ原曲版はアシュケナージ、これは以前聞いたことがある。
端正な演奏。

ラヴェル版はご存知ショルティ指揮シカゴ交響楽団。

ストコフスキー版はニュー・フィルハーモニア管弦楽団
これは聞いたことがないが、すごい編曲らしい。。。

ブラス版は、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル
これも聞いたことがある。金管アンサンブルで
よくここまで、というものである。

マリンバ版も興味をそそられる。

買ってみようかな、、、

 

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坂崎幸之助 一夜限りの音楽ライブ

NHK プレミアム10
「坂崎幸之助の一夜限りの音楽ライブ 〜甦れ70年代!〜」
5月11日(金) 総合 22:00 - 23:00

を録画しておいたのを見る。

6月10日(日) 14:00-15:00 総合で再放送していましたね!

見ましたか?

写真館を模したスタジオ。坂崎幸之助がカメラ・動物好き・音楽好きの店主という設定。パートナーには小野文恵アナ。

写真館には、70年代フォーク系の歌手が訪れ、歌とトークで盛り上がるという趣向になっている。

今回のゲストは谷村新司と、南こうせつ。「今回は」と言っているが、これ、シリーズ化するのだろうか。

小野アナに「フォーク界の『飛車・角』のお二人!」とよく分からない紹介をされると、「どっちが飛車で角?王はいないの?」と絶妙の突っ込み(笑)。

坂崎幸之助は、これまでもNHKのフォーク番組特集がいくつかあったが、必ずといっていいほど出ている気がする。トークもできるし人の歌でも何でも歌える、でNHKに重宝がられているのだろうか。いつもトークの時もギターを持って、すぐに弾いて歌いだすが、この時は珍しくギターを持っていなかった。歌が本業の人なので、ギターがないとトークの間を持たせるのが不安なのではないかと思う(チャーとか野村義男とかも似ている)。

アリスとかぐや姫時代それぞれの曲を坂崎とセッションし、曲の合間にはトーク、という構成。坂崎は、こうせつとのセッションは「CLONES(クローンズ)」、谷村とは「ALLIES(アリーズ)」という名前を付けて「気軽に」やっているそう。

◆曲目 ※AはALLIES、CはCLONES

選曲は坂崎氏、ということである。大ブレイク曲ではないのを選ぶあたりが通。歌っているバックには、アリスとかぐや姫の若き頃の「老けた」写真と映像。

●今はもう誰も (’75)A
アリス往年の名曲。この曲もヒット曲ではあるが、冬の稲妻で大ブレイクする以前のもの。坂崎氏は誰の歌でも歌える。

●加茂の流れに (’72)C
坂崎氏は正やん(伊勢正三)役。アコースティックギターの高音でのチョーキングしまくりのソロも余裕。

●黒い瞳の少女 (’75)A
アリス初期の頃の「通」な曲である。初期の曲はこういうさわやかな曲が多い。「夢去りし街角」なども似た感じ。ちょっと「(青春の)青い」感じもあるが、それがいい。坂崎氏も上手いが、やはり堀内孝雄の声でないと違和感がある。谷村・堀内の組み合わせが絶妙だったのだと思う。

●酔いどれかぐや姫(’70)C
初めて聞く、「さあっ」と不思議な掛け声が入る不思議な曲(きっとこれも通好みの曲?)。

●愛の光 (’73)A
これもアリス初期の曲。ちょっと暗めだが、スリリングで渋い感じの歌。ギター2本でこれだけのリズム感を出すのは凄い。。初期は本当にギター2本でやっていたらしい。

●けれど生きている(’73)C
これも初めて聞く曲(すみません。かぐや姫はそれほど詳しくないんです)。

●夢のカリフォルニア(’65)3人
最後はトークで3人の「夢」を語った後、3人でTHE MAMAS & PAPASのこの曲。

トークでは、若い頃の売れない時代の話が中心。楽屋で、売れる前のかぐや姫、アリス、チューリップ、オフコースらが集まり、

「この中で誰かがメジャーになったりして」
「いやあ、ない、ない・・・」

などと言っているうちに、

谷村「かぐや姫が行っちゃった。そしてチューリップも心の旅に出ちゃった。」(笑)

その次は自分達?と思っていたら、予想もしなかったバンバンに先を越された、

「大外から回ってきた感じだった」、と谷村(笑)。

小野アナは昭和43年生まれらしいのを最近知った。この年代だと初期のアリス・かぐや姫はまだ幼少の頃でリアルタイムには覚えていないと思うが、詳しそう。とても楽しそうだ。この人は自分と歳が近いのと、寅さんファンであるのが一昨年・昨年のBS全作放送の司会に途中から強引に?加わったことから判明したこともあり、最近妙に親近感を覚える。

この他、彼らの思い出にまつわる写真が出される。

浜松駅前の写真。コンサートでお客さんが全然いなかった苦い思い出の地だそうだ。(かぐや姫は20人、アリスはデパートの紅白幕の催し物会場で4人)。

南こうせつが若い頃住んでいた高円寺のマンションでは、隣の隣の部屋に住んでいた今の奥さんが、会って2回目で、今日からここに住むから、といきなり荷物を持って来たというすごいエピソードも披露される。

アリスを知ったのは小学校3年か4年頃だったと思う。「冬の稲妻」「ジョニーの子守唄」あたりでハマッた。クラスの友達が持っていた1978年の武道館ライブのレコードも聞かせてもらったりもした。

ライブだと、レコードよりもアップテンポでものすごくノリがよく、そのカッコよさにさらにシビれた。「今はもう誰も」とか「冬の稲妻」とか「ジョニーの子守唄」とか「涙の誓い」とか・・・。また、それまで知らなかった名曲も沢山入っていた。

武道館ライブは、その後、アメリカに親の転勤で行く前に自分でも買って持っていった。さらにCDを「大人買い」した。映像も出てるんじゃないかと思う。初期の頃の曲はベスト盤系が、当時の音源なのでよいと思う。

かぐや姫は、アリスほど詳しくはないが、昨年の吉田拓郎との「つま恋2006」の様子をBSで見たが、かぐや姫の「妹」で、期待感のこもったイントロの後、南こうせつがおもむろに、「いも〜うとよ〜・・・」と歌いだした時、そのたった1小節で観衆の気持ちをわし掴みにしたのが画面を通して伝わって来た感じさえした。やはりそれだけの力を持ったアーティストである。 

武道館ライブのCD(2枚組)はアマゾンは今、品切れの模様。

DVDがあるようだが、曲数が異様に少ない。もっと沢山やったのに。

1. 栄光への脱出 
2. 冬の稲妻 
3. ジョニーの子守唄 
4. 涙の誓い 
5. 君のひとみは10000ボルト 
6. 砂塵の彼方 
7. 砂の道 
8. さらば青春の時 
9. 10,000人の讃歌 

ベスト盤。

アリス/BIG ARTIST BEST COLLECTION (CD)

1. 走っておいで恋人よ 
2. 愛の光 
3. 今はもう誰も 
4. 黒い瞳の少女 
5. 秋止符 
6. 明日への讃歌 
7. さらば青春の時 
8. 夢去りし街角 
9. ジョニーの子守唄 
10. チャンピオン 
11. 涙の誓い 
12. 冬の稲妻 
13. 未青年 
14. Wild Wind―野性の疾風 
15. つむじ風 
16. 君のひとみは10000ボルト 
17. 青春時代 
18. 帰らざる日々 

再結成時のコンサートDVD。

かぐや姫

ディスク:1 
1. この秋に 
2. 君がよければ 
3. ひとりきり 
4. ペテン師 
5. 赤ちょうちん 
6. あの日のこと 
7. マキシーのために 
8. あてもないけど 
9. うちのお父さん 
10. 眼をとじて 
11. 加茂の流れに 
12. けれど生きている 
13. 僕の胸でおやすみ 

 
ディスク:2 
1. 神田川 
2. 雪が降る日に 
3. おもかげ色の空 
4. こもれ陽 
5. 今はちがう季節 
6. 突然さよなら 
7. 22才の別れ 
8. あの人の手紙 
9. アビーロードの街 
10. なごり雪 
11. 黄色い船 
12. 妹 
13. 好きだった人 

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宮本文昭 ファイナルコラボレーション

「オーボエ奏者・宮本文昭 ファイナルコラボレーション」
BS2 5月12日(土) 後10:00~11:30

もうすぐ始まります。

随分前ですが、ピース(タバコ)のCMで、確かフルートの中川昌三の次のバージョンで「タイスの瞑想曲」かなんかを吹いて一般にも知れることになりましたが、本業は、ケルン放送交響楽団の首席奏者を長く務め、サイトウ・キネン・オーケストラにも初期の頃からずっと参加するなど、世界クラスのオーボエ奏者ですが、ジャズなどジャンルを越えた活動をしています。

そんな宮本さんが今年3月31日でオーボエ奏者としての引退を表明し、本当にやめてしまいました。

早すぎる引退が話題をよび、これまでも様々な番組に出演して、その思いが語られました。

曰く、自分は「音楽家」になりたかった。オーボエはたまたまそのための手段であったにすぎない。今回の「引退表明」は、オーボエを置く、というだけで、音楽を辞めるわけではなく、オーボエ奏者であることの制約から抜け出し(手間ヒマのかかるリード作りなどのことを指すのだろうか)、もっと色々なことにチャレンジしたい、というものでした。オーボエ奏者としても、衰えをさらす前に良い状態のまま引退したい、という美学のようなものもあったのだと思います。

今日やるのは、引退3日前の東京文化会館でのコンサートの模様らしいです。

共演は
渡辺香津美(ギター)、溝口肇(チェロ)、中西俊博(バイオリン)、三宅一徳(キーボード)、鳥山雄司(ギター)ら。

クラシックだけでなく、様々なジャンルを越えた内容になると思われます。要チェック。

ちなみに今BS2でやってるのは、

お宝TVデラックス
~日本のお母さん~

 5月12日(土) 後8:00~10:00

「ゲストたちの記憶に残るテレビ番組を取り上げ、様々なコーナーを通して、その魅力に迫る。」という企画モノです。

司会は、麻丘めぐみ、高山哲哉アナ。

この間の青春ドラマスペシャルなんか面白かったです。(「おれは男だ!」とか「ふぞろいの林檎たち」とかをやった)

今回のテーマは「日本のお母さん」。

さっきまで「肝っ玉母さん」とかをやっていました。今は「あぐり」をやっています(21:30現在)。

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マテュー・デュフォー(Fl)リサイタル

5月9日(水) BS2「BSクラシック倶楽部」で、
「マテュー・デュフォー」のフルート・リサイタルの模様を放送します。
(10:55~11:50)

今回のは再放送です。2006年7月19日に放送されたものを見ました。


デュフォーは1972年パリ生まれ。リヨン国立高等音楽院を卒業。マクサンス・ラリューに師事。バレンボイムに招かれ、シカゴ交響楽団の首席奏者に迎えられる。

という経歴のフルート奏者です。なかなかしっかりとした音で、安定感があります。音域による音色のムラがなく、上から下まで均質な感じです。かなり歌口に唇をかぶせて近づける感じで吹いています。生で聞くときっと太そうな音でしょう。

プーランクのフルートソナタは、色々な人が吹きますが、この人のもなかなかいいです。3楽章はかなり早いテンポなのに、いとも簡単そうに吹きます。

ピアノ伴奏はエリック・ル・サージュ。この人も最近活躍しています。ポール・メイエ(クラリネット)とかエマニュエル・パユ(フルート)とかと組んだアンサンブル「レ・ヴァン・フランセ」でも活躍しています。難しそうなモーツァルト等、難しさを感じさせることなく、軽やかに弾いています。

【演奏情報】
2006年4月25日・浜離宮朝日ホール

フルート:マテュー・デュフォー
ピアノ:エリック・ル・サージュ

モーツァルト ソナタ イ長調
プーランク フルート・ソナタ
コネッソン サライのほほえみ
バッハ フルート・ソナタ変ホ長調より
     シチリアーノ

関心のある方はご覧になってはいかがでしょうか。

 

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N響 チャイコフスキー5番

NHKの教育3というデジタルチャンネルがあります。

今、N響のチャイ5(チャイコフスキーの交響曲5番)の演奏を放送しています

(放送予定は22:43~23:43)。

1997年9月6日の演奏(1328回定期)で、指揮はエフゲーニ・スヴェトラーノフです。

2楽章が始まって少ししたところです(23:06現在)。ホルンのソロは松崎さん。

スヴェトラーノフ指揮の演奏は、2005年の2月と5月のN響アワーで、それぞれ2000年10月演奏の「くるみ割り人形」の「パ・ド・ドゥ」と、「白鳥の湖」をやったのが凄かったのを覚えています。

2005年3月のN響アワーの時(シェックのホルン協奏曲を松崎さんが吹いた)には、この97年の時のチャイ5の演奏で松崎さんが見事なソロを吹いて終了後にスヴェトラーノフに指揮台のところまで呼び寄せられた、という場面が紹介されました。

スヴェトラーノフの指揮は、全体的にテンポがゆっくりめですが、全体的にもの凄く音がよく鳴っています。朗々とオーケストラを歌わせている感じです。金管を吹かせる、吹かせる。普段のN響からは考えられないくらいの音量。ロシアのオケみたいで、聞いていて気持ちがよいです。「パ・ド・ドゥ」のクライマックスのトランペットなど、圧巻です。

教育3について詳しいことはよくわかりませんが、クラシック番組を結構やっています。古めの映像が多いですが、名演の類を選んでやっているのではないかと思われます。毎日チェックするほどのパワーはありませんが、たまに気づくと珍しいのをやっています。

※放送後の感想

1楽章のTuttiから既にトップスピードという感じ。金管が吹きまくる。トロンボーン・チューバがバリバリに吹いている。

2楽章のホルンソロは安定した音色。安心して聞いていられる。

・・・ちなみに2楽章のホルンソロでこれまで聞いた中で、最も凄いと思ったのは、ムラビンスキー指揮・レニングラード・フィルのだ。多めのビブラートをかけた独特の音は他の演奏と一線を画する感じで、泣ける。(これを定盤に挙げる人は多いと思います)

4楽章になると、さらに演奏は熱を帯びる。フィナーレ近くのトランペットの旋律のところでは、スヴェトラーノフは目を閉じて指揮するのをやめてしまっている。N響にしては珍しく、弦楽器も皆、体を大きく揺らして弾きまくる。「一心不乱」という感じ。ノッている演奏である。

終演後は拍手喝采。管楽器の各セクションをスタンドさせた後、松崎さんを立たせるスヴェトラーノフさん。大拍手とブラボーコールが起こる。スヴェトラーノフさんはホルンの席まで歩いていき、松崎さんの手を取ったかと思うと、そのまま松崎さんの手を引っ張って指揮台のところまで連れて来てしまう。そして指揮台の上に立つよう促す。大テレの松崎さん、ちょこんと指揮台の上に乗ったかと思うと、恥ずかしそうにすぐに降りてしまう。。。

当時すでに聞いた人は多いかも知れません。
かなり名演の部類に入ると思います。

見逃した方は、、、

全体的に名演だったと思うので、N響アワー枠(日曜21時)でたまにやっている「名演奏プレーバック」(今もこの企画、あるのだろうか?)などにリクエストを出して強烈にアピールすればまたちゃんと放送する可能性はあるのではないでしょうか。

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N響アワー トランペット特集(4/29)

もう1週間以上前ので恐縮ですが。。。

「もっと知りたい!」トランペット特集
ゲストはN響首席トランペット奏者の津堅直弘氏。

「トランペット特集」ということで、トランペット協奏曲とかをやるのかと思ったら、普通の曲でトランペットが目立つ曲をやっていた。

まず「ドボ8(ドボルザークの交響曲8番)」の4楽章。
(2007.4.7 バーメルト指揮)

演奏中のトランペットのアップを小窓で映していた。この曲は冒頭のファンファーレでトランペットが目立つには目立つが、それほどフィーチャーされた曲だろうか?9番(新世界)ほど洗練されていない気がするが、派手で面白い曲である。途中で出てくる旋律が「こがねむし~は~金持ちだ~」にちょっと似ているところがある。

ドボ8というと、高校の吹奏楽部の後輩(トロンボーン)が入った某大学オケの演奏会でやっていたのを思い出す。開演前の舞台袖から、トロンボーンが4楽章のあの目立つところをさらっている音が「パカパカパカパカ・・・」と盛んにする。後でその後輩に聞く。

「お前だろう、あれ」
「違いますよ、おれじゃないですよ~」(笑)。

本番直前にその日やる曲をさらっているのはあまりみっともいいものじゃありませんので気を付けましょう。。。

この曲は1楽章に有名なフルートソロがある。スラーでオクターブとかの跳躍が多いが案外これは曲者。そして4楽章のソロ。1番を吹くのは中野さん。指や音域はそれほど難しくはないと思うのだが、何せ長いフレーズをレガートで吹きっぱなしで、ブレス(息継ぎ)のタイミングが非常に難しい。それなりの音量が必要なところなので一息ではまず吹けない。どこでとってもちょっと音楽が崩れるような形になって無理があって、奏者泣かせのソロだと思う。

その後、トランペットのウンチク、色々な楽器の紹介がある。ピストン式とロータリー式の両方を津堅さんが吹いて見せたが、やはり音が違う。ロータリーは抵抗感が強く、粘りのある音と言われている。色々なミュートを付けた音の違いも披露。津堅さん個人持ちのミュートを持ってきていて、名前が書いてあるものがある。それも平仮名で「つけん」と書いてある。

これを見て、「『つけん』って書いてあるけど『つけるん』だよね・・・」とまたもや池辺節が炸裂。

次は、そのミュートを付けた音で、ムソルグスキー「展覧会の絵」から「サミュエル・ゴールデンベルクとシュミイレ」。
演奏は1996.7.19、指揮はゲルギエフ(≒車だん吉?)。
津堅さんが鋭い音で吹く。

その次は、ドビュッシー「夜想曲」から「祭り」。
1985年11月13日、ホルスト・シュタイン指揮の演奏である。

クラリネットの磯部さんが若い。フルートは懐かしい宮本明恭さん。トランペットは津堅直弘、北村源三、祖堅方正の3大巨頭揃い踏みの圧巻。

この曲は大学オケ時代、2年の秋頃に学園祭で2年生オケ(Dオケ)で演奏した。ちょうど3年次の執行体制を決めるための(ドロドロした)話し合いの時期で、あまりいい印象がない。。。最近になってやっと冷静に聞けるようになってきた。なかなかいい演奏。

この次のマーラーの交響曲3番の3楽章が凄かった。(1984年12月12日、ノイマン指揮の演奏)。

珍しいバルブ付きポストホルンによるソロがあり、津堅さんが吹いている。不思議なもので、ホルンでもなくトランペットでもない音がする。金管楽器はその形状によって音色が確かに異なる。(ワーグナーなんかで使われるバストランペットなども、音域はトロンボーンと一緒だが、音色は確かにトランペットなのである)

