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ショルティ 展覧会の絵

この間のN響アワーでもやったし、何となく「展覧会の絵」が頭に残っている。。。

  N響アワー トランペット特集(4/29)

  N響アワー 吹奏楽特集を見る(4/15)

この曲は、ショルティ指揮シカゴ交響楽団の演奏が何となく私の「定盤」となっている(1980年の録音)。中3くらいの頃、たまたまエアチェックしたのだが、シカゴは金管が強い、というのを聞いてたこともあり、関心を持っていた。

冒頭の有名なトランペットソロは、太い音でビブラートをたくさんかけるような感じ。このトランペットの終始思い切りのよい音は、聞いていて本当にスカッとする。ハガネのような音。これを吹いていたのが長年首席を務めていたハーセスという「名物じいさん」だということは、大分後、大学オケに入ってから金管トレーナーの先生から教えられた。

トランペットだけでなく、トロンボーン・チューバも凄い。バーバーヤーガの途中のチューバがソロみたいな旋律があるところも、ものすごく重々しい独特の音がする。最後の方、キエフの大門などは、本当に寸分のブレもなく、パワー全開。まだクラシック聞き始めだったこともあり、初めて聞いた時、こんな音が出せるものなのかと、その衝撃に金縛り状態になった。

シカゴのフルートは、その頃のだと、録音のせいなのか分からないが音量・パワーはあるのだが、ちょっと音の輪郭がキツすぎる感じがしてあまり好きにはなれなかった。マテュー・デュフォーが入ってからの演奏は残念ながらまだ聞いたことがない。

管楽器だけでなく、弦もすごい。当時はまだオケの違いはあまり分からなかったが、今聞いても、アメリカオケの特徴にありがちな音の軽さみたいなものはあまり感じられず、重厚・流麗な感じの音である。

これはシカゴの音なのか、ショルティの音なのか、両方の合わさったものであるとは思うのだが、アバド/シカゴの組み合わせはあまりインパクトを感じることができなかったものが多い。ショルティは魔笛序曲など、何をやっても精力的なエネルギッシュな印象をもたらす。この人の力か。

97年にショルティ追悼企画で、1990年4月15日のサントリーホールでの公演をテレビでやったのを見た。バーバヤーガのトランペットが80年の録音とは大分吹き方が違う以外は、ほぼ同じ印象で、同じようなパワー全開の演奏だった。

この80年録音のをずっと聞いてきたため、展覧会はこれが定盤になったという訳である(後でCDを「大人買い」もした)。その後色々と聞いてみたが、どうもどれもしっくりこなかった。

アバド/ロンドン交響楽団のは、あっさりしすぎてイマイチ欲求不満になった気がする。アバドは、個人的な意見だが、どれを聞いてもさっぱりしすぎている感じがする。曲によってよかったりするのだろうか。

カラヤン/ベルリン・フィルのもシカゴのに比べてしまうと物足りない印象を受けた。「刷り込み」というのは恐ろしいものである。。。

※久しぶりにアバドのを聞いてみた。今聞くと、それなりにいい演奏じゃないか、と思う。でもやはりシカゴのインパクトが強すぎて、それを越えるものには思えなかった・・・。

昨年1月のN響アワーで、デュトワ/N響のロシア公演のをやったのを見た。(2003年4月23日・ロシア、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー)。旧レニングラード・フィルも演奏したホールで、臨場感溢れる映像で、不思議な感じがした。この演奏はなかなか気合が入っていてよかったと思う。チューバの多戸さんが坊主頭にしていて、やたらと後姿が映るのがインパクトがある(海坊主みたいだ)。

最近聞いたのでは、もう一つ、クリスチャン・ヤルビィ指揮の東フィルで、2006年6月29日・東京オペラシティでの演奏会のもの。FMで聞いた。きれいにまとまっているが、もっと思い切りやってもよいかな、という印象を持った。その中で、注目したのは、ブイドロ(牛車)のソロ。

ブイドロのソロは、確か楽譜の指定は「テナー・チューバ」である。テナー・チューバがどういう定義の楽器になるのかよく分からないが、大抵はユーフォニアムで吹くのが一般的だ。たまにチューバで吹く場合がある、と聞いたことはあった。

東フィルのはどうか?と思って聞いているとユーフォとは明らかに違う。この深みのある音はユーフォではなくチューバである。誰かのHPでこれとは数日違いの同じメンツの演奏会で、チューバ(F管?)で吹いていたという記述を見つけた。この時はチューバで吹いたのはいいが、チョンボしたらしかった。だが、この29日の録音のは、割とちゃんと吹いている。私にとっては珍しい録音となる。

(ショルティ/シカゴの)

ムソルグスキー(ラヴェル編);組曲「展覧会の絵」/ラヴェル;同「クープランの墓」他@ショルティ/CSO

ジャケット写真はこんなの。
ショルティがおしゃれな格好をしていてシブイ。

 Solti001

 

 

 

 

※すごいCDを見つけた。

ムソルグスキー:展覧会の絵 5態

この曲の様々な編曲スタイルが一同に介し楽しめるというものらしい。

ディスク:1 
1. 展覧会の絵(オリジナル・ピアノ版) 
2. 展覧会の絵(ラヴェル編曲:管弦楽版) 
ディスク:2 
1. 展覧会の絵(ストコフスキー編曲:管弦楽版) 
2. 展覧会の絵(エルガー・ハワース編曲:ブラス版) 
3. 展覧会の絵(神谷百子編曲:マリンバ版) 

ピアノ原曲版はアシュケナージ、これは以前聞いたことがある。
端正な演奏。

ラヴェル版はご存知ショルティ指揮シカゴ交響楽団。

ストコフスキー版はニュー・フィルハーモニア管弦楽団
これは聞いたことがないが、すごい編曲らしい。。。

ブラス版は、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル
これも聞いたことがある。金管アンサンブルで
よくここまで、というものである。

マリンバ版も興味をそそられる。

買ってみようかな、、、

 

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