「どんど晴れ」&「さくら」34
●「どんど晴れ」第34回●5/10放送分
露天風呂に入る啓吾(大杉漣)。背後から忍び寄る伸一(東幹久)。
「どうですか、お湯加減は?昨日は本当にすみませんでした。お詫びにお背中流しましょう」などと言い、妙に親しげに近づく。そして探りを入れる。
「柾樹から色々と聞いているんでしょう、私のこと。私が夏美さんのこと、よく思っていないこととか、追い出そうとしてるんじゃないかとか。。。そう思うのももっともです。・・・けどね、柾樹が継いでくれるならそれでいいと、私、正直、ほっとしてるんですよ。」
などと心にも無いことを言って、啓吾の警戒心をほどく。
それから、旅館の仕事、女将の仕事がどれだけ大変かということを、啓吾の耳元でまるで洗脳するように囁く。
「・・・そんなに大変ですか・・・?」うろたえる啓吾。
「はい。聞いてますよね、柾樹の母親のこと。」
「ええ。過労が元でお亡くなりになったとか、、」
「普通の家からうちに嫁いできたんで、旅館のことも一からでしたから、、、そりゃあねえ、もう、並大抵の苦労じゃなかったと思うんですよ、お父さん。だから、夏美ちゃんも・・・・」
硬直する啓吾。
お主もワルよの~、伸一。
一方の房子(森昌子)、佳奈(川村ゆきえ)から「他の仲居は植木仕事なんかしないんだけどなー」などと聞かされ、不安になったところに、仲居頭の時江(あき竹城)が登場し、、、
「これは、これは、夏美さんのおがあさま・・・では、わだぐすがご案内いだすます。」と言葉巧みに誘われ、こちらでも、、、
「ですから、女将というのは、旅館で育った娘さんでも大変な仕事なんですよ~、、、」
「やっぱり、そうなんですか?」
「お母様はとても勇気がおありですがんすね~。たった一人のお嬢さんを女将修行に出させるなんて・・・」(ここで、にや~っとする)
房子も不安で一杯になる。
でもこんな話聞かなくても、女将が大変そうなことは分かりそうなもんですが・・・。
聡(渡邉邦門)に連れられ、平治(長門裕之)の南部鉄器工房を訪ねている智也(神木隆之介)を夏美が迎えに行く。
智也は、聡の手ほどきで、サッカーボールを模した型を1日作っていた様子。平治が出てくる。夏美の顔を見るや、くるっと振り返り、逃げようとする。夏美のことは関心があるようなのに、何か避けているようなところもあるのが不思議。聡に教えられ、こlこで初めて平治が凄い職人であることを知る夏美。
「おじいちゃんって、そんな凄い人だったんだ」
「・・・まあなー」
智也、「師匠、これでどうですか?」と平治に型を見せる。
平治「おっ、はずめてにしちゃあ、まずまずだな。」
夏美「師匠・・・って?」
智也「一日でも物事を教わった時は、その人は師匠。」
しっかりした中学生だ・・・。
平治「よーぐ言ったなあ、坊主!こいづは見所あるぞー。」
智也「師匠、姉ちゃんのこと、座敷童子だって」
平治「おしゃべり!」
座敷童子と言われて、
「でも、そう思ってもらえてうれしいです。私が行く所、みんなが幸せになってくれたら最高ですから・・・」
なんというポジティブ・シンキング・・・さすが主人公、という他はありません!!
夏美を見送りながら、にた~っとしている聡。柾樹と結婚予定と知っているのに何なのでしょう?