この曲で若い頃、鼻が悪く大トチリをした苦い経験があるそうで、その後ドイツ留学を経て帰国後またやることになった雪辱戦。相当のプレッシャーの中、「200回練習法」というのでさらいまくったそうである。そして「打倒、マーラー」と書いた「お守り」を懐に忍ばせて本番に臨んだそうである。

このポストホルン、ものすごいドソロである。バリバリ吹くような曲ならある程度ごまかしも利きそうなものだが、やわらかい音で、延々と吹き続ける。並大抵の気力・体力では吹けそうもありません。

津堅さんはしっかりと、目をほとんど指揮者からそらさずに堂々と吹いていた。我々素人なんかだと、自信がなかったりミスしたりすると、大抵目をキョロキョロさせたり、やたらとまばたきをしてしまうものである。こういうアップの演奏だとそれが分かってしまうので怖い。

ホルンには松崎さんと山本(真)さんの双璧。松崎さんが若い。この人はその顔立ちから、ずっと外国人だと思っていた。オーケストラにもプロ野球みたいに助っ人外人がいるのかと(笑)。チェロには徳永謙一郎さんがいる。

関山(幸弘)さんはまだ昔の髪型。いつ今の髪型になったのかよく分からないのだが、しばらく別人だと思い、気がつかなかったことがある。あまりに違うので。。。

そして最後にスタジオで津堅さんが演奏。
曲はヘンデルのラルゴ「なつかしい木陰」(Pf:白石准)。

音をすごく近くで拾っている感じ。曲の感じから、もっと柔らかい音で吹くのかと思っていたら、結構しっかり、はっきりと吹いていた。張りのある音や細かく鋭いビブラートなど、ドクシュツェルの音や吹き方に似ている。

これを大きなホールで聞くとちょうどよい伸びやかな音に聞こえるのだと思う。トランペットはつくづく間近で聴く楽器ではないのだと思う。

NHKホールというのは演奏ホールの中でも結構大きい方で、ここをホームグラウンドにしていると、客席の後ろまで音を飛ばすために、このくらいのはっきりとした吹き方が身に染み付いているのだと思う。

ちょうど、宝塚や歌舞伎の厚化粧と同じなのである。間近で見るとドギツイ化粧が、客席の後ろではちょうどよい具合に見えるのと同じで、楽器の音もそういうところがある。特にソリスト級の人はそういうことを念頭に置いた音を出している。

池辺晋一郎先生のギャグは相変わらず炸裂しまくり。今回は他のは割愛させていただきます・・・。

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ミュージック・ボックス【90年代】

直近の放送予定

【1960年代】4/25(水)2:45-3:45 総合 ★済
【1970年代】4/26(木)3:00-4:00 総合 ★済
【1970年代2】4/27(金)3:00-4:00 総合 ★済
【1980年代】5/2(水)3:05-4:05 総合 ★済
【1980年代2】5/3(木)3:30-4:20 総合 これは50分版★済

これまでに録画したものの曲目です。

【1990年代】55分

君がいるだけで (米米CLUB)'92
もっと強く抱きしめたなら (WANDS)'92
負けないで (ZARD)'95
それが大事 (大事MANブラザーズバンド)'91
こもま君だけを奪い去りたい (DEEN)'93
バンザイ~好きでよかった~ (ウルフルズ)'96
PIECE OF MY WISH (今井美樹)'91
朝日を見に行こうよ (SMAP)'99
涙のキッス (サザンオールスターズ)'92
Can You Celebrate? (安室奈美恵)'97
Innocent World (Mr.Childeren)'94 ※途切れ

元記事はこちら

NHK ミュージック・ボックス

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ミュージック・ボックス【80年代2】

直近の放送予定

【1960年代】4/25(水)2:45-3:45 総合 ★済
【1970年代】4/26(木)3:00-4:00 総合 ★済
【1970年代2】4/27(金)3:00-4:00 総合 ★済
【1980年代】5/2(水)3:05-4:05 総合 ★済
【1980年代2】5/3(木)3:30-4:20 総合 これは50分版★済

これまでに録画したものの曲目です。

【1980年代2】50分(正味は48分)

想い出がいっぱい (H2O)'83
赤いすいーとぴー (松田聖子)'82
雨音はショパンの調べ (小林麻美)'84
初恋 (村下孝蔵)'83
マイレボリューション (渡辺美里)'86
輝きながら (徳永英明)'87
六本木心中 (アン・ルイス)'84
スローなブギにしてくれ(I want you) (南佳孝)'81
スニーカーぶる~す (近藤真彦)'81
翼の折れたエンジェル (中村あゆみ)'85
いっそセレナーデ (井上陽水)'84

元記事はこちら

NHK ミュージック・ボックス

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ベト7(ベートーベン交響曲7番)2

ベートーベンの他の交響曲には、「英雄」「運命」「田園」といった標題が付いているものがある。標題が付いていると、あまり聞きなれていない人でも、なるほど、そういうイメージがする、と曲が分かったような気になれるのだが、この7番はそういう標題が付いていないので、最初は取っ付きにくさがある。

故・山本直純氏が、ベートーベンがもう少し標題付きの交響曲を多く作ってくれていればオーケストラもレパートリーが楽になるのだが、と著書「オーケストラがやって来た」の中で書いていた。標題付きの曲の方が人気があり、観客動員数が断然違うというのである。動員力が小さい曲というのは収益性を考えた場合、名曲でもプログラムにしにくいという訳である。これは随分昔の本で、昨年は「のだめ」で7番が注目を浴びるなどし、にわかにクラシックブームが起こったし、今はそうでもないかもしれない。

私が好きなのは、カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィル(1975~76年・ウィーン・ムジークフェライン)のものである。

これは多くの人が名盤に挙げる演奏でもある。奔放、饒舌、闊達といった言葉で表現されることが多い。何しろ聞いているうちにぐいぐいと引き込まれていき、最後は怒涛のような勢いで終わる。

たまたま初めてちゃんと聞いたのがこのウィーン・フィルのだったのだが、いたく気に入ってしまった。他のを聞きたいという気が起きなかったということからも分かる。

私が買った時は7番だけのやつだった。こんな写真のやつ(写真のみ)。演奏は同じものだと思う。

Bet7001  

 

 

 

クライバーは、1983年のコンセルトヘボウ管とのライブ映像も鮮烈である。終始ニコニコしたような楽しそうな表情(まるで上機嫌に酔っ払っているようにさえ見える)、踊るような指揮、手をグルグル回すだけのようになったり、指揮をやめてしまい肩を体操のように動かすだけになったり、そして怒涛のような演奏。

 ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92

 (これは4番とのカップリングDVD)

フルトベングラー指揮ベルリン・フィル(1953年ライブ)を奥さんが持っていたのだが、これもまた素晴らしい。最初の方はちょっと重たい感じだが、4楽章最後の方に行くにつれ、いつの間にかオケが火の玉のようになって終わりに突入していくようなイメージがある。

97~98年頃だったか、大宮ソニック・シティに来たN響のを聞いたことがある(指揮はウルフ・シルマー)。ホルンの1番は松崎さん。4楽章最後のハイトーンで目立つところなども、バッチリ決めている。管楽器でたまにやることで、他のパートよりちょっとだけ早く音を出して(要するにフライング)目立たせることがある。自分も管楽器奏者なのでついそういう感覚が分かってしまうので、「やってる、やってる」と思い少しニヤっとした(笑)。

3楽章ではトランペットが高い音を伸ばすところがある。初めのうちはよかったのだが、何回目かで、1番を吹いていた津○さんが、おっ外してしまった。少し前に座っていたおじさんが、それまで静かに聞いていたのだがこれを見て「けっっ」と吐き捨てるように言った。厳しい。

プロでもそういうことがあるんだ、まあ人間のやることだからしょうがないよね、などと思いながら、終演後、駅に向かって歩いていたら、楽器ケースを持った津○さんが大きなマスクをしてフラフラと歩いて来るのを発見した。花粉症かなんかだったのだろうか、それで不調だったのだろうか、などと色々想像してしまった。

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ベト7(ベートーベン交響曲7番)1

ベートーベンの交響曲第7番イ長調。

略して「ベト7(べとしち)」。関西圏では「ベト○」ではなく「べー○」とも言うらしい(つまり、「べー7」となる)。

※略語については
4/1 のだめ効果?クラシック略語流行る?ベト7
を参照下さい。

大学オケ時代、年2回の定期演奏会の選曲会議で毎回のように候補に出ては落ちる曲の一つであった。

なぜこの名曲が落ちるのか。

選曲のプロセスはこうだ。まず全員から希望する曲を募り一次候補とする。これを各パートの首席奏者(パートリーダー)らからなるリーダー会議で延々と議論をして決めていた。各パートリーダーは、曲の難易度や楽器編成などを考慮し、パート員の意見も聞いて、推す曲、落としたい曲をパートの意見として出していき、これを繰り返して候補を絞っていく。

アマオケには当然ながら色々な趣味や価値観の人がいる。単純に好きだから、という理由でモーツァルトやベートーベンなど一般的に人気のある曲もいつものように候補に出される。

ところがパートリーダーはそうはいかない。曲の難易度によって、自パートの技術レベルで演奏できるのか、とか、人数が多いパートの場合、ローテーションと言って、できるだけ皆が同等に出番があるよう考慮しなくてはならず、各自パート員の期待(圧力)を一身に背負い交渉に臨むのである。

とはいえ、あれもできない、これもできない、ではナメられて発言力が弱くなることもあるので言い方も考えなくてはならない。そして実は各リーダーの個人的な好みもあったりするが、あからさまにそうも言えないため、色々と理由付けを考えたりもする。

こうして実に虚々実々の駆け引きが繰り広げられ、曲が決まっていくのであった。やっている時は辛いだけで気が狂いそうだったが、後から思うと、これ、随分といい社会勉強になっていたのである(笑。サラリーマンになると分かると思います・・・)。

ベートーベン、モーツァルトなどの古典系は弦楽器を中心に人気は高いが、選曲においては敬遠されがちである。理由は、金管・打楽器の出番が少ないということもあるが、「難しい」からである。古典系の難しさというのは、「ごまかし」が利かないところにある。

近現代の曲などでは、早いパッセージや高い音など多少技術的に難しくても、とにかく練習して譜面通りにできればそれなりに曲になってしまう(ように聞こえる)ものも多いが、古典はそうはいかない。無駄な音がなく、ちょっとのアラでも目立ってしまう。相当練習しても「名演」まで持っていくのは難しい。ただ好きな曲ができればいい、と開き直りでもしない限り、古典をやるのは相当の勇気がいる。ただ、音楽の作り方などで非常に勉強になる部分が多いので、そういう理由であえて取り上げることもあった。

そしてもう一つの理由。

大体、金管セクションは自信満々系の人間が多く、難しくても自分のパートがバリバリ吹いて目立つ曲を強硬に推してくることが多い(マーラー、ブルックナー、ワーグナーとか)。ベト7というと、別名「ホルン協奏曲」と言うくらい、ホルンが目立ち活躍する(特に1楽章と4楽章)。

ところが、この曲だけはホルンが嫌がるのである。この二つの楽章は結構高い音が出る。プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」などのように同じくらいの音が出てくるものもあるが、音形によって出しやすさが違うのだと思われ、ベト7はいきなり「パーン」と出さなくてはならないので難しいのだと思う。

嫌がると言っても、はっきりとそうは言わないところがいやらしい(笑)。

曰く、この曲は「(演奏を)保証できない」と。(正直に難しい、とかできない、とか言えばいいのに、ねえ)。

もう1曲、ホルンが絶対に嫌がったのは、リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(通称、ティル)。これは恐らく冒頭のウルトラE難度宙返りのようなソロに理由があるのだと思う。

演奏会プログラムは、基本的には3曲プロで、前プロ・中プロ・メインと呼ぶ構成を取ることが多い(曲の長さや難易度的に見ると通常は、前プロ<中プロ<メインとなる)。大体は核となるメイン・プログラムが決まって、その後、全体のバランスを考えて前・中が決まっていったように思う。

人手不足のパートなどは「全ノリ(乗り)」と言って有無を言わさず全曲出演となるが、人数の多いところは、前ノリ(前プロだけの出演)、とかメインだけ、などとなる。

なのでメインが古典系のように、金管がトランペット2・ホルン2だけ、とか打楽器はティンパニだけ、とかの編成の曲になってしまうと、金管や打楽器が黙っていない。そうすると前プロや中プロが大抵、金管・打楽器がドンカチャンカやる派手な曲になる。邦人の作品で結構そういうのがあり、こういう時、よく候補に挙がった。「困った時の邦人頼み」という格言さえあったほどだ(笑)。でも邦人は弦楽器にとってはあまり「勉強にならない」そうで嫌がる人が多かった(吹奏楽に近い作品が多いのだろうか)。

次、私の好きなベト7の演奏について。
これは、長くなるので・・・【つづく】

   ベト7(ベートーベン交響曲7番)2

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ロストロポービッチ氏死去

ムスティスラフ・ロストロポービッチ氏(チェロ・指揮)が死去したそうです。享年80歳。ガンを患っていたとの報道もあります。

ロストロポービッチと言うと思い出すのは、、、
2001年5月。ウィーン。

身内がベルギーで結婚式を挙げることになって出席することになり、ついでに他の場所も旅行することになって、初日をウィーンにした。

この日、楽友協会(ムジークフェライン)では、ロストロポービッチ独奏で小澤征爾指揮ウィーン・フィルのマチネがあるのは知っていて、見たかったのですが日程が合わず、夕方の到着となっていました。何か聞ける演奏会はないか、と当日券を求めて楽友協会に行ってみました。勝手がよく分からずに裏口あたりをウロウロしていました。

すると、その時・・・

公演を終えたマエストロ小澤が裏口から出てきたのです。

Tシャツに着替えた姿でスタスタとこちらに歩いてきます。何か声をかけたかったのですが、付き人のような方と忙しそうに早足で来られたものですから、迷惑ではないかと気後れしてしまいました。

目の前に来た瞬間、マエストロと目が合う。喉まで声が出掛かりましたが、そのままこちらは金縛り状態です(笑)。マエストロはこっちが何か言いたげにしているのを察知して、一瞬立ち止まったように見えましたが、こちらが黙っていたのでそのまま近くのホテルへ消えて行かれました。

呆然としながら、写真だけでも一緒に撮らせてもらえばよかった、などと反省中、今度は白髪のおじいさんが出てきたかと思うと、、、

出てきたのは巨匠ロストロポービッチ。

キャスターが付いたチェロケースをごろごろと転がしながらこちらへ歩いてきます。矍鑠(かくしゃく)としていて、早足でした。目の前で目が合った瞬間、顔は笑顔を作ったものの、またもや喉まで声が出掛かって止まってしまいました。

この一件は良い思い出にはなりましたが、今となっては本当に悔やまれます(笑)。二人の巨匠と一緒の写真でも撮れていれば家宝ものでした。

結局この日はコンツェルトハウスの方で、エッシェンバッハ指揮のパリ管の公演があり、そちらを聞きました。チケット売り場で地元のおばちゃんらしき人に声をかけられ、「パリ管?チケット譲ってあげるわよ」と(多分)言われ、ほぼ定価ではありましたが譲ってもらいました。ダフ屋とかではなく、都合が悪くて行けなくなった人が個人的にチケットを譲りにくることがよくあるそうです。日本円にして2700円くらいだったと思います。

パリ管は凄かったです。確かベルリオーズの「夏の夜」(?)とかいうのと、「ローマの謝肉祭」と、メンデルスゾーンのイタリア(交響曲第4番)。時差の関係で、日本からずっと長い一日が続いてそのまま徹夜をしているような状態だったので朦朧としていましたが、一糸乱れぬ整然とした演奏と、もの凄くきれいな音。パリ管はレコードで聞くとちょっと音が軽い感じを印象として持っていましたが、そんなことはありませんでした。圧倒的な音圧。アンコールは、ハンガリー行進曲と「真夏の夜の夢」のスケルツォ。ハンガリー行進曲が一番凄く、怒涛のような演奏でした。(これで2700円は格安!)

