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「ドンド晴れ」&「さくら」21

●「ドンド晴れ」第21回●

旅館の仕事を始めることになった恵美子(雛形あきこ)。その一方で、半ば嫌がらせ的に旅館の仕事から遠ざけられ、家事をやらされる夏美(比嘉愛未)。

恵美子は東北の旅館の娘というだけあって、旅館の仕事は大体分かっているようです。お花・お茶などもマスターしています。急に入った旅館の仕事もそつなくこなしますが、あまり面倒を見られなくなってしまった子供のことが気になり、ミスをしてしまいます。女将は仲居を咎めますが、恵美子は自分のせいだとも言えない。自分は女将に向いていない、とずっと悩んでいて落ち込みます。

そんな恵美子に夏美は言う。
「優しいんですよ、恵美子さんは」
「恵美子さんのおかげで家が丸くおさまっているんですよ」

辛い状況にいる人にかけてあげる言葉だ。こういう時に誰かにそう言ってもらうと、すっと心が軽くなることがある。

一方の恵美子は言う。夏美のことを最初に見た時から「一緒にいたら元気になれそうな人」と思っていたと。自分にはない明るさとか強さといった魅力を恵美子は夏美に感じているようです。

この二人、微妙な立場の関係のはずなのに、二人の間には不思議な連帯感が生まれます。

悩めるサラブレッドと打たれ強い雑草?のような二人。

夏美の父・啓吾(大杉漣)は、柾樹と夏美のことで意固地になっていることで母・房子(森昌子)にやり込められる。弟・智也(神木隆之介)も援護射撃。ちょっとほころびが見えてきた?父。落城はもう少しか?
 

●「さくら」第21回●

嫁ぎ先から戻ってきたみどり(熊谷真美)。夫(斉藤洋介)が訪ねて来るが、二人ともまともに話し合おうとしない。

この問題について孫作(奥村公延)とたね(佐々木すみ江)、筆子(浅田美代子)と健一(河西健司)の二組の夫婦もまともに話しあおうとしないことに、さくら(高野志穂)は腑に落ちない様子。

日本的な夫婦像を象徴的に描いているこの回。学校でまで同僚の先生に相談するさくら。すると、離婚経験のある沢田先生(野口五郎)に聞いてみたら、と言われて、本当に聞きにいってしまう。

職員室の場面で、バックに吹奏楽部の練習と思われる音が流れていて、それが「ファースト・ディヴィジョン(有名なバンド教本)」の最初のアルペジオと半音階スケール(中学の時やった、やった)。小技が利いてますね。

動揺し怒る沢田先生。目が点になって見ている他の先生達。おかしな場面です。今回は沢田先生役の野口五郎が結構目立っていました。

確かもう少し後に、沢田先生の別れた奥さん役で森公美子が出てくるのだったと思う。二人とも役よりも本人のイメージが強すぎて妙な組み合わせだ。

野口五郎演ずる沢田先生は、ほとんど笑ったりおかしなことを言わない。むしろ怒っていたりすることの方が多い。それなのに見る者を笑わせてしまうのは演出の力であり野口五郎の力量であろう。

不思議なことだが、いわゆる「新御三家」と呼ばれた、郷ひろみ、西条秀樹、野口五郎、この3人はそれぞれアイドル歌手として名を成した人物だが、3人揃ってお笑いの才能もある。「8時だよ!全員集合」などにゲスト出演してコントをドリフの面々と一緒にやっている時の絶妙のやりとりが印象に残っている。長さん(故いかりや長介)も著書の中で彼らの笑いのセンスを絶賛していたように思う。(沢田研二、堺正章、井上順なんかもお笑いをやらせると非常にうまい)。

この頃の人達は、歌手は歌だけ歌っていればいい、というのではなく、総合的なエンターティナーとしての意識が強いのだろうか。観客を楽しませるためならばどんなことでもするのだという、凄みすら感じさせる。
それだからこそこれだけ長い間芸能界で生き残っているのだと思う。

 

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