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N響アワー 7/22 フルート・神田寛明

7/22(日)教育 21:00-22:00 N響アワー。
「もっと知りたい フルート」
ゲストはN響首席フルート奏者、神田寛明氏。

1969年生まれ、93年芸大卒だそうだ。
N響への入団は94年だから、試用期間を考えると、卒業後すぐ入団したようなものだ。
入団後、ウィーン国立音楽大学へ留学しているそうだ。

フルートを始めたのは小学校3年、と早い方だ。横浜で青少年オケに小4の時から入っていたそうで、吹奏楽の経験がないと言う。これも珍しい。

番組開始早々、いきなり目の前で音を出してみせる。ドップラーのハンガリー田園幻想曲のさわりだ。恥ずかしながらこの人の演奏は生で聴いたことがなく、テレビで見るN響の中においては、すごく綺麗な音、という印象だが、意外と決然としたはっきりとした音。

楽器を構えてほとんどぱっと音を出せるのは達人だからこそである。
羨ましい。。。

楽器をずらりと並べて、銀製フルートと木製フルートを吹き比べてみる。
意外とあまり違いがわからない。高橋美鈴アナも池辺晋一郎もあまりわからなそう。。。「その木(気)になれば、、、」と池辺節一発目炸裂。

でも、昔、「トップランナー」に工藤重典氏が出た時、同じように吹き比べて、彼は、「音が違うでしょ」と言ったが、今日の神田氏は、「我々でも目をつぶってどちらか当てろ、と言われると自信がない」と言う。プロがそういうことを言うとは意外だ。。。

楽器の違いというのは、自分で吹くと、吹いている本人にはものすごい違いとして感じられるが、聞く立場だと意外とそんなものかもしれない。

ピッコロなんかは昔から木製管も一般的だが、聞いた感じ、「う~ん、木だなあ」とはあまり思わない。金属管より多少音が丸いかな~程度だし。

きっと科学的に分析すると、金属と木製では倍音構成などではすごく違いがありそうではあるが。。。

楽器のせいもあるのではないか。メーカーのカタログなどを見ると、木製管といっても、木材はかなり高密度の材質で、現代フルートと違和感のない吹奏感、パワー(音量)を意図しているようなことが書いてある。これでは本来の木管の特徴を生かせてないということでもあるのではないか。

ピッコロ、アルト、バスも吹いてみせてくれた。
アルトやバスも、生で聞くともっとホワーンとした響きがわかるのだろうけど、スタジオだと、すごく近くで音を拾っている感じがする。

---------演目----------
1.グリーグ 「ペール・ギュント」組曲第1番から「朝」
  サカリ・オラモ指揮 2000.7.28 東京文化

  この間、カレリアをやったのと同じ時のだろうか。。

2.ラヴェル「ダフニスとクロエ」組曲第2番
  アシュケナージ指揮 2006.10.6 NHKホール

  これも前に見たことがある。2006年11月5日のN響アワーでやった。
  アシュケナージはこの曲が好きそう。思い入れが感じられる。

  ダフクロといえば、例のあのソロ。いろいろ聞きました。
  神田氏はあのソロを涼しそうな顔で吹いているように見える。
  2番甲斐・3番菅原、アルト細川各氏という布陣である。
  細川さんのアルトは頭部管が木製だ。こだわりがありそう。

2.ベートーベン 交響曲第6番「田園」~2楽章後半
  アシュケナージ指揮 2007.6.29 NHKホール

  フルートはナイチンゲールという鳥を模していると紹介される。
  ナイチンゲールってどんな鳥かよく知らないんですけど、と神田氏。
  ドンジョンという作曲家のソロ曲にもナイチンゲールという曲がある。

3.ブラームス 交響曲第4番から第4楽章
  エマニュエル・クリヴィヌ指揮 2000.11.9 NHKホール

  この曲のフルートは1番・2番の掛け合いが絶妙に切ない感じがして
  なかなかよいですが、フルート吹きにとってブラ4、といえば4楽章、
  あのソロです。

  シュルツ(ウィーンフィル)のを聞きなれてしまっていると、意外と
  あっさりした感じに聞こえる。でも曲が終わって、神田氏は指揮者に
  即座にスタンドさせられていた。

  トロンボーンは神谷・池上・秋山の布陣。この曲の最後の方、
  割と高めの音が出るのを、大体は音を抜いて目立たない感じに吹く
  1番トロンボーンが多いが、神谷氏は初期のサイトウキネンでブラ4を
  やった時もそうだったが、スカーンと出すので気持ちがよい。

4.プーランク フルート・ソナタ から第3楽章
  P:辻本智美

  ゆったりした曲でなく、こういう曲を選ぶところが何となく神田氏らしく
  感じる。この曲は難しいですよねえ、、、3楽章なんか、特に、指は
  練習すれば何とでもなる、という感じがしますが、この速くて音域も
  広い楽章で、常にベストの音をキープして吹くのには相当の熟練が
  いるのだと思います。ほぼ完璧、涼しい顔をして吹いています。
  緊迫感がありながら、一方では安心して聞いていられるという
  「さすが」という演奏でしょう。
-----------------------

番組最後の演奏会案内。すごい情報を発見!

8月4日(土)15時、ミューザ川崎 山下一史、キャンディード他

はいいとして、

8月5日(日)16時 NHKホール 今年の「ほっとコンサート」。

ホルスト「吹奏楽のための組曲第1番」他とあるじゃあないですか。
昨年の吹奏楽の反響が大きかったためと思われますが、やってくれます。

 今年も N響吹奏楽 をやるのだ。

昨年のアルメニアン・ダンスに続き、一組(いちくみ)ですか、
いわば吹奏楽のスタンダードに真っ向から切り込みをかけている。
はっきり言って、現在の吹奏楽界に対する殴りこみと言っても過言ではないでしょう。

N響HPにはこうある。
 http://www.nhkso.or.jp/schedule/concert_186.shtml

『昨年の「ほっとコンサート」で初めて行われ、それまでの常識をひっくり返すスゴいサウンドが大反響を呼んだ“N響吹奏楽”。数多くのアンコールにこたえて、今年の「ほっとコンサート」で1年ぶりに復活!』

吹奏楽「だけ」しか聞かないような人の感覚からすると昨年のは不評だった向きもあるみたいですが、こういうのはどんどんやってほしい。これを続けることによって、いかに今の吹奏楽界の音造りがヘンか身をもって証明してほしいと思う。。。

生で聞きに行きたい!!!、が家庭の事情で今はできない・・・(悲)。

シンフォニア・ノビリッシマをやってくれないかな、、切なる希望です。

 

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