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のだめ効果?クラシック略語流行る?ベト7

ドラマ「のだめカンタービレ」以降、クラシックが流行しているようだ。
番組オープニングテーマ等に使われた、ベートーベンの交響曲第7番は、クラシックとしては異例の売上げとなっている。同じベートーベンでも「運命」や「田園」などの分かりやすい副題が付いたものに比べて、これまで一般の知名度は今一つだったと思うが、こういう世界を取り上げ、世に広く知らしめたという点で、このドラマ及び原作漫画の意義は大きい。

クラシック人気は、昨年のモーツァルト・イヤーに次ぐ「のだめ」効果で追い風ムードで、これが一過性のもので終わるかはまだ分からないが、ファンが増えることは決して悪いことではない。演奏会場で、不慣れな新しいファンと旧来のファンの間でトラブルが起こったりもしているようだが、上手く広まっていくとよいと思う。

あまり急激に注目されるのも従来のファンからすると少し複雑な気持ちもする。かつてJリーグ発足時に日本国内にサッカーブームが巻き起こった時、それ以前からのサッカーファンだった人達はこんな気持ちになったのだろうか(笑)。「エースを狙え!」でテニス、「キャプテン翼」でサッカー人口が増えたように、4月からオーケストラ入部希望者がいきなり増えたりするのだろうか・・・。

ベートーベン 交響曲第7番、通称「ベト7」(べとしち)。

この、曲名を省略する呼び方は、プロや音大生だけでなく、アマチュア演奏家や鑑賞ファンの間でもよく使われている、いわばクラシック音楽界の「業界用語」みたいなものと言えるだろう。この略語も流行りだしているらしい。

正月に「あけおめ」「ことよろ」等と言っているのを聞くと嘆かわしい!とか思ったりもするが、よく考えてみると、こんなところでも昔から省略しまくりではないか。結局日本人って何でも省略したがるのね、気が短いから?

曲名に関するもので思いつくものを挙げてみる。多少のローカル差はあるかもしれないが、大体一般的なものだと思う。大学のアマオケ(アマチュア・オーケストラです)時代から聞いているものだからウソではありません。ウソだと思ったら、検索をかけてみて下さい。結構使っているのが出てくると思います。

まず、単純なのから、交響曲だと、

ブラームス ・・・・・・・ 1~4番:「ブラ1」「ブラ2」「ブラ3」「ブラ4」

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チャイコフスキー ・・・メジャーな4・5番は、「チャイ4」「チャイ5」、6番は副題の「悲愴」。

ベートーベン ・・・・・・「ベト2」「ベト4」「ベト7」「ベト8」など。3番・5番・6番は副題で「英雄(エロイカとも)」「運命」「田園」。9番は副題「合唱付き」だが、なぜか「第9(だいく)」。ベト7が「べー7(べーしち)」のように呼ばれていることを最近初めて知って驚いた。。。

マーラー ・・・・・・・・・「マラ4」「マラ5」「マラ9」など。8番「マラ8」は「マラッ8(まらっぱち)」と言う人も。

ドボルザーク ・・・・・・有名な9番は「新世界」(正式な副題は「新世界より」だ)。8番「ドボ8」はやはり「ドボッ8(どぼっぱち)」と言う人あり(女性週刊誌の見出しでよくある「馬鹿っ母」みたいだ)。

ショスタコービチ ・・・・5番「ショス5」、8番「ショス8」など。「タコ5」「タコ8」と呼ぶ人もいるようだ。

他、シベリウス、プロコフィエフなど・・・「シベ2」「シベ5」「プロ5」「プロ7(ぷろなな)」など。

大体は頭の数文字+番号のパターンが多いが、あまり略して呼ばないものもある。

モーツァルトは不思議と略さない。「モツ2」なんてあまり聞かない。副題付きのは副題で「プラハ」「ジュピター」などと呼ぶ。ハイドンも「ハイ100」などとはあまり言わない。モーツァルトは有名な「レクイエム」を「モツレク」と呼ぶくらい?いや、もう一つあった、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は「アイネク」だ。

レクイエム関係だと、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」は「ドツレク」、フォーレは「フォーレク」。ヴェルディは「ヴェルレク」。これがベルリオーズのになると「ベルレク」・・・紛らわしい。

面白いのはリヒャルト・シュトラウスだ。

交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」:「ティル」。これだけ。
交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」:「ツァラ」。これもこれだけ。長すぎるんだもの(笑)。大抵はこれでも通じると思う。交響詩「死と変容」は「死変(しへん)」。「アルプス交響曲」は「アルペン」。

リストの交響詩「前奏曲」は「レプレ」(原題が「レ・プレリュード」だから)。

ブラームス「大学祝典序曲」は「大祝(だいしゅく)」、「ハイドンの主題による変奏曲」は「ハイバリ」だ(変奏曲=バリエーションだから)。

次、ラベル。バレエ音楽「ダフニスとクロエ」は「ダフクロ」。優雅なタイトルとメロディーで有名な「亡き王女のためのパバーヌ」は「亡きパバ」だ。ぐっとイメージが落ちる(笑)。

ストラビンスキーのバレエ音楽「春の祭典」・・・「春祭(はるさい)」。

チャイコフスキーのバレエ音楽だと、「白鳥の湖」は「白鳥湖(はくちょうこ)」、「眠りの森の美女」は「眠り」。

同 幻想序曲「ロミ(メ)オとジュリエット」は「ロミジュリ」。プロコフィエフのバレエ音楽でも同名曲があり、「チャイコのロミジュリ」「プロコのロミジュリ」などと呼んでいた。

ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」はなぜか「マイスタ」だ。「ニュル」ではない。長いオペラや楽劇を全幕やることはまずないアマオケで「マイスタ」と言えば、大抵はこの楽劇の「第1幕への前奏曲」を指す。

同楽劇「ニーベルングの指環(ゆびわ)」は単に「指環」となる。これだけで分かる人は分かる。

バルトークの「管弦楽のための協奏曲」・・・「オケコン」(協奏曲=コンチェルトから)。同「中国の不思議な役人」は「役人」。

メンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」は「真夏」。ビゼー「アルルの女」は「アルル」。ムソルグスキーの交響詩「はげ山の一夜」は「はげ山」だ。知らない人が聞いたら「何のこっちゃ」だ。。。

考え出したらキリがないので中断します。こういうのを「にわかファンが知ったかぶったように使うのは許せん」と言う人もいそうだが、「面白い」と思って興味や親しみを持つきっかけになるのであれば、それはそれでもいいのではないか、と私は思います。

つづく・・・次回(予定)は「オケ語」について(ホントか?) 

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