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シカゴ・ブラス・ソロイスツ

BS2 4月23日(月)10:55より、
「シカゴ・ブラス・ソロイスツ」演奏会の模様を放送します。

BS2で原則、月~木の10:55~11:50でやってる「BSクラシック倶楽部」。ご存知の方はチェックされていると思いますが、見たこと無い方のために。

この枠ではソロ、小編成室内楽アンサンブル中心の演奏会を放送しています。ピアノ、バイオリン、声楽などが多いですが、私のような管楽器好き向けの管楽器のソロやアンサンブルも結構やります。ベルリン・フィルの金管アンサンブルなどもやったことがあります。ロシアン・ブラスの「展覧会の絵」なんかも凄かったです。古楽アンサンブルなどもたまにやります。

本当はこういう演奏会はもちろん生で聞くにこしたことはないのですが、様々な事情で演奏会に頻繁に行けない人間にとってはありがたい番組です。NHKについては色々と思うところもありますが、結局こういうのをやっているので結構お世話になっちゃってますね。

そしてこの枠は結構再放送もしているので、見損ねた過去のものも根気よくチェックしていると、忘れたころにやってくれたりします。ただし、やはり国会中継などで放送予定がコロコロ変わるので要注意です(笑)。

今回のシカゴのは2006年6月5日に放送された時に見ました。

シカゴ・ブラス・ソロイスツは、シカゴ交響楽団とピッツバーグ交響楽団のメンバーによる金管五重奏団です。

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<演奏情報>
2005.6.15 浜離宮朝日ホール

Tp ジョージ・ヴォスバーグ
Tp ニール・バーントセン
Hr ガブリエル・ウェブスター
Trb マイケル・マルケイ
Tub ジーン・ポコーニー

エヴァルド 金管五重奏曲 第1番

アーノルド 金管五重奏曲

バーンスタイン(ゲイル編) 「ウェスト・サイドストーリー」から 
・プロローグ
・アイ・フィール・プリティ
・トゥナイト
・マリア
・アメリカ 

ガーシュウィン(ゲイル編) 歌劇「ポーギーとベス」から
・おれには無いものばかりだ
・サマータイム
・あの人は逝ってしまった
・いつもそうとは決まっていない 

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エヴァルドとアーノルドの曲は、あまり知りませんでしたが、面白い曲です(金管の人には定番なのでしょうが)。私の場合は、「曲」そのものよりも「演奏」に重きを置いて聞く傾向があるので、知らない曲でも演奏を見ているとすごく面白いです。音がすごくきれいです。演奏もほぼ完璧。エヴァルドのラッパはコルネットで柔らかい音色でしたが、アーノルドではトランペットに持ち替え、鮮やかな音で吹きまくります。ウェストサイドのチューバが凄い。こういう人達は「芸術家」であると同時に「職人」であるとも強く感じます。

ホルンは女性奏者。かなりベテランそうな風格。こういう人が自然にいるのが日本と違うところだと思う。結構豪傑だったりしそうな感じ(笑)。

金管アンサンブルは金管の勉強に持ってこいです。勉強といっても堅苦しい意味ではなく、CDよりも映像付きの方がどんな感じで吹いているかもよく分かるし、より面白いです。オーディオに音声をつなぐとかすれば、テレビだけの音声よりも、より臨場感のある音になって面白くなります(いいテレビを持っている方は無用?)。

どの楽器もそうですが、プロとアマの差を大きく感じるのがやっぱりチューバです。音の鳴り方が違います。吹奏楽で伴奏中心でやっているだけだと楽器そのものの技術を向上するのは非常に難しいですよね。そういう意味でアンサンブルの曲を(コンクール目的ではなく)練習してみるととても力がつくと思います。

こういうのを見る時、曲をどう解釈して演奏するかということも関心がありますが、何よりも「音」や「響き」を聞くことがとても参考になります。生の場合ももちろんそうで、これだけは生でなくては体験できませんから。

自分も吹奏楽に熱中していた頃はそうでしたが、最初の頃はこういうのを聞くと、逆にハスに構えて、表面的な技術に目が行きがちで、ちょっと音を外したりしただけで、「ダメ」とか思っていたりしました。完璧に作られたCDばかり聞いていてそういうのに慣れていないと確かにショックを受けます。プロなんだからミスするなんて、と思いがちですが、プロと言えど人間、ライブではどうしてもそういうこともあります。でもその一点だけを揚げ足を取るのではなくて、プロの演奏は全体の音や響きを聞くだけでも十分価値があります。

また、オケ系の奏者は特にそうですが、プロって、クソ面白くない顔をして演奏する人も多く、見慣れていない頃は、そういうのが堅い感じがして抵抗があり、もっと感情こめてできないの?と見えることもあると思います。

ですが、プロの場合は表面的なことよりも、出てくる音がすべてであり、演奏にそれだけ集中しているのでそうなるのだと思います。ヘンに体を揺すりすぎると音が揺れて乱れることもありますしね。録音ではどんな表情して演奏していたって分かりませんから、それで演奏が良くないのではどうしようもありませんしね。

アマチュアの場合は、少しでも上手く見せるために感情を込めたようなアクションを意識することも多いので、抵抗を感じる人もいるかもしれません。

このシカゴの人達も、パフォーマンス的な要素という意味では(例えばカナディアン・ブラスとかのように)決して見せ上手ではなく、淡々と演奏していますが、出てくる音は凄いのです。楽器を始めて日が浅い人はぜひ早いうちからこういうのに出会うといいと思います。(今見て、そのよさがよくわからなくてもいいのだと思います。だんだん分かってきます)。

 

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