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ゲルギエフ指揮・マリインスキー劇場管弦楽団を見る

6月24日(日)
3チャン 15:20~17:00

「思い出の名演奏」
ゲルギエフ指揮・マリインスキー劇場管弦楽団
を見る。

1995年来日公演の模様である。

演目は、
ワーグナー 「パルシファル」 第一幕への前奏曲
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」 第二組曲
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」

(1995.11.29 サントリーホール)

時間がないのでざっと見る。

ワーグナーはまだちゃんと見ていません。

ダフクロ(ラヴェル)もざっと。
自分的に聞き所のポイントとなる、例のフルートソロ。
これはいわゆる「どソロ」の典型的な例である。

ややゆっくり目のテンポで、結構延々と聞かせる感じ。
なかなかのものである。こういうのを聞いてマネして、というのを
一時よくやった。マネくらいならいいが、こんなのを演奏会の本番で
やるとなると大変だろう。

チューバは、「ロシアン・ブラス」で吹いていた人だ。

最後の方は、予想通り怒涛のような演奏。

次、悲愴。

全体的に早めのテンポ。
早い段階から、オケはトップスピード、という感じ。

1楽章の、テンポが早くなった後のトランペットやトロンボーン・チューバの吠え具合。スカーンと吹き上がっていて気持ちがよい。

4楽章最後の方のトロンボーン・チューバのコラールは、結構大きな音で吹いている。

楽器を実際にやっている人は、こういうのを、オーケストラ・スタディ的に部分的にでもいいから実際にマネして吹いてみると、CDで聞くのとはまた全然違った、生の響きに感銘を受けると思うのでやってみるとよいと思う。

このコラールは、トロンボーンの、3本で合わせるアンサンブルとは何たるか、をものすごくよく実感できる部分だと思う。

トランペットの1番とバストロンボーンの人が、首を横に倒したような妙な格好で演奏しているのが少し気になる。

トロンボーンも3本みんな楽器の向きが違って揃っていないのも少し気になる。

首をかしげていたり姿勢がヘンだと、息の入りが悪いとか上手く響かない、とかマイナス面も考えられるが、こういうのは良し悪しで、口の形や向きで、プロでもわざと曲がった構え方をする人もいる。

大切なのは、実際に出てくる音がどうか、ということで、「正しい」構え、イコール「正しい音」とは限らない、というところにある。

初心者は、変なクセがつかないように、いわばセオリー通りの構え方がまず必要であるが、自分の奏法を研究し尽くしたプロの場合は、これでもありなのであろう。日本ではあまり見られないが。

ちょうど、大リーグの野球と似ている。
大リーグのピッチャーなんか見ていると、クセのある妙なフォームで投げている投手をよく見る。これも日本ではあまり見られないことだと思う。

コーチとかからすると、選手生命を考えると、なるたけ基本に忠実なフォームがよかったりするのだろうが、彼らは、多少クセがあっても自分の個性を最大限発揮できるやり方を優先しているように思う。「正しい」フォームによって自分の持ち味が失われてしまうのは本末転倒、と言う考えなのだと思う。

終始、熱い(暑い?)演奏である。解釈の問題とか好みの問題とかはあるだろうが、オケが一つにまとまって集中している様は見てとれる。ライブ演奏では一番大事な要素と思う。

チャイコフスキーの曲そのものの性格もそうだが、ゲルギエフの音楽は、例えるならば、脂っこい肉とか揚げ物がこれでもかと出てくる料理、と言える気がする。

おいしいけど、そう沢山しょっちゅう食べていると、胃もたれしてくるよね、という感じだと思う(笑)。

でもその求心力、怒涛の勢いは驚愕に値すると思う。

しかし、、、また下世話な見方になってしまうが、、、
あの、興奮するとボサボサになってくる髪の毛、無精ヒゲのような風貌。
どう見ても時代劇に出てくる落ち武者か流罪人に見えて仕方がない。
真面目なファンの方、ごめんなさい。でもそういう見方をしたっていいじゃありませんか。彼の音楽、集中力は凄いと思います。

 

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