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「どんど晴れ」&「さくら」28-30

●「どんど晴れ」第28~30回●

父・啓吾(大杉漣)が柾樹(内田朝陽)といつの間にか和解し、実家に挨拶の菓子折りまで送り、大女将(草笛光子)から電話をもらって親しげに話していたのを見た母・房子(森昌子)は面白くない。和解後発の柾樹との夕食の席で、ビール1杯で酔っ払い、ブチ切れる。

一方の盛岡。かつての恋人を捜しに盛岡にやってきたジュンソ(リュ・シウォン)。映画の仕事のため、もう韓国に帰る期限が迫っているが恋人は見つからない。裕二郎(吹越満)のアイディアで地元のラジオ局で呼びかけることになる。そんな大スターがそんなことをしたら大騒ぎになるんじゃないかと思うが、そこはドラマ。

時間切れ、マネージャーまで迎えに来て、いよいよ帰国という時に、恋人が見つかったと連絡が入る。ジュンソを止めるマネージャーを制止する夏美(比嘉愛未)。ジュンソは恋人との再会を果たす。恋人役の女性は顔もほとんど写らないチョイ役。誰かそれなりのゲストでもよいと思うのだが。

ジュンソの恋人を思う気持ちを見て、夏美は柾樹にわがままを言ったことを電話で詫びる。すると柾樹は下宿の部屋のすぐ下まで来ていた。夏美に会いに来たのだ。

今回の「どんど晴れ」、云わんとしているメッセージは分かるが、どうも上滑りしている印象がある。古きよきものを守る、とか、人とのつながりの大切さとか、言っていることは悪くないので少し残念である。これからの展開に期待をかけたいところである。

脚本は小松江里子。民放で結構色々なドラマを書いている。

部長刑事
セカンド・チャンス
若葉のころ
青の時代
to Heart-恋して死にたい-
Summer Snow
陰陽師(NHK)
バツ彼
おいしいプロポーズ
ガッコの先生
ブラザー☆ビート
元カレ

等。夫であるTBSプロデューサー・伊藤一尋氏の作品の脚本などを手掛けている、とのことでここに挙げたもののほとんどは伊藤氏プロデュース作品。(独占指名みたいになっているのだろうか?)。割とよいものもあったが、今回のはちょっとピンとこない。

連続ドラマは数あるが、役者の都合で内容を変更してくれ、とか仲の悪い役者同士は同じシーンは避けてとか注文がついたり、とか色々あるという話も聞いたことがあり、本当に自分の書きたいものだけを書くわけにも行かない世界だと聞く。朝ドラと大河ドラマは特に長丁場なので書く方も色々と大変なのだろうと思う。

この人は2009年の大河ドラマ「天地人」の脚本を手がけることも最近発表されている。上杉家臣の直江兼続が主人公というもの。もう再来年のまで決まっているとは恐ろしい。

大体、大河ドラマも一時はいいのが結構あったが、最近はどうも見る気がしない。人気の人を集めて「豪華キャスト」と謳ってはいるが、時代劇が似合うのかどうかという人も多く、仮装大会みたいになっている感じもして、制作側の自己満足的なニオイが感じられてしまう。

同じNHKの時代劇でも、「御宿かわせみ」とか「はんなり菊太郎」とかの方が個人的にはよほどいいと思う。大河の武将ものとは趣が異なり、侍は出てくるが、町人・庶民に近い世界を描いていて、「御宿~」の中村橋之助、高島礼子の人情味や、「はんなり~」の香川京子とか南果歩の凛としたたたずまいなど、非常に印象に残っている。

●「さくら」第28~30回●

筆子(浅田美代子)が酒に酔ってとうとうブチ切れる。ここで普段の不満をぶちまけた筆子を見てさくら(高野志穂)は、ろうそく屋の後継者問題をちゃんと話し合うべきだ、と筆子とたね(佐々木すみ江)を無理やり話し合わせようとするが、火に油を注ぐ結果となり、とうとうたねは筆子に「出て行きなさい」と言ってしまう。筆子も荷物をまとめて出て行こうとすると、さらに「ああ、そう、せいせいする」とまで言う。

筆子「長い間お世話になりました」

たね「・・・どーも・・・」

と言いながら、筆子の様子を気にするたね。

そんな時、健一(河西健司)の浮気疑惑が浮上。するとたねは一変、「筆子さん、あんたがしっかりしないよ、あたしがついとるんやで」、と味方になる。一家の一大事においては一時休戦し、共同戦線を張る嫁と姑。わけが分からずキョトンとするさくら。

浮気疑惑の相手は町外れのテーラーの女主人。たねと筆子に頼まれたさくらがこっそり見に行くと、確かに健一が店に入っていくのを目撃する。

「こういうのは現場を押さえんといかんよ、筆子さん」とたね。

とうとう現場に踏み込む。筆子がドスの利いた声で「ガスの点検に参りました」と言って戸を開けさせて飛び込み、ものさしで健一をビシビシ殴るところなどこの場面は本当に可笑しい。

結局この浮気騒動には落ちがあって、健一がこっそりこの女主人のところにパソコンを習いに来ていたということが判明する。インターネットを使って店の宣伝をしようと内緒で勉強していたのだ。健一は健一なりにろうそく屋の将来のことを考えていたのである。

この後、筆子は、色々胸にたまった思いを吐き出すきっかけを作ってくれたさくらに感謝の意を伝える。たねとのことを心配するさくらに、たねも最初は嫁だった、いずれは自分の天下になるのだ、それまでは修行時代なのだ、と言う筆子。人の暮らしを大きな輪廻で捉えているのだ。何という達観だろう。

仕事場で孫作(奥村公延)と健一が並んで話をする場面。かつて柄付きのろうそくを健一が提案したのを孫作が反対したことについて、本当の理由は、健一がいやいや家業を継いで本気になっていないままだったからだ、と言う孫作。

健一は、偉大な職人である父を越えられないジレンマに悩んでいた。

「どう頑張ったって親父と同じものは作れん」

「同じものを作ることはない、お前はお前のろうそくをつくればよいのだ」と孫作。

「できるかな、おれに・・・」

「・・・お前はおれの息子や・・・」

この様子を陰でこっそり聞いていて涙ぐみながらも嬉しそうなたね。

たねも、さくらに同じように感謝する。そして筆子については、

「あの人だけが分かってくれることがある」と言い、最後はあの人に自分の死に水を取ってもらいたいと思っている、とも言う。同じように嫁としてこの家に暮らす人間だけに通じ合う部分があり、根底では筆子のことを認めているのだ。

奥深いメッセージである。

新旧作を続けて見ているが、どうも「さくら」の方が見ていて面白い。真面目な場面もすーっと心に入ってくる。この違いは何なのだろうか。

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