★★★

ウィーンは95年に新婚旅行で初めて行きましたが、とても気に入ってしまったのです。音楽の都として世界的に知名度があるが、決して大きな街ではない。路面電車がいい感じで走っている。路面電車の運転士のおじさんは、駅に近づくと、チンチンとベルを鳴らし、駅名をボソボソっと言う。マイクを付けているがよく聞き取れない。ちゃんと言ってよ、と最初は思ったが、日本のバスの運転手さんとかも、決して皆がハキハキしている訳ではないなあ、と考えると、似たようなもんか、と妙に納得。夕方になるとみんな仕事を終え、アイスクリームやらサンドイッチやらを食べながらのんびりと散歩している。

古い建物と新しい先鋭的な建物が同居しているものの、中心部には13世紀に建てられたというシュテファン寺院がそびえ立つ。間近で見るその石造りの建物は、長い間、風雪にさらされて一面黒ずみ、時代の重みに圧倒される。こういうのは写真とかではなく、実際に見て初めて実感できるのだと分かりました。

その時はたまたまウィーン市の芸術なんとか週間とかで、夕方から市庁舎前の広場でなんとウィーン・フィルの第九の演奏をタダで聞けてしまいました(指揮はメータ)。遠くてよく見えませんでしたが、多分フルートの一番はシュルツだったと思います。

みんなホットドッグを食べ、ビールを飲みながら、草むらに座ったり寝っころがったりしながら聞いています。あのウィーン・フィルをです。
こういうのを本当の「贅沢な」聞き方と言うのではないでしょうか。

ウィーン・フィルは現地でもチケットの入手は困難と聞きますが、それでもこういのを見ると、日本で考えられているよりもずっと市民に近い存在であるのではないでしょうか。うらやましい限りです。

巨匠のご冥福を祈ります。

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60・70年代歌謡曲

自分はクラシック音楽が好きであるが、ちょっと昔の歌謡曲も好きである。

60年代と70年代前半はリアルタイムではないが、どこかで聞いたことのあるような曲ばかりだ。小学生になった70年代後半が何といっても、歌謡曲の黄金時代で(と思っている)、特に昭和53年(78年)頃が一番すごかったと思う。

このころ、家族の転勤でアメリカに3年ほど住んでいたので、渡米する前に流行っていた日本の歌に思い入れがあったこともあるかも知れない。高校くらいの時にFMで深夜、60~70年代歌謡曲特集をやったのを聞いたのがきっかけで本格的に目覚めることとなった。

大学生時代はオケ三昧で表向きはクラシックオンリーみたいになっていた(でも同期の部長・I氏は高校時代はギター部というクラブだったらしく、「隠れ『さだ』」だった・・・)。

会社に入った頃は、こういう趣味が合う人がいなくて、同期などとカラオケに行くと、みんな新しい曲を当たり前のように覚えて歌うので、どうも自分だけ浮いてしまい、次第にカラオケは避けるようになっていた。

そんな時、2年下のAという男の郷里が、かつて子供の頃、父親の転勤で住んだことのある街であることが判明し、周りの誰も分からないようなローカルネタで盛り上がり意気投合するようになった。彼が似たような趣味を持っていて、しかもジュリーとかアリスとかを臆面もなく堂々と歌うんである。また、もう一人、同期のT君というすごく真面目な男がいて、それまでは特別親しいというほどではなかったのだが、やはり同じような趣味を持つことが分かった。それでこの3人で歌いに行くことになったのである。

そこでは誰にも気兼ねなく好きな曲を歌うことができた。しかも大ウケしてくれる。彼らが歌う曲も楽しめる。そのマイナーな会合は「70年代歌謡曲を歌う会」として会員3名で不定期に行うようになった(私は初代会長に祭り上げられた)。「新曲をマスターした」と言って歌うのも70年代の曲(笑)。T君なんかは自分よりもっと凄い。歳は大して変わらないのに60年代まで遡り、「思い出の渚」とか「君だけを」とかを歌いながら「いい歌だなあ~」と感激している。

その内、周りに知れることになり、「昭和の会」と呼ばれるようになった。70年代以前の歌を歌う、というのが基本的なコンセプトである。男3人では寂しいので会員を増やそうとするのだが、ほとんどの人から「いいよそんなの、遠慮しとく」と敬遠され、我々の趣味はなかなか理解してもらえず、しばらく不遇の時代が続いた。もっと年上の人なら同じ趣味の人はいるだろうが、それでは当たり前すぎて面白くない。同年代だからいいのだ。

それでも何人か、「3人が人間でなくなるところを見てみたい」とか「面白そう」とかいう奇特な女性もいて、この方達は特別ゴールド会員として招待したこともあった。女性はなんだかんだ言って、ピンク・レディーやキャンディーズや山口百恵とかは大体歌える。

こういう人達と一緒に行く時、自分は、こんな曲を歌う。

まずは入門編、と言って、さとう宗幸「青葉城恋唄」。次、中級編、アリス「さらば青春の時」を谷村・堀内の声色を使い分けて歌う。そして上級編として、越路吹雪「ろくでなし」、等。「ろくでなし」はかなりのインパクトを持って受け止められたようだ。

Aと二人で狩人の熱唱というパターンもある。T君とは「宇宙戦艦ヤマト」と「真っ赤なスカーフ」で盛り上がった。

男も同世代で何人か趣旨に賛同してくれる人が現れた。「ドリフのズンドコ節」が十八番という人や、「チュ~ウ・チュウ・チュチュ・・・」と「夏のお嬢さん」をフリ付きで嬉々として歌ってくれる貴重な人材を発掘することができた。歳の離れた後輩を無理矢理誘った時は、

「70年代の歌なんて全然知らないっすよ~。ハンデ下さいよ~」

と言われ、

「よし、80年代までは歌ってもいい」(笑)。

 

それでも3人とも仕事がすごく忙しかったりで、1年に1回くらいできればいい方だった。5回くらいやってからはずっとご無沙汰である。

 

クラシック音楽と歌謡曲は一見全然ジャンルが異なるようだが、自分の中では矛盾はない。一時、中学生の頃、吹奏楽・クラシックおたくになっていた頃は、歌謡曲とか演歌とかは「あんなものは音楽じゃない」的に随分偏った思考になっていたこともある。

しかし、良い音楽はジャンルを問わず存在する。そのことにだんだん気づき始めたのである。詞がいいもの、曲がいいもの、歌唱力のある歌手、等々。ジャンルにこだわらずに聞けるようになった。

今回の「ミュージック・ボックス」はそんな自分のまさに「ツボ」にはまっている。

ここ数年何故かこの頃の歌がまた流行りだし、ようやく我々の趣味が理解されるようになったか、と思う(笑)。レコード会社とか、テレビ局の中核を担う人材が我々の世代になってきてそんなことを考えて仕掛けているのではないかとも思う。

 

元記事はこちら

NHK ミュージック・ボックス

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ミュージック・ボックス【80年代】

直近の放送予定

【1960年代】4/25(水)2:45-3:45 総合 ★済
【1970年代】4/26(木)3:00-4:00 総合 ★済
【1970年代2】4/27(金)3:00-4:00 総合 ★済
【1980年代】5/2(水)3:05-4:05 総合 ★済
【1980年代2】5/3(木)3:30-4:20 総合 ★済

これまでに録画したものの曲目です。

【1980年代】1時間

恋におちて (小林明子)'85
長い夜 (松山千春)'81
星屑のステージ (チェッカーズ)'84
人生いろいろ (島倉千代子)'87
ランナウェイ (シャネルズ)'80
ルビーの指環 (寺尾聡)'81
待つわ (あみん)'82
矢切の渡し (細川たかし)'83
太陽がいっぱい (光GENJI)'89
ワインレッドの心 (安全地帯)'83
恋人よ (五輪真弓)'80
ガラスの林檎 (松田聖子)'83
セーラー服と機関銃 (薬師丸ひろ子)'81
もしも明日が (わらべ)'83

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NHK ミュージック・ボックス

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ミュージック・ボックス【70年代2】

直近の放送予定

【1960年代】4/25(水)2:45-3:45 総合 ★済
【1970年代】4/26(木)3:00-4:00 総合 ★済
【1970年代2】4/27(金)3:00-4:00 総合 ★済
【1980年代】5/2(水)3:05-4:05 総合 ★済
【1980年代2】5/3(木)3:30-4:20 総合 ★済

これまでに録画したものの曲目です。

【1970年代2】1時間

ジョニイへの伝言 (ペドロ&カプリシャス)'76
学生街の喫茶店 (ガロ)'72
木綿のハンカチーフ (太田裕美)'75
また逢う日まで (尾崎紀世彦)'71
喝采 (ちあきなおみ)'72
岬めぐり (山本コウタローとウィークエンド)'74
異邦人(久保田早紀)'79
結婚しようよ (よしだたくろう)'72
わたしの彼は左きき (麻丘めぐみ)'73
たどりついたらいつも雨ふり (モップス)'72
耳をすましてごらん (本田路津子)'72
HERO(ヒーローになる時、それは今) (甲斐バンド)'78
夢先案内人 (山口百恵)'77
キャンディ (原田真二)'78
あなたに夢中 (キャンディーズ)'73
個人授業 (フィンガー5)'73
いとしのエリー (サザンオールスターズ)'79

※昨年12月録画時、「紅白ワンセグ審査員・ケータイ審査員受付中」というテロップがずっと出っ放しで曲名等が一切隠れてしまっていました(怒)。曲名・タイトルは分かるのですが発売年が定かではないので今回放送後載せます。

元記事はこちら

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ミュージック・ボックス【70年代】

直近の放送予定

【1960年代】4/25(水)2:45-3:45 総合 ★済
【1970年代】4/26(木)3:00-4:00 総合 ★済
【1970年代2】4/27(金)3:00-4:00 総合 ★済
【1980年代】5/2(水)3:05-4:05 総合 ★済
【1980年代2】5/3(木)3:30-4:20 総合 ★済

これまでに録画したものの曲目です。

【1970年代】1時間

旅の宿 (よしだたくろう)'72
時の過ぎゆくままに (沢田研二)'75
わたしの城下町 (小柳ルミ子)'71
ひとりじゃないの (天地真里)'72
ふれあい (中村雅俊)'74
北の宿から (都はるみ)'76
君のひとみは10000ボルト (堀内孝雄)'78
昔の名前で出ています (小林旭)'75
ひと夏の経験 (山口百恵)'74
魅せられて (ジュディ・オング)'79
青春時代 (森田公一とトップギャラン)'76
ガンダーラ (ゴダイゴ)'78
贈る言葉 (海援隊)'79
あなた (小坂明子)'73
神田川 (かぐや姫)'73
赤い風船 (浅田美代子)'73
心の旅 (チューリップ)'73

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ミュージック・ボックス【60年代】

直近の放送予定

【1960年代】4/25(水)2:45-3:45 総合 ★済
【1970年代】4/26(木)3:00-4:00 総合 ★済
【1970年代2】4/27(金)3:00-4:00 総合 ★済
【1980年代】5/2(水)3:05-4:05 総合 ★済
【1980年代2】5/3(木)3:30-4:20 総合 ★済

これまでに録画したものの曲目です。

【1960年代】1時間

ブルー・シャトウ (ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)'67
フランシーヌの場合 (新谷のり子、古賀力)'69
骨まで愛して (城卓矢)'66
いつでも夢を (橋幸夫、吉永小百合)'62
長崎は今日も雨だった (内山田洋とクール・ファイブ)'69
王将 (村田英雄)'61
兄弟仁義 (北島三郎)'65
伊勢崎町ブルース (青江三奈)'68
東京五輪音頭 (三波春夫)'63
星屑の町 (三橋美智也)'62
上を向いて歩こう (坂本九)'61
想い出の渚 (ザ・ワイルド・ワンズ)'66
哀愁波止場 (美空ひばり)'60
アンコ椿は恋の花 (都はるみ)'64
愛して愛して愛しちゃったのよ
 (和田弘とマヒナスターズ、田代美代子)'65
霧の摩周湖 (布施明)'67
花の首飾り (ザ・タイガース)'68

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N響 チューバ協奏曲

4月22日のN響アワーの話の続き。

今回気になったのは、本編よりも、最後に流れる演奏会案内情報。

★★★
第44回オーチャード定期公演
4/28(土) オーチャードホール 15:30開演

指揮:金聖響
チューバ独奏:池田幸広

メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」
ヴォーン・ウィリアムズ/チューバ協奏曲
マーラー/交響曲第1番「巨人」
★★★

このチューバ協奏曲は、珍しそうな曲を片っ端からエアチェックしていた中学生の頃に知った。奏者は記憶が定かではないが、アーノルド・ジェイコブスだった気がする。ソロの音をすごく近いところで拾っている感じで、チューバの大らかな響きというよりも音の輪郭の方が目立つような録音で、ちょっと硬い感じの音があまり好きになれずに、例によってしばらくして消去してしまった(またアホなことをしたものです)。

今でもメロディーをよく覚えているので結構聴いていたのだと思う。大学オケでチューバ吹きの同期が遊んで吹いていたのを間近に生で聞き、2楽章の崇高なメロディーとか、3楽章は相当難しそうとか、久しぶりに思い出し、また聞いてみたいと思った。

この演奏会には行けないのだが、珍しい曲なので、後日テレビでぜひやってもらえないものだろうか。N響アワーでも金曜BSのN響演奏会でもいい。N響演奏会のは、NHKホールかサントリーでやっている定期のしか見たことがなく、このオーチャードシリーズとかはやってくれないのだろうか。そもそも収録するのかも分からないが、N響アワー番組ページへ一応要望メールを出しました。

チューバの池田幸広さんといえば、2005年5月20日放送の「にんげんドキュメント」で、N響の定年を迎えた名物チューバ奏者・多戸幾久三氏との交代劇の一部始終をやっていたのが印象的。

オーディション後の試用期間から正団員登用決定までの池田さんの奮闘ぶりを取り上げた企画で、多戸氏が練習風景でプロ5(プロコフィエフの交響曲5番)を吹いていたり(多戸さんはプロコが好きならしい)、Bbの音を1番バルブを押して出しているのを見て「あ、C管なんだ」と発見したりという場面などもあり、非常に興味深く見た。

池田さんは公務員という安定した地位(大阪市音楽団)を投げ打ってまでN響入団に賭けただけあって、最近すっかり存在感を定着させつつあると思います。音楽人口を増やしたいのなら、先週のようにヘンな企画で物議をかもすよりも(笑)、あまり多くを語らずにこういうものをどんどん放送した方がよっぽどいいと思います。

金聖響氏は最近脚光を浴びているがどうだろうか。「巨人」なんかやったら結構面白いかもしれません。

 

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N響アワー 4/22

4/22のN響アワーを見ました。
ゲストは さだまさし。

ゲストを呼ぶ回はトークが多く曲が少ないのだが、珍しい曲などやるかもしれないので一応チェックしなくては、と思い一通り見る。

この人は、「鶴瓶の家族に乾杯」テーマソングに代表されるような、最近の明るい健全なイメージよりも、昔の病弱なイメージの頃の少し暗めの歌の方がよかったと思う・・・。小さい頃からバイオリンを習い始め、一時はバイオリンでプロを目指したこともあるという経緯で今回の出演となった模様。

さだ氏は深夜放送や最近はNHKのトークライブもやっていてそのトークの面白さでも有名だが、池辺晋一郎大先生のダジャレに乗る乗る。。。よくこの番組の傾向を分かっている。

-----------
その1
(さだ氏が)3歳からバイオリンを始めたという話から、
池「お山に生えている山菜ね・・・」
さ「天ぷらにしてもおいしいですね・・・」

その2
(さだ氏が)クライスラーの曲が好きという話から、
池「ボクは『明るいスラー』も好きなんですよね・・・」
さ「今日はダジャレでお届けします・・・」

その3
(さだ氏と故山本直純氏の)桜の花見の話から、
池「月見で毎年同じ月を見たら自分の月だ」(よく分からない)
さ「(話が)ツキませんねえ・・・」

その4
(同)鮎釣りの話から、
池「アーユー・アユ?(Are You ayu(鮎)?)」

その5
(さだ氏が)映画でモルダウに日本語歌詞を付けた話から、
池「ボクはしがない(詞がない)作曲家だから・・・」

その6
その時の映像と歌が少し流れ、
池「チェコっと(ちょこっと)だけね・・・」
-----------

しかしいくら何でも、公共の放送でこのダジャレのオンパレード、ここまでやっていいのだろうか。いつもにも増して炸裂しまくりである。大体いつもは一発か二発くらいなのに・・・。ちょっと悪ノリしすぎではないだろうか。高橋美鈴アナもさすがにたじたじだった。

局側は「そういうの、止めて下さい」とか言えない程、彼は偉い先生ということになっているのだろうか。親しみを持ってもらおうとしているのは分かるが、クラシック関係者はみんなああいうセンス、と思われると困ってしまう。それとも「台本」っていうことはあるのだろうか?

池辺晋一郎というと、「風の子守唄」とか「淋しいおさかな」(別役実作詞の合唱曲です)とかの叙情的な名曲の印象があり、また「独眼竜正宗」など、大河ドラマのテーマ音楽も結構面白い曲を書いている。

独眼竜正宗のテーマは当時、バンドジャーナルだかの付録で譜面が付いたこともあり、一時あちこちの学校の吹奏楽部の演奏会でやっていた。確かに金管が目立つところが多く、吹奏楽向きではあった。本人を知らない頃は、一体どんな人なのだろうと思っていた。あのギャグセンスと曲のイメージが結びつかない・・・。一体どこからあのメロディーが出てくるのだろうか(笑)。

◆◆◆<曲目>◆◆◆
・チャイコフスキー バイオリン協奏曲から1楽章
 バイオリン:ヴィヴィアン・ハーグナー 
 指揮:マティアス・バーメルト 
 演奏:2005年11月12日

・ ヨハン・シュトラウス ワルツ「ウィーンの森の物語」 
 指揮:ハインツ・ワルベルク
 演奏:2004年2月19日

・スメタナ 交響詩「モルダウ」
 指揮:ネルロ・サンティ 
 演奏:2004年9月24日
 →これって先週の「ローマの松」と同じ日だ・・・
◆◆◆

チャイコフスキー。しかし後半の方、あの有名なメロディーのバックで管楽器がでかい音で刻みの伴奏をやるところなどは、重厚でいかにも「チャイコフスキー臭い」感じがする。悲愴(交響曲第6番)や、3大バレエ曲などもそうだが、この「くどさ」=「分かりやすさ」となり、クラシック入門者に人気があり一度はハマる(いずれ卒業する時期が来る)のがチャイコフスキーであるのが納得できる。

ハーグナーのバイオリンは綺麗な音で、技術的にも難しそうなこの曲をきちんと弾きこなしている感じ。しかし管楽器奏者の自分にとって、弦楽器というのは、この人は上手いとか好き、とかいうのはある程度分かるが、その人が一体「どのくらい」上手いのかとか、他の人と比べてどうかという点についてはあまりよく分からない。こういうことは同じ楽器の「同業者」が一番分かるのだと思う。バイオリンならバイオリンをそれなりにやった人の見方はまた随分と違ったものであると思う。

ワルツは、N響が真面目にやっているという感じ。ウィンナ・ワルツのリズム感って本当に難しいのだと思う。

モルダウは、鑑賞教室で有名な名曲シリーズだが、後半に進むにつれ、結構重厚な展開になり、金管なども活躍する。この曲のメロディーはつくづく「日本人好み」だと思う。サンティの指揮は、少し前まであまりピンとこなかったのだが、このあいだの「ローマの松」とか、今回のも、集中力と気迫を感じて、やはり巨匠と言われているだけのことはある、と唸った。

ところで、このサンティさん、

ヴォルフ・フェラーリ作曲・「マドンナの宝石」間奏曲
ネロ・サンティ指揮 パリ音楽院管弦楽団

というのを、随分前から名曲シリーズ系録音で必ずと言っていいほど見かけるが、これって同一人物なのだろうか?どなたかご存じないでしょうか・・・。

ちなみに次回は「もっと知りたい トランペット!」。ゲストはN響首席トランペット奏者の津堅直弘氏。トランペットのウンチクや名曲が聞けると思われます。

長くなってしまったので、この続きは

 N響 チューバ協奏曲 を参照下さい。

 

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のっぽさん ハーイ!グラスホッパー

この間、「にんげんドキュメント」で紹介していた、のっぽさんの「グラスホッパー物語」続編の「ハーイ!グラスホッパー ~グラスホッパー物語Ⅱ 春編~」 。4月から「みんなのうた」本放送でやっています。

全編、まるでおとぎの国に入ったような、夢のような空間の中で歌と物語が繰り広げられます。

にんげんドキュメントで制作風景を少し見た時は、のっぽさんと孫バッタ役の子供達は何もないスタジオで人間だけ別撮りのようにしていました。背景はほとんどCGかなんかで合成されて出来上がっているようです。出来上がった本編を見ると、細部まで作り込まれた、本当にセットのような空間でのっぽさん達が自由自在に動き回っています。映像は伊藤有壱さんという方の手によるものです。こういうのを見ると、「映像作家」の力というものの凄さを感じます。自分で作れと言われても簡単には作れませんよね。

のっぽさんの歌は決して、ものすごく上手い、という訳ではありませんが、声がよく、のびのびと歌っているのと、彼の温かさとパフォーマーとしてのメッセージがにじみ出ているせいか、不思議な魅力を感じます。

