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見たぞ N響アワー・ほっとコンサート

見ました。8月5日に行われた、今年の「N響ほっとコンサート」の模様、
昨日・9月2日のN響アワーでやったのを見る。

放送したのは以下。

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2007年8月5日 NHKホール 指揮 山下一史

「キャンディード」序曲(バーンスタイン)
ビオラ協奏曲 第3楽章(ホフマイスター) Vla:佐々木亮
愛のあいさつ(エルガー) Vc:木越洋
コミック・ポルカ「小言の多いおじさん」(フチーク) Fg:水谷上総
チャルダッシュ(モンティ) Vn:篠崎史紀
サンチェスの子供達(マンジョーネ) Flg hrn:津堅直弘
パントマイム(スパーク) Euph:外囿祥一郎
キャリオカ(ユーマンズ) Tub:池田幸広
吹奏楽のための組曲第一番(ホルスト)
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キャンディードはまあまあ。
ビオラ協奏曲。あまり馴染みがないが、なかなか上手い。
木越さんは、チェロには珍しく、立ってソロ演奏。

ポルカは初めて聞く。フチークといえばフローレンス行進曲くらいしか知らなかった。水谷氏はおじさんの扮装で演技しながら、演奏までわざとヘタウマに吹く凝りようである。譜面はどうなっているのだろう。。

これを見て、やっぱりファゴット吹きだなあ、、、と妙に感心する。大学オケの時も、ファゴットといえば、毎年「ヘンなパート」上位に選ばれる、と自称(自慢)しているようなパートで、変り者が多いパートとされていた。(ちなみにもう一つの「ヘンなパート」上位はチェロだ。ここも変り者が多い・・・)
ちょっと真面目な人なら、頼まれてもここまではなかなかできない(笑)。
本人もある程度やる気がないとここまではできないでしょう。。。

篠崎コンマスは、子供用のちっこいバイオリンでチャルダッシュを弾く。
音程の間隔が通常サイズの楽器とは全然違うだろうに、こういうことは誰にでもできることではないですよね。凄いことをするもんだ。

「サンチェスの子供達」以降は吹奏楽編成での演奏。

サンチェスは、、、何だろう。。。
伴奏ブラスは音はよく出ているが、フツーのブラバンみたいな演奏になっていた。テンポ設定とかリズムの取り方の問題?低音の「ボボボボボ・・・」のリズムはばっちり決まっていた。こういうジャズっぽい曲は、ついアップテンポでやりたくなるが、ちょっと遅めでスイングして、ちょっとひきずるような感じでやるのが本当はシブイのだ(それで「聞かせる」のは結構難しいが)。バリバリのクラシック奏者にジャズを吹かせるのはやはり無理があるのだとも言える。

津堅さんのフリューゲルホルンのソロは、ちょっと堅い感じ?こういう曲は、フリューゲルという楽器の持ち味もそうだが、もっとこう、ゆったりと、漂うようなふわーっとした感じがあった方がよいのだ。こう言っては何だが、津堅さんは上がり症なのか、アップだと表情も明らかに堅く、見ている方がハラハラしてしまった。。。

昔聞いたニュー・サウンズのと少し編曲が違う感じ?がする。中間部のゆっくりするところもカットされていた?この中間部は、ホルンのソロがあって、最後にハイEだかの音で終わるのが難度が高く、ホルン吹きにはあこがれであり、鬼門でもありますよね。こういうのこそ、N響さんでビシッと決めるのを聞いてみたかったものである。

サンチェスと言えば、高校生の頃、ニュー・サウンズ・イン・ブラスで一時流行った曲だ。85~86年頃だったと思う。同じ学区のあちこちの学校でやっていた。トランペットと言えば、大体どこの学校にも、ちょっと目立ちたがり屋タイプの、ちょっと上手くて、ちょっとカッコマンタイプで他校にも名前が知れているような人が一人はいて、そういう人がソロを取りたくてこの曲をやっていたと言っても過言ではないと思う(多分?)。

