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60・70年代歌謡曲

自分はクラシック音楽が好きであるが、ちょっと昔の歌謡曲も好きである。

60年代と70年代前半はリアルタイムではないが、どこかで聞いたことのあるような曲ばかりだ。小学生になった70年代後半が何といっても、歌謡曲の黄金時代で(と思っている)、特に昭和53年(78年)頃が一番すごかったと思う。

このころ、家族の転勤でアメリカに3年ほど住んでいたので、渡米する前に流行っていた日本の歌に思い入れがあったこともあるかも知れない。高校くらいの時にFMで深夜、60~70年代歌謡曲特集をやったのを聞いたのがきっかけで本格的に目覚めることとなった。

大学生時代はオケ三昧で表向きはクラシックオンリーみたいになっていた(でも同期の部長・I氏は高校時代はギター部というクラブだったらしく、「隠れ『さだ』」だった・・・)。

会社に入った頃は、こういう趣味が合う人がいなくて、同期などとカラオケに行くと、みんな新しい曲を当たり前のように覚えて歌うので、どうも自分だけ浮いてしまい、次第にカラオケは避けるようになっていた。

そんな時、2年下のAという男の郷里が、かつて子供の頃、父親の転勤で住んだことのある街であることが判明し、周りの誰も分からないようなローカルネタで盛り上がり意気投合するようになった。彼が似たような趣味を持っていて、しかもジュリーとかアリスとかを臆面もなく堂々と歌うんである。また、もう一人、同期のT君というすごく真面目な男がいて、それまでは特別親しいというほどではなかったのだが、やはり同じような趣味を持つことが分かった。それでこの3人で歌いに行くことになったのである。

そこでは誰にも気兼ねなく好きな曲を歌うことができた。しかも大ウケしてくれる。彼らが歌う曲も楽しめる。そのマイナーな会合は「70年代歌謡曲を歌う会」として会員3名で不定期に行うようになった(私は初代会長に祭り上げられた)。「新曲をマスターした」と言って歌うのも70年代の曲(笑)。T君なんかは自分よりもっと凄い。歳は大して変わらないのに60年代まで遡り、「思い出の渚」とか「君だけを」とかを歌いながら「いい歌だなあ~」と感激している。

その内、周りに知れることになり、「昭和の会」と呼ばれるようになった。70年代以前の歌を歌う、というのが基本的なコンセプトである。男3人では寂しいので会員を増やそうとするのだが、ほとんどの人から「いいよそんなの、遠慮しとく」と敬遠され、我々の趣味はなかなか理解してもらえず、しばらく不遇の時代が続いた。もっと年上の人なら同じ趣味の人はいるだろうが、それでは当たり前すぎて面白くない。同年代だからいいのだ。

それでも何人か、「3人が人間でなくなるところを見てみたい」とか「面白そう」とかいう奇特な女性もいて、この方達は特別ゴールド会員として招待したこともあった。女性はなんだかんだ言って、ピンク・レディーやキャンディーズや山口百恵とかは大体歌える。

こういう人達と一緒に行く時、自分は、こんな曲を歌う。

まずは入門編、と言って、さとう宗幸「青葉城恋唄」。次、中級編、アリス「さらば青春の時」を谷村・堀内の声色を使い分けて歌う。そして上級編として、越路吹雪「ろくでなし」、等。「ろくでなし」はかなりのインパクトを持って受け止められたようだ。

Aと二人で狩人の熱唱というパターンもある。T君とは「宇宙戦艦ヤマト」と「真っ赤なスカーフ」で盛り上がった。

男も同世代で何人か趣旨に賛同してくれる人が現れた。「ドリフのズンドコ節」が十八番という人や、「チュ~ウ・チュウ・チュチュ・・・」と「夏のお嬢さん」をフリ付きで嬉々として歌ってくれる貴重な人材を発掘することができた。歳の離れた後輩を無理矢理誘った時は、

「70年代の歌なんて全然知らないっすよ~。ハンデ下さいよ~」

と言われ、

「よし、80年代までは歌ってもいい」(笑)。

 

それでも3人とも仕事がすごく忙しかったりで、1年に1回くらいできればいい方だった。5回くらいやってからはずっとご無沙汰である。

 

クラシック音楽と歌謡曲は一見全然ジャンルが異なるようだが、自分の中では矛盾はない。一時、中学生の頃、吹奏楽・クラシックおたくになっていた頃は、歌謡曲とか演歌とかは「あんなものは音楽じゃない」的に随分偏った思考になっていたこともある。

しかし、良い音楽はジャンルを問わず存在する。そのことにだんだん気づき始めたのである。詞がいいもの、曲がいいもの、歌唱力のある歌手、等々。ジャンルにこだわらずに聞けるようになった。

今回の「ミュージック・ボックス」はそんな自分のまさに「ツボ」にはまっている。

ここ数年何故かこの頃の歌がまた流行りだし、ようやく我々の趣味が理解されるようになったか、と思う(笑)。レコード会社とか、テレビ局の中核を担う人材が我々の世代になってきてそんなことを考えて仕掛けているのではないかとも思う。

 

元記事はこちら

NHK ミュージック・ボックス

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