最近のっぽさんは、「高見のっぽ」と名乗られているようです(しかも不思議なことに、名前は「高見のっぽ」とひらがなだが、愛称の時は「ノッポさん」とカタカナ表記のことが多い。私は「のっぽさん」の方が好きなので、ひらがな表記させてもらっています)。個人的には「高見映」というご本名が素敵なので、「のっぽさん」はあくまでも愛称、というのがいい気がするのですが。。。

 

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難波薫 フルート・レボリューション

お待たせしてすみません。

先日のムラマツで見つけた難波薫さんのCD。

このあいだ石丸でCDを買った時におまけにもらったポストカードが彼女ので、ちょっと関心を持っていましたが、Jクラシックの購入には慎重になっている私は、すぐに手が出せない(どうしてかはこれ以上は言えません)。試聴用のがあったのでざっと聞いてみました。

すごく近いところで音を拾っている感じの録音です。金管や、リード楽器のように吹いた息が全部管に入って音になる、というのと違い、フルートは息音が結構するので、あまり間近で聞く楽器ではなく、広いところにフワーっと響くような音がすごくきれいに聞こえると思います。なので、フルート演奏の録音というのは録り方によって随分聞こえ方が違ってきます。

オケの中のフルートとかオケ伴のコンチェルトなどの場合は、物理的にある程度のスペースが録音でも必要となるので、適度なホールトーンが入りますが、ソロや室内楽の場合は、すぐ近くで音を拾うようで、すごく生々しい感じの音がします。録音と生の音がこれほど違う楽器も少ないのではないかと思います。

どの楽器もそうかも知れませんが、フルートの場合は特に感じます。ですから録音で聞く場合は、生だとどんな感じに聞こえるのだろうか、と想像しながら聞かないと、これを手本にしようとするとおかしなことになります。これは非常に難しい問題だと思います。

細かい息遣いやアタックの音が聞こえ、あまり「きれいきれい」という音ではありませんが、予想を裏切り(失礼)、力強い音でしっかり吹いている感じがしました。広いところやオケをバックに吹くソリストとしてはこのくらいしっかり吹くのがいいのではないでしょうか。沼尻さんは指揮者ですが、ピアノ伴奏で参加(上手です)。買ってみたい1枚と思ったが、既に予算オーバーだったので断念。

この人、どこかで見たことがある、と何となく思っていたら、分かりました。以前NHKの「趣味悠々」という番組で「フルート入門」というのをやっていたことがあります。

講師はなんとあの工藤重典氏。97年(H9年)放送で、最終回だけなぜか録画が残っていました。

当時ご覧になった方もいるかと思いますが、この番組は、初級編で、番組と一緒にフルートを始めたという、飯島諒くんという小学生の男の子が生徒として出ていて、その利発そうな彼の姿がまるで、フルートを始めた頃の自分のように見えて(ウソ)、非常に興味深く見ていました。初級編は中高生とか大人でなく小学生だったのがミソで、よかったと思います。

その最終回、中級編の生徒として出てきた若い女性。確かに難波薫さんです。当時音大2年と紹介されていました。背がすごく高い。工藤さんも結構大柄だと思うが、並ぶと同じくらいに見える。(無断で画像とか載せたら怒られるんでしょうね)

課題曲は「ロッシーニの主題による変奏曲」。この曲は後ろの方はかなり難しく、これが中級の曲か?と思いますが、、、。初めのうちは少し緊張した感じ(当たり前か)でしたが、ほぼ完璧に吹いていました。ただ、彼女は必死に吹いている感じなのに対して、工藤さんは模範演奏でヒョロヒョロっといとも簡単そうに吹くので、やはり年季というか格の違いというものがあるもんだ、とそっちの方に関心を持って見ていました。そういうことで印象に残っていたのですが、やはり出るべくして出ていた人だったのだと思った次第です。

調べると、高校から桐朋で、大学は首席卒業のようです。研究科も出ていて、その後様々なコンクールで入賞しているようで、すごい経歴です。やっぱり買ってみようと思っています。。

フルート・レボリューション

難波薫(fl) 沼尻竜典(pf)

Kaoru001  

 

 

 

  

 

1. ヴィヴァルディの春 第1楽章アレグロ 
2. ヴィヴァルディの春 第2楽章ラルゴ・エ・ピアニッシモ・センプレ 
3. ヴィヴァルディの春 第3楽章田園舞曲 アレグロ 
4. 初見用小品(1881年用) 
5. 初見用小品(1887年用) 
6. 演奏会用スケルツォ 
7. コンクール用小品 
8. ロッシーニの主題による変奏曲 
9. フルート小協奏曲 第1楽章ラルゴ 
10. フルート小協奏曲 第2楽章無言歌 アンダンティーノ・センプリーチェ 
11. フルート小協奏曲 第3楽章アレグロ・ヴィヴァーチェ 
12. 小間奏曲 
13. スケルツェット 
14. 奈良 第1曲 寺の静寂 
15. 奈良 第2曲 聖なる鹿たち 
16. 奈良 第3曲 大仏 
17. アレグロ・コンチェルタンテ第1番 
18. 魔笛の主題による変奏曲 
19. 帰ってきたワンダバ 
20. Mi-Yo-Ta 

しかし、19のワンダバ(ウルトラシリーズの作曲者・冬木透氏の書き下ろし)などの企画モノに象徴されますが、ライナーノーツにはプロデュースサイドの話ばかり載っていて、難波さんの事は最後に経歴が載っているだけで、ジャケットは彼女のアップ写真だが、彼女をフィーチャーしたアルバムなのか、彼女じゃなくてもいいじゃん、と感じさせる作りになっていて、ちょっと疑問を感じます。

 

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ムラマツ・フルート(2)

続きです。

ムラマツのフルートは世界的なフルート奏者達にも多くの愛用者がいます。

W.シュルツ氏(ウィーン・フィル)とかは24金モデルです。カタログに載っている標準品は本体24金、キーメカニズム14金ので770万円にもなります。H管とかオプションを付けるともっとお高くなると思います。シュルツさんくらいの方はきっと特注なんじゃないでしょうか。いくら位するのか想像も付きません・・・。

笛一本に何百万円もかけるのは、普通の人からすると理解し難いかもしれません。でもそこに人それぞれの価値観というものが表れてきて、面白いと思います。例えば車の改造とかに何百万円もつぎ込む人もいますよね。自分なんかは車にそこまでお金をかける気はしませんが、もし、そんなに自由にできるお金があれば、フルートにそれだけかけるのを惜しいとは思いませんし、不思議なものです。

2000年に新しい楽器を購入するにあたり、銀座山野楽器でムラマツフェアがあるのを知り、まずそこに行きました。一通りのモデルが置いてあって自由に試奏できるようになっていました。

山野のような総合楽器店で本当は色々なメーカーのを試して、本当に自分に合ったものを見つけるのが一番よいのですが、「一度はムラマツを吹いてみたい」という気がどうしてもして、他のメーカーが気に入って買ったとしてもずっとそう思うのではないかと考え、結局ムラマツ中心に見ました(それまではヤマハを使っていた)。

すごかったです。PTP(銀にプラチナメッキしたもの)はくっきりとした音で、オケで吹いたらよく音が通るだろうな、という音。金フルートも、(買う気もないのに)ここぞとばかりに吹かせてもらいました。

ムラマツの方が来ていて、調子に乗っていた私は、工藤重典さんてどこの楽器吹いてるんですかねえ、などと質問してしまいました(きっとムラマツに違いない、と思い込んでいたので)。

すると開口一番「知らない!」と言われてしまいました(あちゃ~、ムラマツじゃなかったということね)。そのすぐ後、目に入ったのが、店に貼ってあるでかい工藤さんのポスターに「YAMAHA」のロゴ(笑)。あの方はバリバリのヤマハユーザーだったのを当時まだ知りませんで、ちょっと険悪な雰囲気になってしまいました・・・。

そこで吹いたDNRH+Estr(リング・H管・Eメカ付ストレート)が結構よく、またこのモデルは人気が高く納期が1年後くらいは普通なのに目の前に現物があったのですが、何せ70万円以上するので、どうしてもそこで即決、とはできませんでした。頭を冷やして冷静になってもう一度考えよう、と思ってそのまま帰ってしまいました。

少し後に、今度はムラマツでもフェアがあり、また行きました。今度は買う気でしたが、ちゃっかりもう一度色々試奏もしました。

金フルートは、その含有率によっていくつかモデルがあり、値段も音も違います。試奏した感想を簡単に(あくまで私個人の感想)。

【9K(9金)】もの凄く鳴りやすく、明るい(派手な)音色。比較的息の弱い人でも鳴らしやすいので人気、とカタログにもある。ガリガリ吹きたい人には不向きかも。

【14K】9Kと比べると音色は落ち着いていて、よく鳴るがあまり「金!」という感じはしない。

【18K】14Kとまた全然違う。もの凄く音が滑らかな感じでよく鳴る。

【24K】18Kに輪をかけて滑らかで、もの凄く密度の濃い感じの音。

9~18Kまでは、他の金属との合金で、ムラマツのはちょっと赤っぽい色をしていますが、24Kだけは違います。本当にあの「金の延べ棒」のような「黄金」の色をしています(実際は本当の純金だと柔らかくなってしまうので、微量の他の金属で合金化して硬度を保っているそうです)。音色もとろけそうです。病みつきになってしまいそうでしたが、宝くじ1等でも当たらない限り買えない値段です。

アルトフルートも置いてあり、これも吹いたところ、「病みつき」。アルトは普通のフルートより4度低いG管ですが、ただ音が低いだけではなく、なんとも言えない深みのある、ゆったりとした、シブい音がします。楽器が大きくなると材料代だけでもそれだけ値も張るので、大体は銀+洋銀なのですが、ムラマツのは総銀製なので92万円もしますがその分、音もいいです。。(欲しい・・・)。次は木管フルートも作ってくれないかな。。

結局、DNRH+Eメカ76万円也を購入しました。車を除いて、家にある一番高額商品よね、と奥さんに言われてしまいました。。。

そこから得た、楽器(等の高額商品)を買う時の教訓。

<買うなら独身時代に>(笑)

自分「だけ」のために自由にお金を使えるのは(普通は)独身時代だけ。高い楽器を買いたいなら、独身時代にゲットしておいた方がよいと思います。学生さんの場合はあまりお金がないので難しいかも知れませんが、社会人になって一生懸命働けばそのくらいのお金はすぐに貯まると思います。それまでに腕の方を磨いておきましょう。

そういう訳で、今持っているムラマツは気に入っていますが、他のをあまり吹いたことがないので、ムラマツが絶対的にいい、とか、メーカーによる違いとかあまり客観的な評価はできません。個人的には、ムラマツのフルートの音には、何というか「色気」のようなものがあるとは感じます。ヤマハなどはもう少し健全というか素直な感じの音です。

これから楽器を選ぼうとしている方に参考のために一つ言えることは、複数種類の楽器を作っているメーカーと、単一メーカーの違いは一つポイントとして考えてみて下さい、ということです。金管も木管も作っています、というところと、フルートだけを作っているところ(それ一本にかけている、という意味です)の違いです。例えるならば、洋食も和食もラーメンも出します、という食堂と、「そば」なら「そば」だけで商売している店の違い、とでもいいましょうか。総合メーカーが決して悪いとはいいませんが、そういう違いです。ですがその上で、もちろん最後はご自身の好みと感性で決めることが大事だと思います。

難波薫さんの話は、、、また【つづく】だな。。。(ごめんなさい)

 

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シカゴ・ブラス・ソロイスツ

BS2 4月23日(月)10:55より、
「シカゴ・ブラス・ソロイスツ」演奏会の模様を放送します。

BS2で原則、月~木の10:55~11:50でやってる「BSクラシック倶楽部」。ご存知の方はチェックされていると思いますが、見たこと無い方のために。

この枠ではソロ、小編成室内楽アンサンブル中心の演奏会を放送しています。ピアノ、バイオリン、声楽などが多いですが、私のような管楽器好き向けの管楽器のソロやアンサンブルも結構やります。ベルリン・フィルの金管アンサンブルなどもやったことがあります。ロシアン・ブラスの「展覧会の絵」なんかも凄かったです。古楽アンサンブルなどもたまにやります。

本当はこういう演奏会はもちろん生で聞くにこしたことはないのですが、様々な事情で演奏会に頻繁に行けない人間にとってはありがたい番組です。NHKについては色々と思うところもありますが、結局こういうのをやっているので結構お世話になっちゃってますね。

そしてこの枠は結構再放送もしているので、見損ねた過去のものも根気よくチェックしていると、忘れたころにやってくれたりします。ただし、やはり国会中継などで放送予定がコロコロ変わるので要注意です(笑)。

今回のシカゴのは2006年6月5日に放送された時に見ました。

シカゴ・ブラス・ソロイスツは、シカゴ交響楽団とピッツバーグ交響楽団のメンバーによる金管五重奏団です。

-------
<演奏情報>
2005.6.15 浜離宮朝日ホール

Tp ジョージ・ヴォスバーグ
Tp ニール・バーントセン
Hr ガブリエル・ウェブスター
Trb マイケル・マルケイ
Tub ジーン・ポコーニー

エヴァルド 金管五重奏曲 第1番

アーノルド 金管五重奏曲

バーンスタイン(ゲイル編) 「ウェスト・サイドストーリー」から 
・プロローグ
・アイ・フィール・プリティ
・トゥナイト
・マリア
・アメリカ 

ガーシュウィン(ゲイル編) 歌劇「ポーギーとベス」から
・おれには無いものばかりだ
・サマータイム
・あの人は逝ってしまった
・いつもそうとは決まっていない 

-------

エヴァルドとアーノルドの曲は、あまり知りませんでしたが、面白い曲です(金管の人には定番なのでしょうが)。私の場合は、「曲」そのものよりも「演奏」に重きを置いて聞く傾向があるので、知らない曲でも演奏を見ているとすごく面白いです。音がすごくきれいです。演奏もほぼ完璧。エヴァルドのラッパはコルネットで柔らかい音色でしたが、アーノルドではトランペットに持ち替え、鮮やかな音で吹きまくります。ウェストサイドのチューバが凄い。こういう人達は「芸術家」であると同時に「職人」であるとも強く感じます。

ホルンは女性奏者。かなりベテランそうな風格。こういう人が自然にいるのが日本と違うところだと思う。結構豪傑だったりしそうな感じ(笑)。

金管アンサンブルは金管の勉強に持ってこいです。勉強といっても堅苦しい意味ではなく、CDよりも映像付きの方がどんな感じで吹いているかもよく分かるし、より面白いです。オーディオに音声をつなぐとかすれば、テレビだけの音声よりも、より臨場感のある音になって面白くなります(いいテレビを持っている方は無用?)。

どの楽器もそうですが、プロとアマの差を大きく感じるのがやっぱりチューバです。音の鳴り方が違います。吹奏楽で伴奏中心でやっているだけだと楽器そのものの技術を向上するのは非常に難しいですよね。そういう意味でアンサンブルの曲を(コンクール目的ではなく)練習してみるととても力がつくと思います。

こういうのを見る時、曲をどう解釈して演奏するかということも関心がありますが、何よりも「音」や「響き」を聞くことがとても参考になります。生の場合ももちろんそうで、これだけは生でなくては体験できませんから。

自分も吹奏楽に熱中していた頃はそうでしたが、最初の頃はこういうのを聞くと、逆にハスに構えて、表面的な技術に目が行きがちで、ちょっと音を外したりしただけで、「ダメ」とか思っていたりしました。完璧に作られたCDばかり聞いていてそういうのに慣れていないと確かにショックを受けます。プロなんだからミスするなんて、と思いがちですが、プロと言えど人間、ライブではどうしてもそういうこともあります。でもその一点だけを揚げ足を取るのではなくて、プロの演奏は全体の音や響きを聞くだけでも十分価値があります。

また、オケ系の奏者は特にそうですが、プロって、クソ面白くない顔をして演奏する人も多く、見慣れていない頃は、そういうのが堅い感じがして抵抗があり、もっと感情こめてできないの?と見えることもあると思います。

ですが、プロの場合は表面的なことよりも、出てくる音がすべてであり、演奏にそれだけ集中しているのでそうなるのだと思います。ヘンに体を揺すりすぎると音が揺れて乱れることもありますしね。録音ではどんな表情して演奏していたって分かりませんから、それで演奏が良くないのではどうしようもありませんしね。

アマチュアの場合は、少しでも上手く見せるために感情を込めたようなアクションを意識することも多いので、抵抗を感じる人もいるかもしれません。

このシカゴの人達も、パフォーマンス的な要素という意味では(例えばカナディアン・ブラスとかのように)決して見せ上手ではなく、淡々と演奏していますが、出てくる音は凄いのです。楽器を始めて日が浅い人はぜひ早いうちからこういうのに出会うといいと思います。(今見て、そのよさがよくわからなくてもいいのだと思います。だんだん分かってきます)。

 

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ムラマツ・フルート

昨日、久々に新宿のムラマツ・フルートのお店(村松楽器販売)に行きました。

2000年の暮れにDNを購入してから、色々とあって、調整にも行けませんでした。何と6年ぶりです。

以前のケイタツ第1ビルから近くの日東星野ビルというところに昨年移転したらしいですね。

楽器が黒ずんでしまって恥ずかしかったのですが、調整をお願いする。後日取りに来るつもりでいたら、1時間半くらいでできると言われ、店で待つことにしました。(混み具合にもよるが平日はこのように当日やってもらえることも多い。新宿店は月曜定休)

ギフト券も最初少し使っただけで沢山残っていたので使おうと思って持って来ました。6年もの間、寝かせておいたものです(笑)。

ご存知ない方の為に説明しておくと、、、

ムラマツで楽器を購入すると、無料調整ポイントがもらえます。(私の場合5万円分)。

また、ここで買うとさらに、ン万円分のムラマツ専用のギフト券がもらえます(購入額の5%相当だかだったと思う)。

楽器の販売、修理の他に、楽譜・教則本・CD・DVD等も販売しています。それも「フルート」に特化した品揃えです。CDもフルートのソロ、協奏曲、アンサンブルばっかりです。普通のCD店では考えられない充実度です。フルート関係の演奏会情報も沢山あります。

なので、新しく楽器を買う時は色々なメーカーのを試して決めた方がよいですが、ムラマツに決めたなら、ここで購入すると色々とメリットがあると思います。

東京、大阪、名古屋に販売店があります。買う時は実際に行って試した方がよいですが、リペア(調整・修理)は宅配便でもやってくれるようです。ちなみにムラマツ以外のフルートでも一応調整・修理をやってくれます。

長くかかる修理の時に演奏会などが重なってしまうなどの困った時には、頼み込むと代わりの楽器を貸してくれることもありました(今はどうでしょうか?楽器の空き状況にもよるようです)。私はパッド交換が大学オケの卒業演奏会やレッスンの発表会に間に合わなそうになり、相談してみたら、なんと9金フルートを出してきて「こんなのでよければ、、、」と貸してくれました。とてもいい音でした!

