ちりとてちん
先週の放送で、喜代美と草々が小浜の喜代美の実家で「夫婦落語会」をやり、草々は「たちぎれ線香」という噺をやった。
ずっと忘れていたが、この「たちぎれ線香」、昔聞いたことがある。
もう20年近くも前になるが、J大時代、同じ学科に落研に入っていた女の子がいて、「来て~」と頼まれて寄席に一度行ったことがある。確かその時の大トリの演目が「たちぎれ線香」だった。
落語の何たるかも知らなかったし、場所も出た人の名前も忘れてしまった。細かい内容も覚えていないが、迫真に迫る話っぷりが印象にずっと残っていた。
後で、その学科の子に、最後の人すごかったね、と言うと、4年生の人らしかった。きっとエースだったのだろう。少なくとも素人の自分にそれだけのインパクトを与えることができたのだから。
自分もあまり詳しく知っている訳ではないが、落語というのは、イマジネーションの表現であり、聞き手もそのイマジネーション(想像)の世界に浸って遊ぶというのがポイントであるのだと思う。ただ単に面白おかしい話や仕草で笑わせることだけが落語ではないのである。
たちぎれ線香の話も、面白い、というよりはシリアスな人情話だったと思う。そして、そのオチに大きなインパクトを感じたのが今でも忘れられない。落語のオチというのは、想像の世界に浸っている聞き手に一瞬にして話の終わりを悟らせ、現実の世界に戻らせる役割を持っているように思う。このオチに向かって延々と想像の世界が構築され、最後にふっ、と
「あ、終わった」というのと、「な~るほど」と思わせられるかどうかがポイントなのだと思う。。。
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