この曲をやるために、わざわざフリューゲルを買った、とか、誰それに借りた、とかいう話があちこちであった。あと、「フィール・ソー・グッド」みたいな曲も同様で、地区で合同演奏みたいなイベントがあると、ソロの奪い合いになっていたりしたものである(笑)。

スパークの外囿さん。この人はやっぱり凄いですね。かなり超絶技巧なこの曲も安心して聞いていられる。完全に楽器をコントロールしている感じ。この人が普通の音大→プロでなく自衛隊音楽隊の道を選んだ経緯をどっかで見たか聞いたかしたが、唸った記憶がある。普通のプロでなくてもこういうことができるのだ。あの気迫あふれる演奏の様子からは、決して天才とかではなくて、相当の「練習の鬼」タイプの人だという感じがする。真摯な姿勢が伝わってきます。

チューバ・池田さんのソロも珍しい。なかなかである。この楽器はF管?
バルブが6つもある。同業者には見ればすぐ分かる?普通のB管とかとは大分音色が違う感じ。高音から低音まで綺麗に音が出ている。さすが。

一番の期待のホルスト。

冒頭低音の主題。よく音が出ている。
お、昨年はオール・トランペットだったり、C管使ってたりしたことに不評の声も出ていたが、今年はコルネットもちゃんと使っている。コルネットの1番は栃本さん。

次のクラリネットも、長いフレーズ感で音がよく出ていてよい。

全体的にかなり音がよく出ていてよい。低音が充実している。
所々、縦の線が少し乱れる感じはあるが、重厚な演奏である。

でも・・・何だろう。。。

曲の仕上げ方の問題だろうか。もう少し練り上げ方が足りない感じがした。演奏の完成度としても同様で、楽器間の音量バランスも少しよくないところがあった。きっと合わせ練習がせいぜい2~3回とかいう感じでやっているのだと思う。昨年の時も、完成度が低いという声もあったが、ホルストの方が、言ってみれば古典のような曲で、「ごまかしが利かない」タイプの曲であるせいもあるかもしれない。

昨年のアルメニアンの時は、N響吹奏楽が初めてということもあり、半信半疑で聞いたので「その割に」好印象を持ったのだと思う。今回はその印象から、かなり期待を大きくして聞いてしまったので、こういう感想になったのかもしれない。

この曲は個人的に、随分聞き込んでいたのと、思い入れが強いこともあって、かなりイメージが固まってしまっているのもあって、それを基準にしてしまうと、少し期待にかなわない部分があったのが正直な所である。

でも、この曲を初めて聴く人とか、会場で生で聞いた中高生とかにインパクトを与えるには十分な演奏ではあったと思います。

放送の録音では、フォルテになった時に、音がミキシング?のキャパシティをこえてつぶれてしまっている感じがした。生演奏ではすごい迫力だったのではないだろうか。

個々の楽器の音はすばらしく、昨年同様、吹奏楽の演奏体としてのポテンシャルの高さは十分に示されていたと思う。(ホルストの感想は別途もう少し詳しく述べたい。。。)

しかし、何ですね、池辺晋一郎大先生のオヤジギャグは、最近鳴りを潜めていたと思ったら、炸裂しまくりでした。紹介するのもためらわれるので省略します。やっぱり大先生なので、NHKの制作サイドは何も言えないのだろうか。。。

昨年の「ほっとコンサート」は、N響アワーで紹介した際、後日BSで全曲やります、と案内があったが、今回はなかった。今年はやらないのだろうか(9/25現在)。昨年ほど出来がよくなかったのだろうか・・・? 

昨日(9月26日)朝のBS-hiの「N響ハイビジョン演奏会」でやったらしいことに先程気付く。ショック。見逃していた。。。最近の傾向だと、ハイビジョンで一番にやって、その後BS2とか、で地上波、というパターンが多い。ハイビジョンが見れるように早く地デジにしなさい、という姑息な宣伝手法だ。BS2でそのうちやりそうだが、まだ放送予定では確認できていない。まさかもうやっちゃった、ということはないと思うが、、、いまいましい!

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