実際は本番当日の前に修理が終わってしまったのですが、何かもったいない気がして、師匠にも「せっかくだからそのまま本番まで借りちゃったら?」なんて言われたこともあって、都合があってすぐ取りにいけない、という姑息な言い訳をして、卒演・発表会ともこれで吹いてしまいました。発表会では先生と2人で「金フルートデュエット」なぞしてしまいました(先生もムラマツユーザー)。オケの練習や合宿にも持って行ったところ、皆「吹かせて、吹かせて」(笑)。大好評でした。ムラマツの方、ごめんなさい。もう時効ですよね。宣伝と思えば安いものだと思います・・・。

店内には、試奏用のフルートが並べて置いてあって、「ご試奏の際はお気軽に声をかけて下さい」と書いてあります。

9K(9金)フルートも置いてあり、また吹いてみたいな~、と思いましたが、ちょっと勇気がいります。何しろフルート吹きばかりが来る店です。楽譜を探している人達も皆すごく詳しそうに見えます。プロの方も沢山来ます。プロの常連の方とお店の人達はツーカーといった感じで親しげに話などしています。自分のような下手っぴいは「向こう側」の世界には入り込めない気になります。ここのお店はフルート吹きにとってとてもいいお店なのですが、自分はちょっと気後れしてしまいます。(自意識過剰!どんなお客でも親切にしてくれますよ!)

1時間近く迷って店内をうろうろするうちに、だんだん人が増えてくる。最初は人が少なかったのでさっさと吹かせてもらえばよかった。

そのうちに、、、なんとN響の中野富雄さんが来店されました。お店の方と親しそうに話している。中野さんと知り合いらしきお客さんもいて話をしている。何かお話したりサインでももらいたかったけど、何を話したらいいかもわからないし、書くものもないし、、とか思い、遠巻きに見ているだけ。

中野さんはGisオープン式の楽器を使われているようですね。学生時代レッスンに通った師匠がGisオープンに途中から替えた方で、最初、中野さんが使っていたという楽器を入手した、と言われていました。N響アワーなんかでよく見ていると、確かに運指が普通の(Gisクローズ式)と異なります。

オープンかクローズか、一見単純なようですが、運指はかなり違いそうで、慣れるまでは大変そうです。左小指の動きが単純に反対になるというわけでもなく、G以下の音ではずっと押したままになるわけです。難しそう。。。ただ、クローズ式はGisだけウラ側のトーンホールが開くことになってしまうので、オープン式の方が響きの統一は取れるんだろうな、という気がします。

一方、かのサー・ジェームズ・ゴールウェイなんかは演奏映像を見ていると、Aの時とかにもGisキーを押して開けているように見えます。少しでも音抜けをよくしようとしているのでしょうか(ただしこれをやるとピッチは少し上がりめになります)。

結局CDを先に色々と買いました(9枚購入)。後日紹介できるといいです。それでも以前狙っていたのはもう置いてなかったりしました(ゴールウェイのビバルディ「四季」とか・・・)。懐事情から「後でいつか買おう」と思っていると、数年するともう廃盤になってて入手できず愕然とすることがあります。これは買いだ!と思ったその時に多少無理してでも買わなくては、と最近感じます。

その後でようやく、9Kを吹かせてもらいました。以前も吹いたことがありますが、もの凄く鳴る。明るい音色。これで145万円。お金がほしい。。。(笑)

試奏の後、もう少し待っている間に、難波薫さんという最近出た方のCDを試聴したのですが、ちょっと意外な発見をしました。この先は、長くなるので・・・【つづく】(笑)

 

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N響アワー 吹奏楽特集を見る

4月15日(日)のN響アワー。タイトルは「吹奏楽のススメ」。

昨年8月6日に行われた「N響ほっとコンサート」から「海を越えた握手」と「アルメニアン・ダンスパート1」の演奏が出ました。

指揮は山下一史(≒役所広司)。高橋美鈴アナが、昨年大変反響が大きかった、と言っていました。この演奏のコメントは前回の

N響の吹奏楽(アルメニアン・ダンス)」 (4/9)を参照下さい。

やはり凄い。

その他、明治初期から始まって、大正、昭和の戦前の吹奏楽演奏の映像(音ナシ)も資料として放送されました。何か凄い映像ばかりです。昭和5年の「軍縮記念国際放送」とか昭和9年の「東郷平八郎元帥国葬」とか。

結局ルーツは軍楽隊であるのが、今日の吹奏楽のスタイルに繫がっているような気がする。。。

このあとは、全部ほっとコンサートのをやるのか、何をやるのかと思っていたら、「展覧会の絵」から「古い城」と「ブイドロ(牛車)」。それぞれ、サックスとユーフォニアムのソロがあります。管楽器が活躍する曲、ということです。そう来たか(笑)。

指揮はマーク・ストリンガー。「管楽器なのにストリンガー」と、池辺晋一郎先生のオヤジ高尚なギャグもいつものように炸裂。相変わらず絶好調です。これをいかにあたり障り無くさらっと受け流すかということが女性側司会者に求められる重要な能力。高橋アナも前任の大河内奈々子も若村麻由美も皆巧みにかわしています(笑)。

サックスはシエナの方?新井さん?。延々と続くソロを見事に吹きます。

ユーフォは女性(失礼ながらお名前を存じ上げない)。コンペンセイティングシステムの高そうな楽器。フレーズ感と息が少し短く、音によって鳴りムラがある気がしましたが、全体的には綺麗な音でした。ひょっとして、ほっとコンサートで外囿(祥一郎)さんの隣で吹いていた女性と同一人物?(ほっとコンサートの時の映像はベルで顔が見えなかった)

オケ物のこういうソロ楽器というのは、大体、本当にここだけしか出番がないような譜面になっています。他のところでは目立たない伴奏かなんかやってる、ということはほとんどありません。ず~っと休みで、いきなりソロを吹くのです。これって結構すごいプレッシャーです。楽器は冷えてるし、そういうのも計算に入れた上での、まさに「一発勝負」です。でもその出番だけで自分のすべてを表現するわけです。こういうのをきちんと決めるのが「プロ」の面目躍如というものでしょう。

「ブイドロ」のソロは、むか~し、ロシアだったかのどこかのオケの演奏会をテレビで見て、すごく太った人でしたが、朗々とした、まるで一息、一フレーズで吹いているかのような息の長い、スケールの大きな演奏に釘付けになった経験があります。どこのオケだったかも忘れてしまっています。録画しておけばよかった、と後々後悔しています。

最後はレスピーギ「ローマの松」。ほっとコンサートの時のかと思ったら、2004年9月24日の別の演奏でした。指揮はネルロ・サンティ。これも管楽器が活躍する曲、ということでの選曲らしい。確かに金管吹きまくりでかっこいい曲です。バンダ(別働隊)の関山さん達が吹いているのはフリューゲルホルン?あとユーフォが2人。スコアを持っていないので分かりませんが、なんかよく分からない名前の楽器名だった気がします。サンティが本来的な用法をしているのではないでしょうか。ほっとコンサートの時はトランペットとトロンボーンで吹いていました。最後の方のハイトーンは津堅さん大奮闘です。

展覧会や松も吹奏楽編曲版があり、よく演奏されるのだから吹奏楽版でやればいいのに何でオケ版なんだ、企画倒れだ、という声も出ているようです。でもN響で吹奏楽でやったのは昨年の「ほっとコンサート」の演奏しかないんだから仕方がない。「N響アワー」なんだから、他の(吹奏楽団の)を出すはずもありませんし、、、ね。

オーケストラの演奏をまだあまり聴きなれていない人には、あまりわからないかも知れませんが、この曲のカタコンブ(2曲目)とか、最後のアッピア街道のクライマックスとかのようなところの金管楽器の音量というのは、結構凄いものです。もの凄い大音量です。CDだけ聞いていたりするとあまり分かりませんが、CD録音の音と生演奏の音は全然違います。ぜひ生で聞いてみることをお勧めします。

N響、今年も吹奏楽、やってくれるでしょうか。

※今年もやるらしい、というのを小耳にはさんだ・・・

 

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生シノーポリ体験

随分昔の話。

大学オケ時代、プロの演奏会の楽器運びのバイトをしました。

オーケストラの演奏会で楽器の搬入とかをやるバイト情報が、部室とか練習所の扉に手書きのメモでよく貼ってありました。OBに音楽事務所の方がいるとか何とかで、そこから回ってきていたようです。

「××フィル ○月○日○時 △名」とか書いてあります。

こういうのは基本的に早いもの勝ちです。

楽器の搬入とか片付けを手伝い、それで数千円から1万円くらいの日当をもらえるような仕事でした。上手くするとゲネプロ(リハーサル)とか本番もこっそり聞くことができました。
たまたま椅子1個運んだだけで実働数分で終わってしまって、それで6000円だから時給36万円だ!とか言っている先輩もいました。

印象に残っているのが、87年か88年頃、フィルハーモニア管が来日した時のサントリーホールでのバイトでした。

まず楽器の搬入を手伝うのですが、あちらは楽器運びの人がちゃんといて、基本的にその人が運んでしまいます。力士のようなものすごく体格のいいおじさんが2人くらいいました。楽器が入っている箱も、これまたものすごく大きな籐みたいなケースで、それを軽々と持ち上げてきます。1m×2m×1mくらいはあったと思います。音楽とは無縁そうな雰囲気の人達でしたが、来日公演まで付いてくるくらいだし、手馴れた感じだったし、楽団専属なのでしょうか。我々はそのケースから個々の楽器ケースをどんどん取り出していくくらいでした。

舞台裏で楽団員の人達が音出しを始めます。目の前で聞くと、当たり前ですがみんなもの凄く上手い。何しろ音がこれまで聞いたこともないくらいもの凄くきれいです。ホルンの人がリップスラーでもの凄い早さで跳躍をしています。それでどの音も完璧に鳴っている感じです。音の塊みたいです。

フルートの人も間近で見ましたが、もの凄くきれいな音です。無駄な息音も一切ありません。この人がケネス・スミス氏であったわけです(当時はまだ知らなかった)。

後でフルートの先輩に報告したところ、「あの○ゲな(失礼)。あれが上手えんだよ。」
と言った後に、「お前、何か話しかけなくっちゃ。どこの楽器使ってるんですか?くらいのことを聞いてこいよー。」と言われました。しかし、何話していいか分からないし、とても恐れ多くてそんな状況ではありませんでした。。。

そして、、、指揮者のシノーポリ登場です。

控え室から舞台裏にのっそりと出てきました。その瞬間、異様な感じがして、周りの空気がさーっと一変しました。何かわかりませんが、もの凄い迫力というか、殺気というか・・・。体がでかい。体の幅も厚みも胴回りも普通の人の倍くらいある感じ。まさに「ビヤ樽のような」である。そして顔もでかい。あの髪型だし、これも普通の人の倍くらい(しかし背は普通くらい)。

眼光鋭くあたりを見回している感じでした。よく言う、オーラとかカリスマ性とかエネルギーがあふれている感じです。

ゲネプロ、本番と舞台裏で少し聞くことができました。休憩時間には、舞台裏に戻ってきた楽団員の人達はコーヒーかなんか飲んで、随分リラックスした様子で、さすがに余裕を感じました。演奏したのは、ブルックナーの4番だったかと思います(他のプロは覚えてません。ごめんなさい。まだその頃はそれほど詳しくなかったんです・・・)。

シノーポリの指揮はものすごい雰囲気というかオーラというかが出ている感じでした。オーケストラも魔法にかかったかのように、それにぴったりと合っている感じでした。演奏は一糸乱れぬ凄いものでした。

指揮者の能力というのは、目に見える「棒」のテクニック的なこととか、口で言う言葉とか以外に、目に見えない力が確かにあると思います。

それが何とは言えないし、機械的に表せるものでもないが、確かに見える(感じる)し、確かにそこにある。演奏者の中で唯一音も声も出さないのが指揮者。でも多大な影響力を持っている。つくづく不思議な存在です。

 

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どこのオーケストラ?

今日の午後1時頃、東京駅八重洲北口のあたりにいたら、外国人観光客のような団体がいた。

その中の何人かの人はバイオリン等の楽器ケースを持っている。どこかのオーケストラの人達だろうか。知っている奏者らしき人は見つけられなかったが、、、

東京駅は国内交通の要所なので色々な人を見る。

何年か前、プロ野球選手の集団を見かけたことがある。恥ずかしながらあまり野球選手に詳しくないので、最初は何の集団だかわからなかった。皆紺色っぽいスーツを着て、やたらと背が高く、がっしりとして日焼けした若い人達がぞろぞろと中央改札を出て歩いてくる姿は一種異様にさえ映った。最後の方に歩いて来た人だけ分かった。

「田尾監督だ!」(顔が大きかった・・・失礼)そうか、楽天か。電車で移動しているのか。。と思いました。

山口良一さんも見た。ちょっと伏目がちで歩いている姿は注意しないと気がつかない。

井崎修五郎さんもタクシー乗り場でずっと前に見たことがある。ただのオジサンという感じだった(失礼)。

それだけの話です。どういうわけか、男性の有名人ばかりです。女優さんとかアイドルとかに一度遭遇してみたいものです。実際に見ると本当にきれいらしいですから。

 

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吹奏楽の演奏とは

大体の吹奏楽系の演奏では、全体の演奏が重くなるのを嫌って、小節や拍の頭はパーンと強く吹くのですが、「歯切れよく!」とその後の音をほとんど抜いてしまう傾向があるように思います。その結果、一見歯切れのよい演奏になるけども、抜かれた音では十分な息が入らず楽器は鳴らなくなるし、リズムは詰まってしまい、拍ばかりが意識されてフレーズが持続しない、という結果を多くの場合もたらすように思います。

こういう演奏をずっとしていると、リズム主体の曲はまだいいですが、歌い込むようなメロディーや、粘りやうねりといった表情を表現するのは難しくなってきます。長いフレーズなどでは、最初の方の音から後ろに行くにつれ音がやせて、テンポもつまってしまうので、間がもたなくなって、「聞かせる」ことができなくなっている演奏をよく耳にします。

また金管はそこそこ音量も出ますが、木管の吹き込みが弱い傾向がどうしても気になってしまいます。大体、静かな部分のソロなどでは全体の音が薄くなって、小さく聞こえるように曲ができているのに、ソロも小さく吹いてしまっていることが多く、大きなホールでは蚊の鳴くような音になってしまいます。歌って聞かせるような部分ではかなり吹き込んでもちょうどよく聞こえるくらいなのに。

これは私自身、アマチュアですが実際に吹奏楽で奏者として、指揮者としてやった経験があり、ずっと考えてきたことです。

私も昔はこういう演奏が理想的なのだと信じて疑っていませんでした。しかし次第に、「音楽」として考えた時に、どうしても不十分と感じるようになってきたのです。

吹奏楽をずっとやっている人にとっては、こういう演奏が基準となってこれまでずっと聞いてきたと思われるため、あまり違和感がないのかもしれません。しかし、それは、そういう録音しかなかったからだと思います。

これだけ多くの吹奏楽人口がいるのに対して、参考となる音源があまりに少なすぎるのではないでしょうか。したがって比較の対象も少ない。

そして少し前までは、そういう音源はコンクールの課題曲・自由曲用・演奏会レパートリー用にと「教育的配慮」をした「模範演奏」という位置づけがされていた(今でもそうか?)。その「教育的配慮」とは、各楽器の音がまんべんなく聞こえ、何を吹いているかよくわかるようにと、マルチマイクでミキシングしまくりという形でなされていたりします。しかしそれは「生」の響きとは程遠いものだったりします。

ミキシングした音を手本としたって、同じ音が出せる訳がないのです。技術的には、リズム、音程などはきちんとしていますが、聞いていて「楽しい」とどうしても思えない演奏もありました。練習するにあたっては、そういう録音を、これが「正しい」演奏なのだと信じて手がかりとするしかなく、何度聞いても「楽しい」と思えないような演奏を手本にしても、どう演奏したらいいのかまるでイメージが湧かないことに随分悩んだこともあり、感性がめちゃめちゃになった気さえします。本当に優れた手本となる演奏は必ずしも多くないと思います。

そして多くの場合、中学や高校で初めて楽器を持ち、吹奏楽をやる人達がこういうのを何の疑問も持たずに「正しい音」「正しい演奏」と盲信することになってしまうのは大変危険なことだと思います。

また、大半の学校では吹奏楽の指導は1人かせいぜい数人の指導者(大部分は音楽の先生)が行っていると思います。先生によっては、声楽やピアノ専攻の場合もあり、逆に「音楽」を教えることはできても、初心者に最も大切な管打楽器の基本的な演奏技術をすべての楽器で満足に行うことは難しいと思います。管打楽器専攻の先生だとしても自分の専門以外の楽器では同様です。楽器の技術面で手本になるのは、大抵の場合、同じ楽器の身近な先輩しかいません。先輩とて楽器のすべてに通じているわけではありません。初めて間もない生徒達に、本当にいい演奏・いい音の手本を聞き分けて見つけるのを期待するのは酷です。そういう状況で、音程だ強弱だ、テンポが合わない、音が汚い、と言う指導をされて本当にその楽器の持つ音色や魅力を知ることなく、中途半端な演奏しか身に着かない、あるいはコンクールでいい成績を残すことだけに血道を上げることになりはしないかと、とても危惧しています。

顧問や指導者としての先生は大抵の学校の場合、1人ということになるのでしょう。各楽器については個人レッスンにつくのが本当は一番いいのでしょうが、すべての生徒がそのレッスン代を負担することを強制はできません。常勤ではなくても楽器(少なくともセクション単位)の専門のトレーナーのような形で指導するような形は取れないものかと思います。毎年音大を卒業する人は山のようにいると思うので、そういう方を地域の学校で講師・トレーナーとして招くことはそう難しいことではないと思うのです。そして初期にこそ重要な楽器の基本的な演奏技術を教えるとともに、やれ音程だリズムだということよりも、まず楽器を、そして音楽を「楽しむ」ことを十分に教えていって欲しいと思うのです。そういうことをすでにしているところもあるとは思うのですが、それほど多くないのではないでしょうか。

管弦楽(オケ)に比べて、吹奏楽を低く見る人がいる、と敵対意識のようなものを持つ吹奏楽ファンもいるようですが、私はそうは思いません。どちらかだけが正しくて、どちらかは価値がない、ということでもないと思います(どちらから見てもです)。吹奏楽の曲にも素晴らしい曲が沢山あり、どちらも好きです。でも演奏には満足するものになかなか出会えません。

吹奏楽の演奏スタイルとはこういうもの、あるいは、これは私個人の単なる好みの問題なのかとも思いましたが、私以外にも、よい音源になかなか巡り会わない、と言われている人もいるようなので、必ずしもそうではないと思います。

これは違う、これが理想的な演奏でしょう、というのを実際に自分で演奏して証明できればいいのでしょうが、悲しいかな、そこまでの力量は持ち合わせていません。音楽の専門家の方々はこういう点についてどう思われているのだろうか。問題にもされていないところが問題なのだと思いますが、どうなのでしょうか。真剣に考えていただきたいと思います。

