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「ドンド晴れ」&「さくら」24

●「ドンド晴れ」第24回●

恵美子(雛形あきこ)にかまってもらえない寂しさへのささやかな抗議から、プチ家出をした息子の健太・勇太。一家の前で説教される。寂しかったことを訴えるが、女将(宮本信子)や伸一(東幹久)からは「そのくらい我慢しろ」と言われてしまう。

恵美子は、今夜だけは子供達と一緒に過ごさせて、と女将に訴えますが、女将や伸一に退けられてしまいます。子供達が寂しいけども健気に我慢していたことを見ていた夏美(比嘉夏未)は、思わず、恵美子や子供達の気持ちを汲んでやって欲しいと口を出す。恵美子の修行を止めさせたいからそんなことを言うんだろう、と伸一は夏美に詰め寄る。

その姿を見た恵美子は、ようやく意を決して、自分の気持ちを訴える。今は旅館の仕事よりも子供達を優先させたいと。

「私に逆らうつもり?どうなの、恵美子さん?」と高圧的に出る女将(怖すぎる)。

「・・・はい。」引かない恵美子。夏美に勇気をもらったのである。

雛形あきこは、なかなかいい感じで今回の役をやっている。着物姿も品があって良い。

そこに大女将(草笛光子)登場。恵美子の気持ちを汲むよう示唆された女将は黙って了承し、恵美子に今しばらく子供達と一緒にいるよう告げる。そして大女将が仕事に復帰することを聞いた女将は、

「大女将のご指導、まだまだよろしくお願いします。」と深々と頭を下げる。女将は大女将のことを眼の上のタンコブのように思ってはいるが、大女将の言うことには絶対に逆らわない。徹している。凄い世界です(怖すぎる)。

その後、仲居頭の時江(あき竹城)にこぼす女将。

「またまた、気を遣う毎日が、、ねえ、、、」

その表情の何とも複雑なこと。

このお話は、誰が悪者で誰が見方で、という単純な図式ではないようです。大女将や女将、恵美子らはそれぞれ反目もするが、そういうもの全部を含めて、こういう古いしきたりの世界に悩みながらも生きる人々全てを大きく俯瞰するような視点で描いているようです。
 

●「さくら」第24回●

みどり(熊谷真実)と信也(斉藤洋介)に、夫婦で納得のいくまでよく話し合うように訴えるさくら(高野志穂)。

「余計なお世話やよ」と言うみどりに、桂木(小澤征悦)が助け舟を出す。さくらは二人のことを本当に心配しているからこそ口を出すのだと。それだけ言ってさくらと帰る。

桂木のことを見直すさくら。一方で桂木は言う。

「お前と一緒にいるとオレも考えさせられるよ。家族とは、夫婦とは、親子とは、日本人とは・・・。」深い言葉である。

さくらに感謝された桂木は照れ隠しにぶっきらぼうな態度を取る。二人が徐々に近づきつつある意味シンな場面です。

翌日実家に帰ってきたみどりは、正式に離婚を決めたことを家族に告げる。でも信也としっかり話し合って決めたとのことで、すっきりとしている。そしてその過程で色々なことを考えたみどりは、登場当初の身勝手な振る舞いから一変、家族に誠実に向き合うようになり、部屋を見つけて出て行くまでは家に置いて欲しい、と父・孫作(奥村公延)や筆子(浅田美代子)に言う。

「どこで産むんや、子供は・・・」訊ねる孫作。

「それはこれから考える・・・」とみどり。

孫作は「・・・うちで産め。」とたった一言。

この不器用な父親の愛情表現。涙が出そうになる。

「私、おせっかいでしたか?」と気にするさくらにも、あんたのおかげよ、と感謝するみどり。二人に信頼関係のようなものが生まれる。

寡黙な孫作が突然筆子に、

「(娘のことで)いろいろすまんかった。この通り」と深々と頭を下げる。

いいですねえ、このお父さん。

考えさせられる回でした。

 

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