斉藤佑樹投手 日米大学野球

話題の「ハンカチ王子」が出場する、ということで、日米大学野球がこれほどニュースで取り上げられるのも珍しいらしい。
実際、これまであまりニュースで見た記憶がない。

新聞記事で見ると、試合前の滞在、練習はサウス・カロライナ州、とあった。そして試合は「ダーラム、ノースカロライナ州」とあった。

ダーラムは昔滞米時代に住んでいたところの隣街(市か)にあたる。
たまに話題に出る「デューク大学」というのもこの近くにある。

非常に懐かしい。

ダーラムはDurhamと書く。自分が住んでいたのはRaleighという市で、ノースカロイナ州の州都である。ラーレーと言っていた。だが昔、家にあった地図帳には「ローリー」と書いてあった。綴りからすると「ラーレー」(またはラーレイ)が自然な感じがするが、ネイティブの発音を日本人の耳で聞くと「ローリー」と聞こえなくもない。

ダーラムとラーレーの中間にあるのが「ラーレー・ダーラム空港」。
佑ちゃんはここに降り立ったのだろうか、それともサウスカロライナから陸路で来たのだろうか。。テレビでも街の様子はほとんど出なかった。

ノースカロライナ州以南は典型的な「アメリカ南部」の都市だ。
言葉は「南部訛り」と言って同じ英語でもニューヨークなどと違って、少しだーだー、だらー、という感じのする発音だ。今でも、アメリカ映画や、ニュース映像で、特に子供や老人の発音を聞くと顕著に特徴が分かって面白い。(ブッシュ大統領はテキサス州出身のテキサス訛りらしく、これと少し似ている感じである。)

豊かな自然に囲まれた土地で、人々は人懐っこくて人情に厚く、親切だ。

この、南部特有の親切さを指して、
サザン・ホスピタリティ(Southern Hospitality)とも言う。
 
 
・・・斉藤佑ちゃんは、しかし相変わらずの活躍振りだ。

駒大苫小牧出身のご存知「マーくん」こと田中将大・現楽天と佑ちゃん。
「ライバル」として盛んに煽って取り上げられるこの二人は、面白いほど対照的だ。

佑ちゃんは優等生タイプ、マーくんはやんちゃ坊主タイプとでも言おうか。

佑ちゃん、今年の六大学野球で活躍した時も、インタビューは冷静だった。少し気になるのは、しゃべる内容がものすごく優等生的というか模範解答的である点だ。冷静で思慮深く、老成した感さえある。

自分がどう考えているというよりか、ここはこう言うべきだろう、こう言わなきゃいけない場面だ、的な基準で言葉を選んでいるように感じる。
邪推ではあるが、これまでの人生のあらゆる場面で、勝ち、成功を義務付けられてきたのではないか、とさえ思える。

話している時の、どこか遠いところを見ているような目が気になる。
あまり自分を抑えすぎて無理していないか、大丈夫だろうか、、、
少し心配な気がする。

マーくんは、プロ選手になったとは言え、まだ若いな、と感じずにはいられない。本来の若者はこうあるべし、ということもできる。

プロデビュー当初から色々期待されていたが、野村監督も、今ヘタに調子よく勝たない方がいい、若いうちに失敗しておいた方がいい、というようなことを言っている。監督自ら「マーくん、いいんじゃない?」なんてコメントしていて、完全にお子チャマ扱いである。それだけ長い目で見ているということだが。

打たれたり負けたりすれば、あからさまに不機嫌になったり落ち込んだような顔をしたり。。。投手は特にそういう場面でもポーカーフェイスな方がいいと思うのだが、まだ若い彼にはそれはできない。こういうのがショックなのか、と弱点をさらけ出してるようなものなのでやめた方がいいのだけど。

以前見たが元プロ野球選手のスポーツキャスターとの対談とかでも、自分の弱点とか、長所短所みたいな話を突っ込まれるが、何も包み隠さず正直に話している感じだった。まあ、まだデビューしたての頃だったが。

そういう部分の「かけひき」的なものにはまだ疎い様子だ。そんなことはお構いなしにストレートで真っ向勝負だ、というのが今の彼のスタイルのようだ。まあ若いのでこれはこれでいいか。

監督に怒られました、とか学生時代のノリすら感じられる。師弟というだけでなく、プロ野球になったら、上司と部下、管理職と一般社員、という関係でもあるのであるが、彼にはそれを理解するにはまだ若すぎる?

佑ちゃんは、アマチュアだけどアマチュアらしくなく、プロっぽい。
マーくんは、プロだけど、あまりプロっぽくない感じ、と言えないだろうか。

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