また、誤解の無いように補足しておくと、前回からシエナ・ウィンド・オーケストラについて否定的とも思えるような事を言っていますが、ちょっと違います。

佐渡/シエナを初めて知ったのは、たまたま「ブラスの祭典」のCDを見つけたこと。しばらく吹奏楽から遠ざかっていたのですが、キャンディードとかアルメニアンが入っているというので、思わず買ってみたのでした。このCDには少し期待を持ちました。

ブラスの祭典
  佐渡裕指揮 シエナ・ウインド・オーケストラ

1. 「キャンディード」序曲 
2. アルメニアン・ダンス パート1 
3. 朝鮮民謡の主題による変奏曲 
4. バレエ「ガイーヌ」 ~剣の舞 
5. バレエ「ガイーヌ」 ~子守歌 
6. バレエ「ガイーヌ」 ~バラの乙女たちの踊り 
7. バレエ「ガイーヌ」 ~レズギンカ 
8. 「ウエスト・サイド・ストーリー」 ~シンフォニック・ダンス 
9. 主よ人の望みの喜びよ 
10. 星条旗よ永遠なれ 

初めて聞いた時の印象は、それ以前の吹奏楽では聞いたことのないような音で、クリアな音、ダイナミックな演奏、ライブでの迫力など、十分なインパクトのあるものでした。その時点ではかなりの満足度を感じたのは事実です。しかし、、、聞いているうちに、やはりだんだんと上のような特徴が気になりだしたのです。ベタボメのCD評には「吹奏楽の域を超えた」とされるものもありますが、私には依然「吹奏楽の中での最高レベル」に止まっているように思えて仕方がないのです。

それでもFMでホルストの第一組曲他をやったのを聞き、それが「ブラスの祭典3」のものとわかり、期待を込めてまた買いました。ホルストはまあよかったのですが、期待していた「シンフォニア・ノビリッシマ」は、またもや・・・。演奏は上手いのです。上手いのだけども何かが違う。序奏はまあいいとしても、アレグロが早すぎる(楽譜の指定は四分音符=140だ)。リズムが前のめりに詰まり、せせこましくなってしまっている感が否めない。中間部はそれと対比して佐渡氏が存分に歌い込もうとしてものすごく粘りのあるゆったりとしたテンポにしているのがよく分かるが、演奏側がその粘りについて行けずに小節・フレーズの終わりの方になると間が持たなくなっている感じがしてしようがない。

日本の吹奏楽において、「シエナ以前」と「シエナ以後」は確かにあったと思います。それまでは録音も限られたバンドのものしかありませんでした。シエナの演奏会は、そのエンターテインメント性の高さからも大人気となり、今や「日本を代表する」吹奏楽団とまで言われるようになり、多くのファンがいることと思います。少なくともそれまでの録音よりは、中高生を初めとするアマチュア奏者にとっては良い演奏と思います。

しかし、だからこそ、もっと徹底してやってほしい、ということなのです。

実際、シエナ自身も「それまで」とは違うものを、という思いできっと結成されたバンドであったのだと思うのです。これまでの少し古めの吹奏楽の「いわゆる名曲」を頻繁に取り上げる選曲からも、そういう想いが伺えると思います。「それまで」と違う演奏は既にできているとは思いますが、そうであるならばこそ、従来の吹奏楽特有とも思える演奏スタイルを払拭するくらいにやってほしい、という期待なのです。彼らはそれくらいのポテンシャルを十分に持っているはずであると思うのです。

ブラスの祭典(3)
  佐渡裕指揮 シエナ・ウインド・オーケストラ

1. 20世紀FOXファンファーレ(ニューマン) 
2. 高度な技術への指標(河辺公一) 
3. シンフォニア・ノビリッシマ(ジェイガー) 
4. 吹奏楽のための第1組曲変ホ長調op.28-1(ホルスト) 
5. 風紋(保科洋) 
6. フェスティヴァル・ヴァリエーションズ(スミス) 
7. 詩のない歌(ルディン) 
8. ディスコ・キッド(東海林修)
※〈CD/SA-CDハイブリッド仕様〉 

ブラスの祭典には(2)もある。聞いてみたい気もするが、買うまで決断が着かない。。。

ブラスの祭典(2)
  佐渡裕指揮 シエナ・ウインド・オーケストラ

1. オリンピック・ファンファーレ&テーマ
 (J.ウィリアムズ/小長谷宗一編) 
2. 2つの交響的断章(ネリベル) 
3. プレリュード,フーガとリフス
 ~ソロ・クラリネットとジャズ・アンサンブルのための(バーンスタイン) 
4. 歌劇「ローエングリン」~エルザの大聖堂への行列
  (ワーグナー/カイエ編) 
5. 交響詩「ローマの祭り」(レスピーギ/森田一浩編) 
6. ロンドンデリーの歌~アイルランド,デリー州の調べ(グレインジャー)
※〈CDエクストラ〉内容:星条旗よ永遠なれ(スーザ)(ライヴ) 

 

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N響の吹奏楽(アルメニアン・ダンス)

この「N響吹奏楽」はもう昨年の話で、当時既に沢山の方が話題にされているとは思いますが、書かずにはいられないので書きます。(昨年ブログをまだ持ってなかったので)。2006年8月6日「N響ほっとコンサート」において、N響初の吹奏楽演奏が行われた時の話です。

この中から、リードの「アルメニアン・ダンス パート1」1曲だけがN響アワーで紹介され、何で1曲だけなんだ、もっとやったはず、と思っていたら、後にBS2でコンサート全部をやりました。

・・・・と思ったら、

 今度の日曜のN響アワーでこの時のアルメニアンをやるらしいじゃないですか。なんてタイムリー!

 4月15日(日)21:00-22:00 吹奏楽のススメ

 昨年見損ねた人は必見ですよ!

この時の演奏については、絶賛の声が多く聞こえたと思っていますが、否定的な意見もあり、賛否両論になっているようです。私としては「絶賛」でした。あのクリーブランド管以来の名演と言えると思います。

(この前回の話も参照下さい)

  クリーブランド管 ホルストの演奏について (4/5)

N響と言っても管の正団員はそんなにいないので、トラ(エキストラ)が大分入っていましたが、東響など他のオケで見かけたことのある方が中心のようでしたし、ユーフォニウムはどこかで見たと思ったら、外囿祥一郎氏が出ていて、布陣にぬかりなし、といったところ。サックスでは須川展也氏も出演しています。

「アルメニアン・ダンス パート1」

最初の1小節を聞いただけで「おっ、これは凄いかも」。
2拍目の低音の入り等、音の立ち上がりからして違う。ダイナミックレンジの広さなども、ここ最近聞いたことのない音。チューバがよく鳴っている。2小節目からのトランペット・ホルンも最後まできちんと息が吹き込まれていて音がやせない。

「あんずの木」。フルートを中野さんと細川さんが吹いている。。凄いことだ。(2列目の男性は確か東響の人?女性も見たことがある)音が最後まで持続している。

フルートの後のコール・アングレーの池田(昭子)さん。ここは他の楽器も同じ旋律を吹いていたかもしれないが、ほとんどソロ状態。やはり朗々と歌いこんでいる。ウラ拍においても息をきちんと吹き込んでいて、音がやせずに長いフレーズが持続されている。ここの部分はこれまでに聞いたことがないくらい音楽的な演奏である。その後の茂木さんのオーボエソロも同様。

「あんずの木」最後の方、ホルンの例の「ラソシソ ラソシソ~」は松崎さん。微動だにせずに吹いています。安定度抜群で安心して見ていられます。吹奏楽系ではこんなのは聞いたことがない。大体(特にアマチュア)はここの部分は危なっかしくて聞いている方がハラハラしてしまう部分である。オケのホルンは常日頃露出度が高いのでさすがに鍛えられているという感じです(このくらいのは屁でもないんだろうな、という感じ)。ホルンはこの後の「ナザン」や「ゆけ、ゆけ」のいくつかの見せ場でも、眉一つ動かさず、同様のパフォーマンスをしています。吹奏楽系とオケ、アマチュアとプロ、などの比較において、音が「ビャーッ」と広がらずにまとまるといった点で、一番歴然とした違いを感じるのがホルンだと思います。

「ナザン」の打楽器を中心とするダイナミックな音はさすがで、「アラギャス」も、音が最後までやせずに長いフレーズがきちんと表現されていてました。

「ゆけ、ゆけ」。クラリネットが難しいパッセージで活躍します。コンマスの横川さんはその重責からか張り切っているので例外ですが、他の方は皆余裕顔で吹いています。「ナザン」のスケール調のところでもそうでした。音もフレーズの最後まできちんとよく出ています。こういう人達を本当の名手と言うのでしょう。2列目の磯部さんの横の女性お2人(不勉強で名前を存じませんが)も涼しい顔をして吹いていました。

この部分の金管の「合いの手」的なところや、最後の方のクライマックスのトランペットや低音群も、音を抜かないできちんと音価一杯に音を伸ばしています。津堅さん始めとするトランペット軍団7人の音は凄かった。(津堅さんが吹いていたのはC管の楽器みたいです。この方は大体いつもそう。C管が好きなのでしょうか)。全体的に重厚な感じですが、リード指揮の佼成の演奏も、かなり粘りのあるゆったりとしたものだったし、これくらいがこの曲の理想的な演奏なのだと思います。吹奏楽をずっとやっている人の感覚だと重すぎて好きでないという人もいるのかも知れません。

しかし、吹奏楽におけるファゴットというのは、本当に目立たなくて気の毒だ・・・

後でBSで見た、スーザ「海を越える握手」(これが演奏会の本当の最初の曲)は最初の1フレーズから、やはり凄いことになっていましたユーフォとチューバのユニゾンの音が良く響いています。ところどころ「ため」を作る山下一史氏の指揮には否定的な声もあるようですが、コンサートでの演奏なので、メトロノームテンポよりずっとよいと思います。中間部の付点のリズムもつんのめることなく、品のある演奏にちゃんとなっていました。

第1部・吹奏楽のアンコール曲、スーザ「星条旗よ永遠なれ」も抜群の安定度とダイナミックさを併せ持つ演奏でした。最後のトランペットとトロンボーンの吠えまくり大音量はちょっと羽目を外していたとは言え、ポテンシャルの高さがうかがえる音でした。

ちなみに第3部はフルオケでレスピーギの交響詩「ローマの松」をやりましたが、金管吹きまくり(特にカタコンブのトロンボーンなど、オケではこのくらいは普通ですが)、クラリネット・フルート等のソロも安定していてました。

おそらくこの時の吹奏楽演奏は、せいぜい1日か2日の合わせ練習くらいだったと思います。それでこれだけの演奏ができるのですから凄いことなのです。やるからには例え短い練習でももっと高い完成度の演奏をすべきとの意見もあるようですが、細かいアラはあるにせよ、こういう音が出せる、という可能性を世に示したのは非常に意義深いことだと感じました。ぜひ生で聞きたかった演奏です。

同じ頃、「BSクラシック倶楽部」で「佐渡裕&シエナ・ウィンド・オーケストラ 富士山河口湖音楽祭2004」のコンサートの模様をやっていて、奇しくも同じ曲「アルメニアン・ダンス パート1」と「ローマの松」が演奏されていました。この2者を聞き比べると非常に面白いです。フレーズ感やソロの充実度などに大分違いが見られます。

佐渡さんはずっと色々なオケを振って来た人ですが、シエナと組むにあたっては、吹奏楽だからこう、オーケストラだからこう、という境界は考えずに、むしろそういうものを超越した「音楽」をやる、と考えているのだと思います。あとはシエナがどこまで近づけるかだと思います。

吹奏楽オリジナル曲はまだいいとしても、レスピーギなんかはもう少しやりようがあるのではないかと感じてしまいました。吹奏楽でオケ物をやる時は、何を目指してやっているのだろうか。その曲の持つ雰囲気、精神性などにいかに迫れるかということなのだろうか。そうすると自ずと原曲(オケ版)の演奏に本来は近づくのだと思うが。。。

今年もぜひN響吹奏楽をやってくれることを期待したいです。やるなら同じリードの「アルメニアン・ダンス パート2」でもやって欲しいものです。ホルストの第一組曲、第二組曲、ジェイガー「シンフォニア・ノビッリシマ」などもいい。ノビリッシマの冒頭部分の金管はカラヤン・ベルリンフィルの「フィンランディア」のような張りと粘りのある音でやるのがいいと思うのですが。また一石を投じて欲しい・・・何に??(笑)

 

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えなりかずき恋人発覚?お相手は美人フルート奏者

えなりくんに恋人発覚?

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/wide_show/?1175735511

(yahooニュース)

こういう話題についつい反応してしまいます(笑)。

あの「えなりくん」(もう22歳の大学4年生)の初ロマンスが発覚したとのことです。お相手は美人フルート奏者のyumiさん(23歳)と報じられています。

yumiさんは、えなりくんが司会を務めていたNHKの「クイズ日本の顔」で、テーマ音楽や出演者がクイズの回答を考えている間に短い演奏をする形で出演していて、これが縁になったようです。この番組で存在を初めて知り、まだちゃんと聞いたことはありません。ここの演奏だけでは短すぎて何とも言えませんが、音はきれいです。芸大卒だそうですのできちんと吹ける方なのでしょう。

今朝の日テレ「ラジかるッ」でも取り上げられていました。あちこちで「人生初めての春を迎えた」などと報じられているのを、出演者が「余計なお世話ですよね」とコメントしていましたが、本当にその通り。

そして今年2月に静岡市で行われたyumiさんのコンサートに「わざわざ静岡まで訪れた」えなりくんは「うっとりと鑑賞」」していたとのことです。。。本当に余計なお世話だ(笑)。

yumiさんは「フルートの妖精」と言われるようにかなり可愛らしいルックスなので、人気が出そうです。

「演奏の腕に外見は関係な~い!」と言われる方もいらっしゃるかも知れませんが、同じ腕なら、ルックスがいい方になびくのも大衆の習性でもあります、、、(最近の「J-クラシック」の傾向?)。

えなりくんといえば「渡る世間は鬼ばかり」で天才子役の名を欲しいままにしましたが、その後も、あの髪型や服装をずっと維持していることといい、自分のスタンスを崩すことなく活躍しているのはすごいことだと思います。少し前に「はなまるマーケット」にゲスト出演した時に、ゴルフマニアな一面も披露し多才ぶりを発揮していました。ゴルフのプレーそのものも好きだけど、道具にもこだわり、自分でパーツから集めてクラブを作ってしまったりするそうです。

貴重な個性なのでこのままがんばってほしいと思います。

P.S
渡鬼といえば、少年隊の植草カッちゃんがずっと重要な役で出ていると思っていたら、何といつの間にかニッキ(錦織一清)まで準レギュラーで出ているのを発見してびっくりです。

ここまで来たら、ヒガシ(東山紀之)も出すしかないでしょう。3人が仲良しになってカラオケかなんかで揃い踏み、というのはどうでしょう(笑)。やはり準レギュラーの森光子御大とヒガシは仲良しということなので、そのコネで何とか実現して欲しいものです。
  

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クリーブランド管 ホルストの演奏について

この話題に関しもう少し。

(CD情報については先述の カラヤンじゃなかった? を参照)

フェネル指揮のクリーブランド管(クリーブランド管弦楽団管楽セクション)1978年録音の、ホルスト「吹奏楽のための第1組曲」他の録音は、この曲の決定版だ、と言う人も多いようです。かく言う私も初めて聞いた時の衝撃はずっと続いていて、自分にとってもこれがナンバー1です。

この曲のいいところは、主題(最初のシャコンヌのメロディー)が一貫して3つの楽章に入っていて曲全体が捉えやすいところにあると思います。よく曲を捉えることができればそれなりの演奏になると思います。同じ組曲の第2番と比べて、1番は「基本編」、2番は「応用編」だと言うこともできると思います。1番をきちんとできるようになるとかなり力がつくと思います。2番はやったことがありませんが、1番に比べると曲想も増えて少し難しいと思います。

この曲の演奏は、フェネル指揮のイーストマン・ウィンド・アンサンブルとクリーブランド管のをずっと聞いてきました。面白いのは両者の演奏を比較すると、同じ指揮者でも大分違いがあるということです。

イーストマンのは音楽学校の学生の演奏だけあって、若さとパワー溢れる、という印象で、よく聞くと実は結構雑な感じもあります(よく言うと「荒削りなパワー」というヤツ?)。

これに対してクリーブランドの演奏は、よく聞くと一種冷静で覚めたような部分も感じます。これは、一流オーケストラのベテラン奏者達による演奏ですから、技術的にも申し分なく、きちんとまとまってもの凄い演奏になっています。しかしそこにはある種の余裕というものが存在しているからだと思います。

例えるならば、前者は軽とか1000ccくらいの車でフルアクセルで飛ばしている感じ、後者は同じスピードでも3000ccくらいのセダンとかでさーっと余裕で巡航している感じとでも言いましょうか。安定度が違う。キャパシティの大きさが違うということです。

そしてなぜクリーブランドの演奏が凄いか、もう一つ感じていることがあります。

それはオケ吹き(オーケストラ奏者)による演奏、ということにあります。

続きを読む "クリーブランド管 ホルストの演奏について"

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襲名ということ もしクラシックなら・・・

歌舞伎俳優・中村信二郎(47)が叔父の名前を襲名し、2代目中村錦之助になる、というニュースを見た。歌舞伎・狂言などだけでなく、落語の世界でも、林家こぶ平が正蔵を襲名し、きくおが父の「木久蔵」を襲名する予定になっている。

主にこれらの芸道の世界で聞く「襲名」ということ。昔は、ただ名前を継ぐくらいにしか思っていなかったため、何でそれが大きなニュースのなるのかよく分かっていなかった。

襲名には本来どのような意味があるのだろうか。

襲名とは、役者が先祖や父兄・師匠その他先人の名跡を継ぎ、その芸風・信用・地位を引き継ぐことを意味する。そして一段または数段階の格上の名跡を継ぐことが一般的であるようだ。(参考 平凡社『歌舞伎事典』)

名前だけでなく、芸風を継ぐということがポイントのようである。要するにその先人の名に見合うだけの芸風、風格を備えていることが本来必要となってくる、ということであろう。これは単に名前や家を継ぐ「世襲」とは異なり、昔はそれに値するだけの器がなければ血筋であっても襲名できなかったらしい。

そして格上の名跡を継ぐということは、特に歌舞伎の世界では一般的で、興行側の思惑もあるようだが、それによって役者を一回り成長させる意味合いも持つようだ。初めのうちは本人もプレッシャーを感じ、周囲の期待も大きく「名前負け」することも多いという。しかしそのプレッシャーを乗り越えた時、役者は大きく成長し見違えるような演技を見せるようになるという。

なるほど、と頭では理解はしたが、実際今ひとつピンと来ていなかった。

少し前に妙なことを考え付いた。これを他の世界の、自分に身近なジャンルに置き換えてみたらどうか。

これを例えばクラシック音楽の世界に当てはめるとどうなるか(実際はないと思うが)。

カラヤンの後のベルリン・フィルの音楽監督の後任、バーンスタインの愛弟子という肩書き、また名を残した音楽家の2世音楽家など、、、これらは大きなプレッシャーのかかることであろう。

しかし、、、 もしもシリーズ(笑)

「カラヤン」を襲名する・・・
「バーンスタイン」を襲名する・・・
  ・・・こうなると話は全然違ってくる。

「私は来年カラヤンを襲名し、名乗ります」
「私は2代目バーンスタインです」
  ・・・ということになるのである。

これ、ものすごく大変なことではないだろうか。

カラヤンやバーンスタインなど、その名に恥じない芸風、風格が要求され、常に先代と比較される、ということになるのである。とてもおいそれと名乗れるものではない、と思えてこないだろうか。世に残っている「名前」の持つ力というのはそれだけ大きいということだ。

クラシックでピンとこない人は、例えば、、、他にイメージしやすい例として、スポーツの過去の名選手、とかはどうだろう?野球とかサッカーではどうなるだろうか?