帰り道の智也と夏美。
智也「おれ、ちょっと心配してたんだ。ホームシックにでもかかってんじゃないかって。けど、安心した」
夏美「なに、ませたこと言ってんのよ、子供のくせに」
・・・子供はどっちじゃ、弟にこんな心配させて。
よくできた弟です。出来すぎなくらいです。浅倉家の中にあって一番しっかりした存在です。他の家族が頼りないからこうなっちゃったのでしょうか。若いのに、気疲れして燃え尽きないか、と心配になってしまいます。
伸一は仕事を終え、久則(鈴木正幸)と浩司(蟹江一平)と一杯やっている。
「(啓吾に)ちょっと吹き込んでやったら、か、か、顔色変わっちゃってさ~。くっくっくっ・・・」
「兄貴ってさあ、ホントに人が悪いよね・・・」
浩司は女将一族の中にあって、至極まともというか中立です。厳しい板前修業をして道理の分かった人だからか。
家族の食事に付き添ってから寮に帰ろうとする夏美に、ついに啓吾が我慢しきれず立ち上がる。
「夏美、このまま修行を続けるつもりなのか?お父さん達と横浜に帰ってもいいんだぞ。」と気張って言う。
どうする?夏美?
●「さくら」再放送 第34回●5/10放送分
ようやく熱が下がったさくら(高野志穂)。朝一番で見舞いに来たロバート(セイン・カミュ)。所構わず抱き合う二人。見てはいけない、というフリをしながらチラチラ見る筆子(浅田美代子)。
ようやく学校に復帰し、大介の英語スピーチコンテストの特訓も再開。その様子を見ている生徒がいる。さくらに何か言いたげだったが、そこに沢田先生(野口五郎)が現れる。
「おっ。高松。あのなあ、ここだけの話だぞ・・・。満点だ。このあいだの模擬テスト、お前一人、ま・ん・て・んだ(にや~っ)。」
教室で一人暗誦の練習をする大介をのぞきこむ沢田先生。目が合う二人。互いに愛想笑いしたあと、振り返って神妙な面持ちになる。この一切言葉のない場面、わずかな時間ですが、何とも言えず可笑しい。
この高松という生徒、学年一の秀才君はさくらに「スピーチコンテストに出たい」と訴える。しかし沢田の反対を恐れて言い出せずにいた。さくらの勧めで恐る恐る沢田先生に話す。
沢田先生、他の科目の成績を下げないことを条件にするものの、予想に反して了承する。外交官になりたくて英会話の勉強を続けてきた、自分の力を試してみたいんです、という高松君、反対するわけにはいかない。
ペラペラの高松君をぽか~んと見つめる大介。かなり落ち込む。
この高松君、どこかで見たことがあると思ったら、「わかば」の弟君役の崎本大海君じゃないですか。本放送時は気づかなかった。江成君と対照的なルックスです・・・。
沼田家の夕食。ロバートも一緒。高山の古き良き伝統美を褒め称えるが、景観を壊す看板や販売機に触れ、苦言を呈する。なかなか的を得た指摘だ。
しかしこれに対して、おじいちゃんの孫作(奥村公延)、
「そんなもんは、あれやなっ、理想論とかいうヤツやっ。実際に暮らしている人達がおることを忘れるもんで、世話なしにそういうことを言うんだ。日本人のこともロクに知らん人の口から、そんな批判を聞くのは、、、面白うないっっ!!」と席を立ってしまう。
どうもロバートに突っかかるおじいちゃん。
佳奈子「妬いとるんやないの?さくらちゃんのフィアンセだから、、、ねえ、お兄ちゃん!」
大介は、自信喪失し、食欲がない。
・・・しかし、あれやなっ、こういうドラマでは何でみんな食べかけのまんま、食べ物をすぐ残すんかいなっ、気に食わんなっ・・・
(孫作調で)。
世の中「食育」とか言っているのだし、こういう所で、食べ物を粗末にするような言動は表現しないように、作り手もある程度気を配ってほしい。
さくらに代わり、大介の英語の特訓を引き受けるロバート。
応援の印に、ハンカチを大介に渡し、大介から「サンキュー・ベリー・マッチ」と礼を言われて、ロバート、
「You are welcome(どういたしまして)」
とにっこりして言いながら、親指を立ててウィンク。思わず引き込まれて、同じポーズを取る大介。すごく自然な仕草だが、こういう前向きな雰囲気はアメリカ人の良い所だと思う。
帰り際、日本的な風潮に理解を示すさくらに、
ロ「さくら、ちょっと変わったね。」
さ「だとしたら、日本が少しは分かってきたのかな・・・」
ロ「これ以上、分かって欲しくないな・・・」
さくらとの距離感を感じ、複雑な思いのロバート。
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