一般の人間にとってはあまりピンとこないかもしれないが、これが歌舞伎や落語の世界の人にとっては、こういう意味を持っているのだと考えると、すごいことに思えてくる。

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のだめ効果?クラシック流行?オケ語

続編です。

ドラマ「のだめカンタービレ」でも「Sオケ」などと言っていた。「オケ」は「オーケストラ」の略で立派に業界用語っぽい。

もう随分前になるが、都内の某大学のオーケストラに入ってから、色々な隠語というのか業界語というのを覚えた。部内ではこういうのを「オケ語」と言っていた。初めて聞いた時は「ん?」と思ったが、いつの間にか染まっている自分がいた。略語の類も入っているが、面白いのでいくつか紹介しようと思う。

まず、音階に因むもので、これはクラシック系に限らず音楽業界全般でどうやら使われているらしいが、音名を数字に当てる数え方である。

基本:ドレミファソラシはドイツ音名で、C(ツェー)、D(デー)、E(エー)、F(エフ)、G(ゲー)、A(アー)、H(ハー)だ。

入団すると、1年生はC年(ツェー年)と呼ばれる。以下、2年生はD年(デー年)、3年生はE年(エー年)、4年生はF年(エフ年)という訳だ。ちなみに、留年すると5年生になるのでG年(ゲー年)、ということになるのだが、これが動詞形となって、留年することを、G年る(ゲネる)、G年った(ゲネった)、名詞形だとG年り(ゲネり)などと言っていた。

また、お金の数え方でもこれを使う。飲食店などでお勘定を精算する時なんかに、
「じゃあ、1人CG(ツェー・ゲー)ね」・・・1-5なので1,500円のこと。 とか
「DG(デー・ゲー)ずつね」・・・2-5なので2,500円 とか
「D(デー)千」・・・2,000円、
「G(ゲー)千」・・・5,000円
「C万(ツェー万)」・・・1万円

などと使う。今思うと結構ヘンだ。本当にギョーカイの人みたいだ。

練習の時。

【Tutti(テュッティ)】:本来は音楽用語の「全奏」とか「斉奏」。全体合奏、合奏練習のこと。

【さらう】:練習すること。おさらいのこと。指揮者の先生の「100回さらいなさい」が出るとかなりヤバイ。

【どソロ】:無伴奏、あるいはそれに近い状態でのむき出しのソロ(独奏)のこと。「ど」は強調の接頭辞。奏者の緊張は尋常ではない。有名なのは、ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」冒頭のフルート・ソロ、ラベル「ボレロ」など。

【落ちる】:自分の吹く(弾く)べき場所の演奏が続けられなくなる、あるいは長い休符の後、途中から入れなくなること。練習が足りないと「落ちまくる」ことになる。

【コンマス】:コンサート・マスターのこと。普通、1stバイオリンのトップ(首席)でオケのリーダー。

【インペク】:インスペクターのこと。練習計画や進行の責任者。

【ストバイ】:ファースト・バイオリンのこと。「セコバイ」はセカ(コ)ンド・バイオリン。

【プルト】:弦楽器の編成単位(2人一組のペアで、一緒の譜面を見る)のこと。1プル、2プルなどという。

【アシ】:アシスタントの略。管楽器で、正規の奏者の補助的役割の奏者のこと。例えば、1番奏者のアシスタントは1アシ(2番奏者とは別モノ)。音量の補強が必要な部分を一緒に吹くとか、場合によっては交代して吹くなどする。

まだあったような気がするが、ぱっと思い出せない。。。改まって解説しようとすると、上手く表現できているか自信がない。

これ以外にローカルなものがあるのだが、これは当事者でないと聞いても面白くないので、紹介できないのが残念である。ここに挙げたのは大方、一般的に共通しているものと思う。

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のだめ効果?クラシック略語流行る?ベト7

ドラマ「のだめカンタービレ」以降、クラシックが流行しているようだ。
番組オープニングテーマ等に使われた、ベートーベンの交響曲第7番は、クラシックとしては異例の売上げとなっている。同じベートーベンでも「運命」や「田園」などの分かりやすい副題が付いたものに比べて、これまで一般の知名度は今一つだったと思うが、こういう世界を取り上げ、世に広く知らしめたという点で、このドラマ及び原作漫画の意義は大きい。

クラシック人気は、昨年のモーツァルト・イヤーに次ぐ「のだめ」効果で追い風ムードで、これが一過性のもので終わるかはまだ分からないが、ファンが増えることは決して悪いことではない。演奏会場で、不慣れな新しいファンと旧来のファンの間でトラブルが起こったりもしているようだが、上手く広まっていくとよいと思う。

あまり急激に注目されるのも従来のファンからすると少し複雑な気持ちもする。かつてJリーグ発足時に日本国内にサッカーブームが巻き起こった時、それ以前からのサッカーファンだった人達はこんな気持ちになったのだろうか(笑)。「エースを狙え!」でテニス、「キャプテン翼」でサッカー人口が増えたように、4月からオーケストラ入部希望者がいきなり増えたりするのだろうか・・・。

ベートーベン 交響曲第7番、通称「ベト7」(べとしち)。

この、曲名を省略する呼び方は、プロや音大生だけでなく、アマチュア演奏家や鑑賞ファンの間でもよく使われている、いわばクラシック音楽界の「業界用語」みたいなものと言えるだろう。この略語も流行りだしているらしい。

正月に「あけおめ」「ことよろ」等と言っているのを聞くと嘆かわしい!とか思ったりもするが、よく考えてみると、こんなところでも昔から省略しまくりではないか。結局日本人って何でも省略したがるのね、気が短いから?

曲名に関するもので思いつくものを挙げてみる。多少のローカル差はあるかもしれないが、大体一般的なものだと思う。大学のアマオケ(アマチュア・オーケストラです)時代から聞いているものだからウソではありません。ウソだと思ったら、検索をかけてみて下さい。結構使っているのが出てくると思います。

まず、単純なのから、交響曲だと、

ブラームス ・・・・・・・ 1~4番:「ブラ1」「ブラ2」「ブラ3」「ブラ4」

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高見映(のっぽさん) NHKにんげんドキュメントを見る

高見映(のっぽさん)登場の、NHKにんげんドキュメントを見た

(3/30 22:00~22:45)。

番組ではのっぽさんの日常に密着。昨年の「グラスホッパー物語」の大ヒットで、「できるかな」を知らない世代にも人気を得たのっぽさん。訪れた幼稚園では、すんなり子供達に受け入れられる。子供達にも丁寧語で話すのっぽさん。この歌はしかし、子供のみならず大人からも「元気をもらった」「勇気を与えられた」という反響が多数寄せられているという。

その「グラスホッパー物語」の続編「ハーイ! グラスホッパー」を作ることが決まったといい、その制作風景も写される。のっぽさんは作詞・脚本・演出を担当。聞けばもうずっと前から作詞家としての顔も持ち、これまでに100以上もの子供向けの歌を作ってきたという。

作詞風景が映し出される。メロディーが先にできている曲に後から詞を付ける進め方だ。基本的に1音(音符1個)に言葉は1文字、そしてメロディーの上下と日本語の高低に合った詞を選んで乗せていく。

これは歌の作り方のごく基本のやり方だ。山田耕筰とかの古い歌曲の時代から皆こういうことを考慮されて作られているので、メロディーと詞が調和し、詞が日本の言葉として自然に聞こえるのである。

最近の歌はそういうことを無視しているとしか思えないものも多く、歌い方も、フレーズの切れ目でもないところでブレス(息継ぎ)をしたりする。そこから来る奇抜な効果を意図的に狙っているものもあるのかも知れないが、どうも不自然に聞こえてしまう。

のっぽさんはそういう基本に忠実に則ってやっているので、親しみやすい歌となり、彼の個性と合わせて多くの人に受け入れられることになったのだろう。

気持ちのいい朝、おじいさんバッタののっぽさんは孫バッタ達とあいさつをする。あいさつをすることはとても大切、それは何故か、「私はあなたとお仲間ですよう、よろしくね」という意味を持つからだ、といい、怖かった大きなカマキリとも最後には仲良くなることができた、という内容だ。

表面的にはそんな一見シンプルな内容だが、のっぽさんは優しさとは何か、を伝えたい、をテーマに考え続けて今回の制作にあたったといい、子供に声を掛けても胡散臭がられる、人に声を掛けることができないようなそんな今の世の中はおかしい、と訴えていた。この歌に込める思いや夢を語るのっぽさんは72歳とは思えない、少年のような輝いた顔をしていた。

子供のないのっぽさん夫婦の仲の良さそうな場面も写っていた。できあがった歌の試写を一緒に見る奥さんのうれしそうな、楽しそうな顔が印象に残る。

試写の映像が少し写ったのを見た時に感じたのは、前回の「グラスホッパー物語」と曲も内容もまったく異なるものだが、前回と同じくのっぽさんの世界がきちんと描かれているということだ。これは単に衣装や設定が同じということからだけではなく、彼の稀有な個性が前面に出ているからだと思う。

そして、これは「できるかな」に次ぐライフワークとして、続けられるだけこのシリーズを続けて欲しい、という期待をちょっと持った。きっとまた評判になるだろうから、その実現可能性は決して低くないと思う。(そうなったらなったでNHKの「柳の下のドジョウ」狙い体質には毒されないようにして欲しいものだが・・・)

※この番組は多分再放送があると思うので見損ねた人は番組欄を要チェックです。

 ※再放送 4月11日(水)0:10-0:55

   総合(火曜深夜です) 4/4現在

 (イマイチ法則性が分かるようで分かりませんが、大体1週間後の深夜あたりに総合かBS2でやると思います。もしくは最近始まった「あなたのアンコール」でやるかも?)

いつまでも元気でいて欲しい人だ。

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高見映(のっぽさん) NHKにんげんドキュメント最終回に登場!

高見映(のっぽさん)がNHKにんげんドキュメントに出るそうだ。

(3/30、22時から総合)
この人も好きな人だ。

大体今の中年くらいまでの世代は、今や伝説となっている教育テレビの「できるかな」を見て育っている。昨年スタジオパークに出た時も、有働アナが興奮してはしゃいでいた。

昨年の「みんなのうた」で放映された「グラスホッパー物語」では自ら作詞、出演するという快挙です。
最初からあきらめないで挑戦することが大切だ、というメッセージの歌だそうです。これには参りました。

元々はダンサーで、フレッド・アステアを尊敬し、タップダンスの達人でもあり、以前何かで言っていたのは、昔ディズニー関係だかのショーの振り付けをする話があり、アメリカ人スタッフから、そんな無名の人間じゃダメと反対された時、のっぽさんは、相手のボスに自分のステップを踊って見せた。
それは高度な習熟を必要とし、見る方もそれを知っていないと分からない、というものだったそうで、相手のボスもそれが分かる人だったことから、一目見てのっぽさんに全て任せる、みたいな話になったということです。

そして、子供を「子供」と呼ばず、「小さい人」と呼び、対等な人間として尊敬して接するというのっぽさん。先の植木等さんもそうですが、こういう懐の深い、達観したような人には本当に魅力を感じます。
「できるかな」が終わってからはあまり見かけないと思っていたら、色々な活動をされていて、グラスホッパー物語に繫がっていったのだと思います。
きちんとした考えで自分のやるべきことをやり続けている人間というのは強い。じわじわと長い時間をかけてもやがて多くの人に認められていく。

余談ですが、ドリフターズの面々なんかも、かつては「ワースト」などと言われていたのに、2001年になって第52回NHK紅白歌合戦に出場したり、高木ブー氏は実は日本屈指のウクレレ奏者で遅咲きブレイクしたりと、愚直なまでに自分達のやるべきことを追及し続けたのが、ようやく最近になって認められたということだと思います。(ドリフについてはまた別の機会に詳しく述べたい)

30日の放送が楽しみです。

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秋川雅史登場!NHK家族で選ぶにっぽんの歌

昨日(3/24)夜7時30分からの、NHK「家族で選ぶにっぽんの歌」を見た。秋川雅史がまた出ていました。この番組の趣旨は、NHKが選んだ500家族のアンケートを元に心に残る歌の選曲をした、という。

出演者がすごい。(敬称略)橋幸夫、小金沢昇司、香田晋、TOKIO、秋川雅史、石川さゆり、由紀さおり、アグネス・チャン、南野陽子、矢口真里、後藤真希。

それで、伊東四朗(お父さん兼おじいちゃん)、柴田理恵(お母さん)、ベッキー(娘)の家族が司会という設定である。すごいメンツだ。確かに司会の言うように、この番組ならではの組み合わせだ。こういう番組でしか実現しないかも知れない。紅白のようだ。

すべての世代をターゲットにしようとして、司会の三人は、「私の思い出の歌は、、」なんて三人三様に話すので収拾がつかない。

(ここから先、順番は適当)アグネス・チャン(今年日本デビュー35周年だそうだ)は「ひなげしの花」を歌う。この歳であの歌を歌えるのはすごい。

小金沢昇司は故・村下孝蔵の「初恋」を歌った。この人はド演歌系ではないので、こういう歌謡曲っぽいのを歌うと結構よい。

香田晋は故・井沢八郎の「あゝ上野駅」を歌う。この人も上手いのだがもう一つ声が出てもよい気がする。この曲はこの間の歌謡コンサートで歌った細川たかしの方が合っていた。

南野陽子はすごいドレスで「吐息でネット」を歌う。歌は昔のままだ(何が?)。しかし歳が近いこともあり、最近妙に同世代で活躍している人に親近感を覚える。ここ最近、「売ろう!」という欲みたいなのをあまり感じさせず、自然体である意味で開き直っている感じが好感が持てる。

TOKIOの「宙船」はまあよい。矢口真里と後藤真希のモー娘メドレーもまあよい(アグネス・チャンと南野陽子が一緒に歌った・・・凄い)。

矢口真里と後藤真希は「渚のシンドバッド」や「プレイバック・パート2」も歌った(例のところは「真っ赤なポルシェ」だった)。TOKIOも「上を向いて歩こう」などをえらく楽しそうに歌っていた。国分太一が一番楽しそうにはしゃいでいた。

最近紅白でも、色々な人が混ざってやる企画が、タレントが嫌がったり、スケジュールが合わないとかで、あまり行われなくなってきていてつまらないが、モー娘系とジャニーズ系は、上手い下手は別としてこういうことをそれなりにやってくれる。ある意味プロだ。

橋幸夫とベッキーは「いつでも夢を」。父娘?おじいちゃんと孫?

石川さゆり、柴田理恵、矢口真里、後藤真希の4人で「ドレミの歌」を歌う。凄すぎる。本当にこんな番組でしか見られない取り合わせだ。

由紀さおりの「手紙」。あの独特の雰囲気は何だろう。あの物憂げな空気。安田祥子と童謡を歌う時とは明らかに違う。すごい個性だ。

そして秋川雅史の登場。あらためて「千の風になって」を聞く。この時はピアノ伴奏だった。最初の方は少し抑えている。「秋には~」のところからがよい。この歌が受け入れられている大きな理由の一つとして、ここの歌詞が、私はいつでもどこでも姿を変えてあなたのそばにいますよ、というメッセージになっていて、失った人が本当に自分に寄り添って来てくれるような感覚に包まれることだと思う。思わず涙が出そうになる。

秋川雅史「千の風になって」(2006/5/24) 

千の風になって

(モバイル→千の風になって

秋川雅史は「大きな古時計」も歌った。子供向けにでなくこういう人がきちんと歌ってくれるのはよいことだと思う。

しかしベッキーといい秋川雅史といい、本当に最近NHKによく出てくる。千の風なら、新垣勉だっていいじゃないか、とも思ってしまう。気に入ると(人気が出ると)、使えるものはとことん使い倒す、紅白なんかでも昔の民放ネタを出したり、とちょっと節操がないのでは?

そういえば、昨年(2006年)の正月だったか、やはりNHKの新春特番で、日本の歌特集をやっていて、そこで確か秋川雅史さんも出ていた気がする。その時はまだブレイクする前で、私も知らなかったが、次に売れそうと目を付けたか?と思ったのでした。

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誕生日だ その2

書き忘れた。

学生時代、大学オケの5泊6日の春合宿に必ず誕生日がひっかかった。同級生には、合宿中は絶対に内緒にしておいてくれ、と頼んでおくのだが、夜の練習が終わって酒の席になると、その同級生の一人(女性)は、戦々恐々としている私を尻目に、頃合いを見計らったかのように、

「そういえば○○くん、今日お誕生日じゃな~い!!」

と並み居る先輩達の前でのたまうのである(これも毎年のようにやられた)。悪魔のようだ。

先輩達にはなぜか大層「可愛がられて」いたため、

「何ぃ~。そうか、それはめでたい。じゃあ呑んでもらおうか」

「じゃあ歳の数だけ呑んでもらおうか」(一同、大盛り上がり)

「勘弁して下さいよ~」(必死の抵抗)

こうして歳の数だけ呑めるはずもなく、トイレで撃沈し、その姿を写真に収められ、そういう写真は後日部室に張り出される。

「オーケストラの人達って、なんか高尚なカンジがして近寄りがたくってさあ」

とは、結婚式の2次会に来てくれた会社の同期。

オーケストラなんて、ただの酒飲み集団だったのだけどなあ。

すべての人がそうだとはいいません。要するに「高尚」な人だけでなく、色~んな人がいます。社会の縮図のようだとよく言われる所以だ。

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フェネル・クリーブランド管

ちょっと待て。カラヤンが初めてと書いてしまったが、よく考えると、マーチからカラヤンに行く間にはもう少し色々聞いていたような気がする。カラヤン/ベルリン・フィルのインパクトがあまりに大きかったせいで記憶から抜け落ちていたのだろう。最初に「ハマッた」のがカラヤン、というのが正しかった(失礼)。

当初は吹奏楽系を多く聞いていた。初期のイーストマン管楽アンサンブルとか、フェネル/クリーブランド管による吹奏楽とか。佼成(東京佼成ウィンドオーケストラ)も聞いた。

部活でイギ民(V.ウィリアムスの「イギリス民謡組曲」)をやったので、とイーストマンのを買い、そこに入っていたホルストの一組・二組(吹奏楽のための第一組曲・第二組曲)等を知った。当時イギ民は周りの学校でなぜか流行っていた(ここらへんはお決まりのパターンですね)。

これらで持っているのはCD以前なので、全てLPレコードである。

イーストマンのは1950年代の録音で、モノラル(擬似ステレオとされてるのもある)だが、その演奏の迫力、壮大さは録音状態の悪さをまったくと言っていいほど感じさせない。音楽学校の吹奏楽アンサンブルだから、血気盛んな若い奏者達の元気がびんびんと伝わってくるような演奏である。第一組曲の1楽章シャコンヌは、ものすごくゆっくりなテンポだが、最後のヤマに向かう長大なクレッシェンドには目(耳)を見張るものがある。2・3楽章は異様にテンポが速いが、若さとパワーで押し切っている感じ。CD化はされているのだろうか。多分曲目からするとこれがそうらしいが、在庫切れだ・・・

ホルスト:吹奏楽のための組曲第1番
 フレデリック・フェネル指揮 イーストマン・ウインド・アンサンブル
  1. 吹奏楽のための組曲第1番変ホ長調(ホルスト) 
  2. 同第2番ヘ長調(同) 
  3. イギリス民謡組曲(ヴォーン・ウィリアムズ) 
  4. 行進曲風トッカータ(同) 
  5. ヒル・ソング第2番(グレンジャー) 

   1994/6/5発売とあるが、録音は1950年代だ。

クリーブランドのはこれだ。LPの時は3枚の別々の録音だったと思う。

  

これこれ、このジャケット。左のは3枚分から1枚に再構成されている。

(1~3と、4・8~10、5~7)それぞれ、他の曲ももっと色々入っていた。

 ホルスト:吹奏楽のための組曲第1番&第2番
  フレデリック・フェネル指揮 クリーヴランド管弦楽団管楽セクション
  1. 吹奏楽のための組曲第1番変ホ長調op.28-1(ホルスト) 
  2. 吹奏楽のための組曲第2番ヘ長調op.28-2(ホルスト) 
  3. 王宮の花火の音楽(ヘンデル) 
  4. 3つのファンファーレ~オリンピックのテーマ(アルノー) 
  5. バーナムとベイリーのお気に入り(キング) 
  6. ラデツキー行進曲(J.シュトラウス1世) 
  7. 星条旗よ永遠なれ(スーザ) 
  8. イギリス民謡組曲(ヴォーン・ウィリアムズ) 
  9. リンカンシャーの花束(グレインジャー) 
  10. シェーパーズ・ヘイ(グレインジャー) ※〈CD/SA-CDハイブリッド仕様〉 

  2005/3/23発売とあるが、録音は1978~1979頃のはず。

右のがこのジャケットのLPと同じ曲目のものだ(これも現在在庫切れ?)。これと、マーチとイギ民のを再編集した2枚は大人になってからCDを後からわざわざ買った。

 (曲目)1. 吹奏楽のための組曲第1番op.28-1(ホルスト) 
      2. 吹奏楽のための組曲第2番ヘ長調op.28-2(ホルスト) 
      3. 幻想曲ト長調BWV572~グラーヴマン(バッハ) 
      4. 王宮の花火の音楽(ヘンデル) 

この辺のは、当時黎明期にあったデジタル録音を使用し始めたテラーク社の名声を決定付けた名録音、と言われている。今ではデジタル録音が当たり前なので、今聞くと当時ほどの感動は薄れてしまっているが、アナログ録音を聞きなれた耳にとって、このホルストの録音はもの凄い衝撃だった。

演奏も凄いし、録音もよい。音がとてもクリアーで、個々の楽器の音もよく聞こえる上、全体の響きもよく捉えられている感じだ。そしてダイナミックレンジの広いこと。シャコンヌを最初の音量のままで聞いていたら最後にえらいことになった。

演奏のよさのせいもあると思うが、あと当時特に印象に残ったのはグレインジャーの2曲。木管低音のいわゆる特殊楽器群などの音色の特徴がよく分かり、ただの低い「ブー」という音ではない彩りの豊かさが感じられる。他の曲も書ききれないが、いずれ劣らず素晴らしい。解説にも書いてあったが、アメリカの主要オケの管楽器奏者はイーストマン出身者がすごく多く、大半が学生時代にフェネルの教えを受けたはずであり、この経緯があるからこそ、息のあった絶妙の演奏になっている、とある。

今学校等で現役で吹奏楽をやっている人達はやっぱりシエナなのだろうか。クリーブランドのをまだ聞いたことがない人はぜひ聞いてみて欲しいと思う。オケ吹きのやる吹奏楽というのは根本的に響きが違うと思う(詳細は別途)。

オケ物は、小澤征爾/ボストン響のをまず買った気がする。ベートーベンの「運命」・「エグモント」序曲が入ったのと、ビバルディの「四季」だ(共に1981年の録音)。なぜこれかというと、まだ有名な指揮者は小澤征爾くらいしか思いつかなかったのと、これも同じテラークだったためだ。これはなかなかよかった。四季は教会で録音されたそうで、ものすごくクリアーかつ艶やかな音で、まるでその場にいて聞いているような気がした。運命も演奏はオーソドックスだったと思うが、小澤征爾特有の集中力と、音質の良さが印象に残った。(当時はまだその程度の耳しかなかったのね。。)

  

これだ、これ。今手元にレコードプレーヤーがなく、運命のはテープに落としてなかったので聞けない。買いたい。。

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カラヤン初体験

最初に自分で意識的に買ったクラシックのレコードが、ブーレーズ/ニューヨーク・フィルの、「王宮の花火の音楽」と、バレンボイムの「ピーターと狼」であったことは前に述べた通りである。

不思議なもので同じ曲でも、最初に聞いて聞き込んだものがその人の「基準」となる。先の2つも、他のを聞いても「なんか違う」と感じ、どうもピンと来ない。これが人によってその「基準」が違うからややこしい。

この次の原体験はカラヤン、ということになってくる。中学校でも吹奏楽部に入り、ますます深入りしていく中、NHKのFMで知っていそうな曲があると夢中でエアチェックしていた。その頃は新聞で今のテレビ番組のようにFM放送の週間番組表があり、つぶさにチェックし、深夜とか早朝でも起きて必死に録音していた。

悔しいのは、アナウンサーの声を入れないで曲だけ録音したいのだが、録音ボタンに指を乗せて待機していて、

 「それでは○○○、お送りします・・・」

 「それっ」 「ガチャ」(録音開始。ピッではない)

 「・・・なお、この演奏はモノラル録音です・・・」とか

 「あーっっ!くそっ!!」

ということがよくあった(笑)。今なら自由に編集できるところだが、カセットしかなかった頃の話なので。

最初の頃は、吹奏楽部でよくやることもあり、短くて分かりやすいこともあって、行進曲系を色々と集めていた。変わったところでは、瀬戸口藤吉「軍艦行進曲」(軍艦マーチ)とか、レイモンド服部「コバルトの空」など、パチンコやとかスポーツニュースの音楽、というイメージの曲をきちんとした演奏の録音で入手して一人悦に入っていたものである。

その次あたりにたまたま録音したのが、「ウィリアム・テル」序曲や「軽騎兵」序曲などで、これはカラヤン指揮ベルリン・フィルのものであった。マーチは吹奏楽団の演奏ばかりで、オーケストラのはほぼ初めて。この整然と統率された、キレのある演奏はものすごいインパクトがあった。特に軽騎兵の冒頭などの金管の一糸乱れぬ直線的な音。突き刺すようなバストロンボーン。中学校の部活の下手っぴな音を聞きなれている耳には一種の衝撃であった。しばらくはこればかりを聞いていた。あと、バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルの、「威風堂々」第1番と「カルメン」前奏曲も同じ頃録音して聞いた。(当時の二大巨頭ですな。)

カラヤンのは多分この辺のがそれだと思う。

  

カラヤン/ベルリンの組み合わせは、これら1960年代終わりから1970年代にかけてが、一番かっこよく、キレがある演奏だったと思う。これは最近になってようやくCDで買った。カラヤンの凄いところは、こういう「名曲シリーズ」的な小品でも手を抜かないで、バリバリの演奏をするところだと思う。ベルリン・フィルももちろん、世界トップクラスのオケというプライドがあるから、手を抜くようなことは決してしない。最近毎年テレビでやるようになった、ワルトビューネ野外コンサートの最後にやる「ベルリンの風」という行進曲も、観客と和気あいあいとやってはいるが、その演奏はビシッと決まっている。(ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートのラデツキーと同じ)

この後の演奏者の趣味の傾向は大体これで決まってしまった。「曲」については、初めにヘンデルとプロコフィエフを同時並行で聞いてしまったのだ。時代とか楽派とかにあまり先入観がなかったことはよかったかもしれないが、ヘンテコな趣味になっていったかもしれない。

同じクラシックファンの間でも、趣味がほとんど同じ、というのは稀であろう。「これいいよね」「え~、全然ダメじゃん、どこがいいのこんなの」といった具合である。

大体そういう人は、「曲」そのものだけでなく、「演奏」も聞く。そして自分の基準に照らし合わせたチェック・ポイントのようなものがある。CDを貸したり、一緒に聞かせたりすると、ずっと通して聞かずに、ダーッと早送りをして、要所要所でピッと止めて聞く。そして「あ、これダメ」とか「うん、これはなかなかいい」と判定が下る、という具合である。かなりマニアックだ。ブラ1(ブラームスの交響曲第一番)の4楽章の最後のクライマックスのとことかね。

でもこれは若い頃の聞き方。同じ曲・演奏でも、年を経て聞くとその時々で違う聞こえ方をしてくる。自分の経験や心理状態が投影されるのだろう。昔は全然良さが分からなかったものでも、後で聞くとその良さが分かったりする。それを理解するだけの耳や感性を持ち合わせていなかったということなのだ。その辺は読書と似ているのだと思う。

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八代亜紀 鰻谷(うなぎだに)

床屋で髪を切っていたら、店でかかっていたラジオで、流れてきたのは、八代亜紀の新曲「鰻谷(うなぎだに)」。この間NHKの歌謡コンサート(毎週火曜夜8時。歌謡と火曜か、、、NHKさん)でやっていました。

2001年4月16日に亡くなった故・河島英五の遺作ということで、聞いてみると、あっという間に「酒と泪と男と女」の河島ワールドへ、という感じです。タイトルの「鰻谷」とは、大阪の地名だそうで、男女の物語がこの地で展開する、という歌詞の内容です。最近テレビではこういうタイプの曲はあまり聞かれないので、耳に残りました。

歌(曲)は完全に河島英五の世界です。
そして歌うのは八代亜紀。この人も独特の個性を持っている歌手で、今は演歌歌手というジャンル分けをされていると思いますが、この曲をこの人が歌うと、「歌謡曲」の匂いがする気がしました。

この人が演歌の女王と言われた70年代後半から80年代くらい?は歌謡曲全盛で、最近はポップス、ロック等の若者系?以外はみんな「演歌」というジャンル分けにされてしまっている気がしますが、以前は、ド演歌でもポップスでもない「歌謡曲」というものが確かに存在していたと思う(持論・・・狩人なんかもそうだと思います)。一時あまりテレビで見ない時もあった気がしますが、最近また調子がよさそう。何か肩の力が抜けて自然体な感じがしてよい。

ヒットしそうな気がする。。。

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「鰻谷」2007/02/21 Release

鰻谷 (写真がない、、、)

 1.鰻谷(うなぎだに)
  作詩・作曲:河島英五
  編曲:河島翔馬
  ストリングス・アレンジ:石倉重信

 2.月の花まつり
  作詩・作曲:河島英五
  若草 恵

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私と小鳥と鈴と 新垣勉 金子みすヾ

先ほどの新垣勉で、「私と小鳥と鈴と」というのがあります。NHK「みんなのうた」でやってますね。金子みすヾ(1903~1930)の詩に歌が付けられたものです。

詩もよいし、メロディーもよいし、歌もよい、の三拍子揃って素晴らしい!という感じです。

金子みすヾのこの詩自体がしばらく前に取り上げられた時から興味を持っていましたが、この詩がこんな風に歌となるなんて!彼女の詩は、一見簡単そうに見えて実はものすごく奥が深いことを言っていますね。
-みんなちがって、みんないい。-なんて、「世界にひとつだけの花」の世界をもうずっと前に表現していたんですね。彼女自身は1930年(昭5)に26歳の若さで自ら命を絶ってしまったのは有名ですが、時代の先を行き過ぎていたのでしょうか。

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わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

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千の風になって 秋川雅史 VS 新垣勉!

秋川雅史もよいですが、少し前に同じようにブレイクした新垣勉も非常にいい声をしていると思います。どこの部分でも声がカーンと響いていて、それでいてクラシック声楽にありがちな押し付けがましさのようなものがあまりありません。
この人の素晴らしさは、彼の歌からは自身の不遇な境遇を微塵も感じさせないところで、それを乗り越えた上で昇華された表現になっているところにあると感じます。

「千の風になって」は色々な歌い手によって歌い継がれています。
新垣さんのもあって、これがまた彼の独自の世界が築かれているようで素晴らしいと思います。

出身の沖縄つながりの作品で有名になった人なので、これはファンの方ならとっくに知っているけど、というものかもしれません。
(「さとうきび畑」とかもいいですよね)

「千の風になって」が入っていて発売が古そうなCDは、秋川さんのが、

 「威風堂々」(2005/9/21)
 「千の風になって」(2006/5/24) 威風堂々よりシングルカット

で、新垣さんのは、

 「千の風になって」(2004/9/22)) シングル
 「命どぅ宝(ぬちどぅたから)~沖縄の心 平和への祈り」(2005/7/21)

となっています。(合ってる?間違ってたらごめんなさい)

新垣さんのはこれもいいでしょう。
 ベスト・アルバム「魂の歌― 新垣 勉ベスト・コレクション 」(2007/3/21)
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新垣さんのを聞いたことのない人は、ぜひ聞いてみて欲しいと思います。

秋川雅史「威風堂々」(2005/9/21) 

威風堂々

1. Pride~威風堂々 
2. 津軽のふるさと 
3. タイム・トゥ・セイ・グッバイ(duet with 半田美和子) 
4. ヴォラーレ 
5. カルーソー 
6. 千の風になって 
7. グラナダ 
8. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲~アネモネ 
9. いい日旅立ち 
10. 君と旅立とう(「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」ソロバージョン) 
11. ここに君がいれば(歌劇「イーゴリ公」~だったん人の踊り) 
12. Pride~威風堂々(duet with 半田美和子)

秋川雅史「千の風になって」(2006/5/24) 

千の風になって

 1. 千の風になって 
 2. 千の風になって~カラオケ~ 
 3. リンゴ追分 

新垣勉「千の風になって」(2004/9/22)

千の風になって

 1. 千の風になって 
 2. てぃんさぐの花 
 3. 千の風になって(インストゥルメンタル・ヴァージョン)

新垣勉「命どぅ宝(ぬちどぅたから)~沖縄の心 平和への祈り」(2005/7/21) 

命どぅ宝(ぬちどぅたから)~沖縄の心 平和への祈り

 1. 白百合の花が咲く頃 
 2. 涙そうそう 
 3. あなたに 
 4. てぃんさぐぬ花 
 5. えんどうの花 
 6. ふるさとの雨 
 7. 千の風になって 
 8. 我した村 
 9. 風に吹かれて Blowin’ In The Wind 
 10. 死んだ男の残したものは 
 11. 平和のための祈り 
 12. 青い空っていいな 
 13. BELIEVE 
 14. ひとつだけの命 

新垣勉「魂の歌-新垣勉ベスト・コレクション」(2007/3/21)

魂の歌-新垣勉ベスト・コレクション

 1.さとうきび畑
 2.千の風になって
 3.見上げてごらん夜の星を
 4.芭蕉布
 5.てぃんさぐぬ花
 6.白百合の花が咲く頃
 7.アヴェ・マリア
   ~「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
 8.愛の喜び
 9.赤とんぼ
 10.私と小鳥と鈴と
 11.涙そうそう
 12.風に吹かれて
 13.夢路より
 14.愛燦燦
 15.千の風になって(ライヴ・ヴァージョン)

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千の風になって 秋川雅史

昨年のNHK紅白に登場して以来、秋川雅史の「千の風になって」が爆発的にヒットしているようです。

よく、NHKだけではなくマスメディアの特徴かも知れませんが、一度売れる(売れそう)となった途端、その人ばっかりになります。まあそれはそれでよいと思いますが(古くは佐藤しのぶから、錦織健、ジョン・健・ヌッツォ等々・・・)

話題になっているのは知っていましたが、実は私もきちんと見た(聞いた)のはこの時が始めてでした。歌詞もメロディーも良いですが、私の場合、演奏(奏者)の方にどちらかというと興味があり、注目して見ました。感想は「ほう、これは、、、なるほど」。

朗々と声が出ていて、歌詞もよく出ています。あの大きなNHKホールで会場全体を彼の世界の色に包み込んでいるようにさえ思えました。

聞き慣れていない方にとっては、クラシック歌手の歌というのは、ただ声を張り上げているだけで訳分からん、と感じるかも知れません。クラシック以外のジャンルでももちろん素晴しい世界を表現するアーティストは一杯います。でもきちんと声楽を勉強した人の歌い方というのは、声が無理なくきちんと響いているのが好きで、安心して聞いていられると個人的には感じます。

何しろ古来からのアコースティックな世界では、アンプを通さない生の音でどれだけ聞かせられるか、が勝負です。しかも演奏家生命を長く維持するためにも、発声法をきちんと勉強して身に付けているので、声を張り上げているように聞こえても、実際は理にかなった発声をしているのです。

そしてこの歌そのものの持つ魅力もありますが、彼の表現力と上手くマッチしたのでしょう。

秋川雅史「千の風になって」(2006/5/24) 

千の風になって

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はじめてのクラシック

この時入っていたバンドで、ヘンデルの「王宮の花火の音楽」のメヌエットを吹奏楽編曲版でやったことがある。まだその時は、ヘンデルが有名な作曲家だ、くらいの知識しかなかった。

この曲が気に入ったので、レコード屋に行けば同じものが買えると思い、買いに行った。

また、前述の百科事典に解説が載っていて興味を持った、プロコフィエフ作曲「ピーターと狼」もたまたま見つけたので、一緒に買った。

この時のレコードは

続きを読む "はじめてのクラシック"

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はじめました

ブログ、はじめました。

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